ママのいなか

今年の夏、ママのいなかへ行ったとき、いとこたちと海に出かけたの。私のママは四人姉妹の次女で、いとこは全部で7人。
一番うえが中二のなっちゃん。次が中一のかすみちゃん。その次が小6のあたしと同い年のゆみかちゃん。
なっちゃんの妹が小5のともみで、かすみちゃんの妹が小4のはるか。
ぜーんぶ女の子ばっかし。どうもママの家系は男の子が生まれないみたい。
そんな中でたった一人の男の子が、ママの一番下の妹のところの一人っ子大輔くん。
小5だったかな。
海に行ったのは私のママと、ママのお姉さんの美由紀おばさん、ママの下の妹の恵子おばさんと、いとこ全員。大輔くんのお母さんは出かけてて
不参加だったけど、それでも女ばかり九人と、男の子一人。
大輔くんと会うのは二年ぶりくらい。それほど体は大きくなくて、ちょっと
ぽっちゃりしたかわいい子なんだけど、言葉づかいやそぶりなんかがずいぶ
ん男の子っぽくなってて、ちょっとうれしかった。
海はそこそこににぎわってて、あたしたちも海の家の更衣室で着替えて、さあ泳ごう、と出てきたら、更衣室の入り口で大輔くんが、ふくれてる。
「どうしたの?」と聞いたら、「おれの水着忘れてきたんだって。どうやって泳ぐんだよ」
あたしがなにか言おうとしたら、美由紀おばさんが割って入った。
「男の子なんだから、はだかんぼでいいじゃない」
「いやだよ。そんなの」
「なに恥ずかしがってんの」
美由紀おばさんは、全然取りあってくれなかった。そのままみんなは浜辺の
一角にシート引いて、あたしたちは海に向かった。
しばらくきゃあきゃあいって遊んでからふと見たら、大輔くんは上半身は裸
で、下は半ズボンのまま、波打ち際でつまんなそうにぱちゃぱちゃやってる。
「だいちゃん、なにしてんの」
なっちゃんがそう言いながら近づいていく。
「べつにぃー」
大輔くんが答えた瞬間、なっちゃんが海の水を手ですくって、大輔くんに
かけた。
「わあっ、つめたい」
かすみちゃんもいっしょになって、二人で大輔君に水をかけはじめた。
「やめろよぉー。やめてっ」
すこし男の子っぽくなったとはいっても、体つきは中学生の二人のほうが勝っている。大輔くんも反撃したけど、瞬く間に、下半身はびしょぬれ。
「あーあ。ぬれちゃったね。そんなら、もういっか」
なっちゃんは大輔くんの手をつかんで、海の中に引きずり込もうとする。
「わぁっ。やめっ」
とうとう大輔くんは全身、海の中。

「早く脱いで」
びしょぬれになって戻ってきた大輔くんを一目見て、美由紀おばさんは言った。
「いやだよ。そんなの」
「なにいってるの。風邪ひくでしょ。」
「だってぇ」
「ぬれた服着てるくらいなら、裸のほうがまだいいかもね」
と、今度は恵子おばさんが言った。
「代わりのズボンとかないの?」
「今日はもってこなかったの。さあ、早く脱いで」
いつの間にかいとこたちも全員、戻ってきていた。
大輔くんはあたしたちの顔を交互に見て言った。
「ぜったいにいや。」
美由紀おばさんは、これを聞いて少し強いいいかたをする。
「男の子のくせに恥ずかしがってるんじゃないの」
それから美由紀おばさんはしゃがむと、大輔君のぬれたズボンに手をかける。
「なにすんだよ。やめてっ」
必死にズボンを押さえようとする大輔くんの後ろに立っていたのは私のママだった。ママは大輔くんのわき腹をこちょこちょっとくすぐった。
一瞬、ひるんだ隙にママは大輔くんの両手をつかんで、ばんざいさせてしまった。
「わあっ」
大輔くんの叫び声とともに、美由紀おばさんはあっけなくぬれたズボンをパンツごと引きずりおろしてしまった。
日焼けした体に、くっきりと真っ白なパンツのあとがあらわれて、その真ん
中に、ちっちゃなおちんちんがぷるるんって飛び出した。
男の子のおちんちんって、こんなにばっちり見たのはじめて。
思ったより小さくて、たまたまのほうが大きく見えた。
「わあっ、だいちゃんのおちんちんみーちゃった」
なっちゃんがそういうと、大輔くんは真っ赤になって「みるなよー」と叫ぶ。
「男の子が恥ずかしがるんじゃないの」
「そうそう。昔はみんなはだかんぼだったのよ」
ママとおばさんたちは口々にそういいながらも、目はしっかりとおちんちんにくぎ付けになってる。
