先生のあんなこと ゆうま

ぼくは中学3年の勇摩です。ぼくは、通っている中学の竹内先生が大好きで
す。去年は担任でしたが、今年は離れてしまって少し残念です。でも、英語
の授業があるし、水泳部でも一緒だから、別にいいんです。

竹内先生は、今27歳。K1の魔裟斗に似ているんだけど、絶対魔裟斗より
もかっこいいです。ぼくたちの学校には室内プールがあるんで、一年中水泳
部の活動ができます。ということで、一年中竹内先生の引き締まった逆三角
の体も見られるんです。

竹内先生は、くやしいけど女子にもすごくもてます。2月のバレンタインデ
ーなんて、職員室のデスクにたくさんチョコが置いてありました。
「え~、女子のみんな。とってもうれしいんだけど、学校だってことを忘れ
ないで欲しい。みんなからすれば、僕はもうおじさんなんだから、彼氏にあ
げなさい。」
なんて授業中に言ってました。

クイックターンができなかったぼくに、毎回の部活の
後30分ほど個人レッスンしてくれました。そして、できるようになった日、
竹内先生はぼくを抱きかかえて一緒に喜んでくれました。

その日の下校中、興奮気味のぼくは、かばんを一つ忘れていることに気付
き、慌ててプールに戻りました。更衣室にはまだ明かりがついていて、竹内
先生がいるようでした。先生はいつも部員を帰らせた後、自分もいくらか泳
いで、プールの整備などをしてから出るって言ってました。ぼくは、かばん
を取ろうと、
「失礼します。忘れ物をしました。」
と言って更衣室に入りました。

びっくりしました。竹内先生が全裸で体を拭いていたのです。盛り上がった
肩甲骨と引き締まったお尻が目に飛び込んできました。
「あっ、すみません。ぼく、忘れ物をしたんで…。」
「勇摩か。今日はうまくできたから、慌てたんだな。」
竹内先生は全く動揺せず、タオルをばさっと広げて腰に巻きながらこっちを
向きました。
「明日もがんばろうな。」
「は、はい。ありがとうございました。失礼しました。」
ぼくは真っ赤になって更衣室を飛び出しました。チラッとだけど、竹内先生
のでっかいちんぽと玉を見てしまいました。竹内先生の競パンの巨大なもっ
こりとはみ毛は先輩達・同級生の間でも評判だったけど、生で見てしまった
ぼくは、本当にどきどきしていました。全然勃ってないのにあんなに大きい
なんて…、勃ったらどうなるんだろう…、帰り道はそんなことばっかり考え
ていて、ぼくのちんぽも完全に勃起していました。家に帰ったらすぐに抜い
て、でも思い出したらまた勃ってきて、あの日は何度も何度もしこしこしこ
しこしていました。 ぼくは、完全に自分が竹内先生を愛していることを自覚しました。それから
というもの、部活の時も、英語の授業も、先生の体や股間、かっこいい顔を
見るたびに勃起してしまうので、本当に困っていました。

ある日、試験前で部活がストップしている時でした。竹内先生は授業にも熱
心で、「質問コーナー」とか言って放課後自由に質問できる補習を開いてく
れていました。ぼくはちょっとでも竹内先生と一緒にいたいから、下校時刻
の5:00までそこで勉強していました。そしていったん帰りかけたんだけど、
抜け駆けしてもう一つぐらい質問して竹内先生を独り占めしようと思って、
うまく友達をまいて学校に戻りました。

職員室に行こうとすると、竹内先生が出てきて、超ラッキーって思っている
と、竹内先生はぼくには気付かず、プールの方へ向かっていきました。あ
っ、部活がなくっても、先生は泳いでるんだって思って、後を追いかけよう
としたら、急に野口先生が出てきて、竹内先生と同じ方に向かうのが分かり
ました。野口先生はその時、大学を出たばかりの若い男の先生で、陸上部の
顧問をしていました。女子からは「かわいい」って言われていました。