けっきょく、ママたちも見たかったのかな。
美由紀おばさんはバスタオルをもってきて、大輔くんの下半身をふきはじめた。
せっかくのおちんちんが見えなくなっちゃった。
おばさんは大輔くんの足をふき、おしりをふき、ついにはおちんちんの部分をタオルごしにわしづかみにした。
おもわず大輔君の腰が引けると、ママが後ろからおしりを押す。突き出されたおちんちんを包むように美由紀おばさんが拭いていく。
「さあさあ、早いとこふいちゃわないと」
大輔君は戦意喪失といったとこ。もうされるがままだ。
「ねえねえ、みたみた?」
あっけにとられてなっちゃんも、われに返って、わざわざいとこたちに確認している。
「うん。ばっちり見ちゃった」
「かわいかったね。赤ちゃんみたい」
同い年のともみやはるかにまでこんなこと言ってる。
大輔くんは真っ赤になって下を向いたままだ。ゆっくりとおちんちんをふきおわると、美由紀おばさんはバスタオルを持っていってしまった。
またまたおちんちんがあらわになる。ママったら、いつまでバンザイさせておくんだろう。
いとこたちはぐっと大輔くんに近づいた。よく見るとおちんちんは日焼けしていない股間の皮膚よりさらに白くて、あたしの親指くらいの大きさだった。
太さはもう少しあって、どんぐりみたいな形している。
「さあ、しばらくはだかんぼで遊んでなさい」
ママはそう言って、手を離した。もちろん、すかさず大輔くんは両手で股間を隠した。
「ねえ、だいちゃん、海行こうよ」
「いこういこう」
なっちゃんとかすみちゃんが、大輔くんの両手をつかんで引っ張った。
「やだあっ。やだあっ」
腰を落とそうとする大輔くんのおしりを、恵子おばさんがぐいっと押した。
「さあ、いっといで」
海に連れて行かれた大輔くんは、しばらくなっちゃんたちと泳いでた。
海の中なら、見られることもないから、少し安心したようだ。
しかし、そのあと、なっちゃんは大輔くんを砂浜につれてきた。
「だいちゃん、はだかんぼだから、他の人におちんちん見られないように
砂の中に埋めてあげようね」
そんなことを言って、かすみちゃんとあたしとともみとはるかに穴を掘らせる。
ひと一人入るくらいの穴があくと、そこに大輔くんを横たわらせた。
大輔くん、ちょっと抵抗したけど、裸になったとたんに弱気になったらしく、
あっさりと寝かされた。かすみちゃんが押さえている間に、あたしたちは砂をかける。
やがて大輔くんの体のうえに砂の山ができた。
かすみちゃんとなっちゃんはその砂の山の上にまたがった。なっちゃんは大輔くんの
おなかのうえあたり、かすみちゃんは足の上あたり。
もう大輔くんは身動きできなくなっちゃった。大輔くん、ずいぶんと重そうでちょっとかわいそう。
「だいちゃん、重そうだから、少し軽くしてあげるね」
なっちゃんはあたしとゆみかちゃんともみとはるかに向かって言った
「ここの砂、どけてあげたら?」
あたしたちは嬉々として掘った。もちろん股間の砂の山を。
誰が一番最初に掘り当てるかな。

なんとなんと最初に掘り当てたのは一番年下のはるか。
「あったあった。きゃっ、さわっちゃった」
だって。恐るべし四年生
「きやーっはるかのエッチ」
なっちゃんはそう言うと下のくぼみにたまった海水を手ですくって
大輔くんのおちんちんにかけた。
砂だらけのおちんちんがきれいになった。
「あたしもさわっちゃおうかな」
なっちゃんは大輔くんの顔を覗き込む。
「やっ、やめろよぉ、へんたい」
大輔くんは真っ赤になりながら、精一杯の抵抗をするなっちゃんは大輔くんの反応を楽しむかのようにゆっくりと手をのばしていく。
「やっ、やめろよぉ」
真っ赤になる大輔くん。かわいい。
なっちゃんは、人差し指で大輔くんのおちんちんをぷるんぷるんとはじいた。
興奮してあたしは胸がどきどきする。
それからなっちゃんは人差し指と親指でおちんちんをつまむと、ゆっくりと下へひっぱった。さきっぽがぺろん、とむけて、ピンク色の先端がでてきた。
もうびっくり。おちんちんって、あんなふうになってたんだ。
「わぁ」とかすみちゃんがつぶやいた。
「だいちゃん、これがおっこする穴なのかな?おしえてよぉ」
なっちゃんはそう言ったが、大輔くん、返事もできない。