ぼくは、なんかすごく悪いことをしているような気になりながら、見つから
ないように後をつけました。竹内先生はプールには行かず、手前のトイレに
入りました。そして、野口先生もそのトイレに入りました。ぼくは疑いもな
く、な~んだ、トイレだったのかって思い、そうだ、うまくいけば竹内先生
のちんぽをもう一回見られるかもしれないと思って、トイレに入ることを決
めました。さらに、野口先生のもおまけで見られるかもしれないって、ばか
なことも考えていました。「勇摩、今頃何してんだ!」って言われたら、急
に腹が痛くなったとか何とか言えばいい、と思っていました。

ぼくは、そこに二人の先生がいるイメージで静かにトイレに入りました。と
ころが、先生達の姿はなく、代わりに大のボックス一つだけが閉まっている
のを発見しました。最初は何が何だか分からなかったんだけど、ボックスか
らガタッと音がして、一瞬「うっ、はぁ・・・」って声がしたのを聞いて、びっ
くりして外に出ました。先生達は確かにいる。ぼくは何かを確かめたくっ
て、物陰に隠れて待ちました。

しばらくすると、竹内先生と野口先生がそろってトイレから出てきました。
野口先生が周囲をうかがうのが分かりました。そして、その後の会話で、ぼ
くは全てを悟ったんです。
「竹内先生、よかったです。今度は、俺のアパートでやりませんか。」
「ああ。でも野口、お前激しすぎるよ。」
「だって、俺先生のこと大好きなんですよ。憧れ、じゃないな。やっぱ好き
です。」
竹内先生と野口先生は軽くキスをして戻っていきました。ぼくは、竹内先生
が男どうしでOKなんだと分かって、すごく嬉しくなりました。同時に、ぼ
くみたいなガキとは比べ物にならない大人のライバル出現に落ち込みまし
た。それなのにちんぽはいつものように勃起して、それを隠しながら見つか
らないように学校を出るのが大変でした。
ぼくは、本気で自分を磨く決心をしました。年齢では絶対に追いつけない
し、いくら慌てたって大人にはなれないし、少しでも竹内先生が意識してく
れる人間にならなきゃって思ったんです。
で、これまでは部活だけだった水泳も、スイミングに通って鍛え続けまし
た。親に頼んで専属のトレーナーにも付いてもらい、ウェイトトレーニング
とかもするようになりました。どっちかと言うとぼくは貧弱な感じだったん
だけど、中1の終わりごろからぐんぐん成長し始めて、身長がでかくなり、
声変わりもして、あっちこっちに毛も生えてきました。顔つきも変わってき
たって言われました。髪も思い切って短く切り、ツンツンに立てて登校しま
した。見かけだけって思われるかもしれないけど、水泳の記録もどんどん上
がって、上位入賞することも増えたし、何か自分自身に自信がついたってい
うか、いつも胸張っていられるようになったんです。何人かの女子に告白さ
れたのも初めてでした。
野口先生のことは、できるだけ気にしないようにしました。でも、野口先
生の授業になって、先生がそばに近付いてくると、
「見てろ~。俺が竹内先生を奪ってやるからな~。」
って思って、妙にイライラしました。野口先生が、
「勇摩、なんかこのごろ男っぽくなったよな。」
とか言ってくると、
「あんたには負けねえぞ。てか、俺ねらってんじゃねえぞ。」
って思っていました。

ぼくは中2の秋、なんと竹内先生の推薦があって、部活のキャプテンにな
りました。竹内先生のぼくへの接し方が、ガキ扱い・素人扱いじゃなくなっ
てきていることは実感していましたが、まさかキャプテンに推薦してくれる
なんて思ってもいませんでした。
でも、正月明け、ぼくはスランプにおちいってしまいました。肩の動きが重
くって、思うように泳げないし、タイムも全然伸びませんでした。ぼくはイ
ライラして、同級生や後輩にきつく当たってしまいました。
そんな練習が一週間ぐらい続いた時、竹内先生が強制的にぼくをプールから
出しました。ぼくが泳ぎたいって言っても、もう無視状態。ぼくは怒って更
衣室でタオルをかぶってふてくされていました。

練習が終わり、他のみんながまるで怖い物を見るかのような感じでぼくを避
け、着替えて帰っていくのが余計にむかつきました。ぼくがいらいらをぶつ
けたのが悪いんだけど、いつもは仲のいい同級生まで目も合わさずに帰って
いきました。

「勇摩、ちょっと来い。」
竹内先生がぼくを呼びました。でも、むかついていたぼくは、無視しまし
た。
「勇摩、話がある。来い。」
竹内先生は、ぼくの腕を無理やりつかんでプールに連れ戻しました。
「痛い!離せ。」
「ちょっとスランプになったぐらいでキレまくって、そんなんじゃキャプテ
ン務まらないぞ。」
「なりたくてなったんじゃねえよ。先生が決めたんじゃないか。」
「お前、何のためにがんばってきたんだ?トップになりたいって思って努力
してきたんだろ。この二年近く、お前の様子を見てきたんだから先生は分か
るよ。」
「同情なんていらないよ。分かったようなこと言わないでくれよ。」
竹内先生に噛み付いている自分を止めることができませんでした。先生にこ
んな態度とったら嫌われるかもしれないし、ダメだダメだって思うのに、口
からは反対に暴言ばかり出てきてしまうのです。

「分かってるよ、勇摩。」
「分かってねえよ。野口とそのトイレでエロいことやってたじゃねえか。先
生があんなことしていいのかよ。」
しまった、と思いました。でも、もう遅かった・・・。空気は一瞬凍りつきまし
たが、竹内先生の反応は意外にも冷静でした。
「やっぱり勇摩が見てたんだな。そうか、勇摩だったんだ。」
竹内先生はプールサイドから飛び込んで、バタフライを始めました。ぼく
は、ガタガタ震えながら、その様子を見ていました。
竹内先生は何度か往復して、そして上がってきました。タオルで体を拭きな
がら、ぼくに話しかけてきました。
「で、軽蔑する先生となんて、やってられない、か。」
ぼくは、ずいぶんあっさりと認める竹内先生に、なぜか不思議な感じを覚え
ました。
「理由はどうあれ、俺と野口はやっちゃいけないことやったんだ。言い訳な
んてしないよ。勇摩、だめな先生でごめんな。」
「ちがうんですよ。」

ぼくは、全てを話す決心がつきました。
「ぼくは、先生に認めてほしかったんです。一人の男として見てもらえるよ
うに、がんばろうって思ったんです。ちょっとでも先生に近付きたくっ
て・・・。だから・・・。」
ぼくは泣いてしまいました。もうそれ以上何も話せませんでした。

その時、竹内先生がそっと肩を抱いてくれました。
「勇摩、俺はちゃんと認めてるぞ。あの日、誰かに見られたなってことは、
俺も野口も分かってた。あの時間に、そこのトイレ使うやつなんていないか
ら。扉が開いたの分かったからな。それなのに、何も変わらなかった。唯一
つ変わったのが、勇摩、お前が水泳に打ち込むようになったことだった。今
つながったよ。勇摩、俺のことを思っていてくれたんだな。」
「優しくしないでください。野口先生が好きなんでしょ。」
「野口とは、あの時だけだよ。」

野口先生は、竹内先生の後輩なんだそうです。二人は、それぞれ別の彼氏が
いて、お互いにゲイだってことをカミングアウトした関係だったそうです。
で、偶然にもこの中学に採用されて再会ってこと。ちょうど野口先生が彼氏
と別れて落ち込んでいた時に、竹内先生を誘って、竹内先生もそれに乗った
んだそうです。

「じゃ、野口先生とは?」
「あれっきりだよ。」
「じゃ、先生は?」
「俺か?俺はただいま恋人募集中。悪かったな。」
ぼくは、本当の兄貴と話しているような感じになってきました。
「ぼく、立候補していいですか。」
勇気を出して言ってみた。
「う~ん。生徒は無理だなぁ。」
一瞬で撃沈。ぼくは何のために男を磨いてきたんだろ、そう思った時です。
「俺から予約しておいていいか?卒業して、もし勇摩がまだ俺のことを好き
でいてくれたなら付き合うって。勇摩、俺は先生としては好きになっちゃい
けない。けど、竹内毅(つよし)として、勇摩に言うよ。ずっと、お前が可
愛くてしかたなかった。好きだ、勇摩。」