それからなっちゃんは手のひら全体で大輔くんのたまたまを包むようにつかんだ。
くるみをころがすようにたまたまをもんでいく。
「たまたま、ちゃんとふたつあったよ。おもったよりも大きくて、丸いのがわかる」
なっちゃんはそう言った。なっちゃんはひとしきりおちんちんをもみしだくと、かすみちゃんと交代する。
かすみちゃんが触っている間に、なっちゃんはビデオカメラをとってきた。
「ばっちり撮影しちゃうね」
大輔くんはおどろいた顔をする。
「やだぁーっ。ぜったい、いやぁ」
なんか五年生というよりもっとあかちゃんみたい。
なっちゃんは、無常にもおちんちんのどアップと、はずかしさにうちひしがれる
大輔君の表情を交互に撮影する。
次はゆみかちゃんの番。ゆみかちゃんはたまたまの裏側までひっくり返して
みてた。こんなチャンス、もう二度とないもんね。
あたしの番。ごくっ、とつばを飲み込んだら「やあね、ゆうき、エッチい」と
かすみちゃんに言われた。
あたしはかわいいおちんちんとたまたまをいっしょにわしづかみにした。
そのままもんでみる。なんてやわらかいんだろう。手のひらのなかで
おちんちんと二つのたまたまがぶつかり合ってる。
夢中でもんでいたら、おちんちんがすこし硬くなった。
「あっ」大輔くんがうめき声をあげる。あたしはこわくなって手を離した。
あたしの目の前で大輔くんのおちんちんがびくんびくんと立ち上がっていった。「わぁ、すごい」
ゆみかちゃんが声をあげた。
「だいちゃんのぼっきの瞬間、撮影しちゃいました」
なっちゃんがそういう。
「おちんちん、立っちゃったね。きもちよかったの?」
かすみちゃんはそうたずねる。大輔くん涙目。ちょっとかわいそう。
あたしはともみと交代した。大輔くんのおちんちんは天を向くかっこうに
なって、相変わらずかわいいけど、ずいぶん太くなった。ともみはどう
さわったらいいかとまどいながら、硬くなったおちんちんをつかんだ。
最後のはるかは、なっちゃんに教えられてつかんだおちんちんを上下に
しごいていた。
「こうすると射精しちゃうのよ」ってなっちゃんは言ってたけど、大輔くん
のおちんちんはまだ子供なので、射精することはなかった。
それから、なっちゃんはおちんちんの部分をもう少し削り取った。
白く焼け残ったパンツのあとがくっきり見える。
それからわざわざ人がとおる方向と反対側にあたしたちを移動させた。
あるく人たちから、大輔君のおちんちんがばっちしみえる。
くすくすと笑って通る人もいれば、目を大きくして驚いている人もいる。
わざわざそばを何度も通る女の人も何人もいた。
大輔くん、ここから出してょぉ、って何度も叫んでた。そうとう恥ずかしか
ったみたい。でも、おちんちんはずっと硬くなったままだった。しばらくして少し寒くなってきたので帰ることになった。
荷物をまとめて海の家の更衣室へ。一人だけ男子更衣室へ行こうとする大輔くんを
美由紀おばさんがひっぱった。
「あんた一人なんだから、こっちでいっしょに着替えな」
「えーっ、いやだよ、そんなの」
「更衣室使うだけでいくらかかると思ってるの」
結局、大輔くんはしぶしぶ女子更衣室へ。もちろんはだかんぼのままだ。
更衣室は真ん中が広い通路で、両側がカーテンつきの着替え場所。
真ん中の通路のつきあたりに三つのシャワーがあって、そのまえに三列の長い
人の列ができている。
あたしたちといっしょに、大輔くんは必死に股間を隠したまま、列に加わった。
周りの女の人たちはくすくすと笑いながら、大輔君のおしりをみている。
ようやくあたしたちの番になった。みんな列に並ぶ人たちと目があわないように
列とは反対方向を向いてシャワーを浴びる。あたしたちもそうした。
続いて大輔くんの番。同じように列に背を向けてシャワーを浴びようとしたら、
後ろにいた美由紀おばさんがつかつかとよってきて、くるり、と反対側を向かせた。
「えっ」と声をあげてけげんそうな顔で大輔くんが見上げたとき、おばさんは
大きな声で言った。
「おちんちん砂だらけじゃないの。洗ってあげるから、ばんざいしなさい。」
列に並んでいた人たちがいっせいに大輔くんをみた。
下を向いていた人も、横を向いていた人もみーんな。
大輔くんは列に並ぶ大勢の女の人たちに向き合うかっこうで、おばさんの手で両手を
上にあげさせられた。
「いいよっ、じぶんでやるよぉ」
必死に股間を隠そうとする大輔くんに、美由紀おばさんは笑いながらこういった。
「男の子がなに恥ずかしがってるの。どうせあかちゃんみたいな小さなおちんちん
なんだから、恥ずかしがるほどのものじゃないでしょ」
おばさんはそれから、両手を下ろすことを許さずにシャワーを浴びせた。
大輔くんのかわいいおちんちんは、いつまでもさらされ続けていた。
よく見ていたら、並んでいる女の人たちは、全員、大輔くんのおちんちんを目を
そらさずに瞬きもせずにじっと見つめていた。
「わあ、丸見え」
「こんなに長い時間じっくりおちんちん見たのはじめて」
「あの子、恥ずかしそう。もう高学年でしょ」
「かわいいね。」
あからさまに声に出して言う人も大勢いた。大輔くんにも聞こえたんだろうな。きっと撮影が始まると、ぼくと和也は大森大樹の後ろに回った。
大樹は教室で座っている優香の前に立って話をしている。
大樹はこのドラマの主役。小学六年生で、小柄ですこしぽっちゃりしてるけど
クリッとしたレッサーパンダみたいな目をしていて女の子のようなかわいい顔
をしている。ぼくが見たってかわいくてついさわりたくなるほどだ。
このドラマ学校のいじめがテーマ
ぼくと和也はいじめっ子の役。ぼくも和也も本当は年下の五年生なんだけど
体は大樹よりずっと大きいから。
ぼくは大樹の後ろから近づき、そばの机に飛び乗る。勢いよく大樹のTシャツを
つかんで引っ張りあげた。するするっとシャツは脱げ、大樹は上半身裸になる。
ここまでは台本どおり。
和也は大樹のおしりのあたりにしゃがんでズボンとパンツをいっきに脱がし
そのまま足首まで下ろしてしまった。
「きゃっ」優香が小さく叫んだ。座っている優香の目の前で、大樹はすっぱだか
にされた。あの大樹のおちんちんが間近に見られるなんて、優香はついてる。
台本では脱がされるのシャツとズボンだけ。でも、撮影の前に監督に呼ばれた。
「パンツも脱がしちゃって」
監督はそう言った。ぼくには大学生のお姉さんと区別できないくらいの年齢の
めずらしい女の監督だ
「いいの?」
「もちろん大樹にはないしょ」
「でも、おちんちんが写ったら放送できないでしょ」
「斜め後ろから撮るから、大樹のおしりしか写らない」
「ほんとにいいの?」
「みんなみたいでしょ大樹の裸。でもオンエアはできないから、せめておしりと
女の子にみられて恥ずかしがる大樹と、大樹のおちんちん見てる優香の表情
を撮りたいの」
というわけだ。
大樹はすっぱだかにされた自分の姿をみて真っ赤になって、股間を隠した。
残念。ぼくにはおちんちんは見れなかった。
でも優香は目の前でばっちし見た。驚いたような恥ずかしそうなうれしそうな、
顔をした。
大樹は真っ赤なままうずくまってしまった。そこでカット。
「優香ちゃん、とってもよかったわ。でも大樹くん、なんか言ってよ」
「だってぇ、だってぇ」
「プロなんだから、とっさにせりふ言わないと」
「ひどいよぉ。こんなの。台本と違うじゃん」
大樹は涙目だ。かわいそ。
「男の子なんだから、おちんちん見られたくらいで恥ずかしがるんじゃないの」
「でも・・・・」
「もう一回やるよ」
「ええっ、そんなぁ」
「でもその前に、少し訓練が必要かな」
「くんれんって?」
「女の子たちにおちんちん見られても、ちゃんとせりふが言えるようにね」
監督はニコッと笑った。もしかしたら、それが本当の目的だったのかもしれないとぼくは思った。監督は裸の大樹の手を引っ張ると、別室へと促した。
「ちっちょっと、まってよぉ」
必死に股間を隠しながらついていく大樹。
なぜかぼくと和也も呼ばれた。
薄暗い廊下を歩き、やや行くと控え室がある。
「ここ、誰の控え室かな」
監督はいじわるく聞いた。大樹の顔色がかわった。
「まっ、まさか」
そう。そのまさか。ここは女子生徒役の子役たちの控え室。
ドラマの中では同級生を演じている女の子たちがいる。
「さあ、なかに入ろうか」
「いやっ、ぜったいいやだぁ」
大樹は必死に抵抗する。
「ほら、ゆうきくんも和也くんもなに見てるの。手伝って」
監督はそういうと控え室のドアを開けた。しかたなく、ぼくは力まかせに大樹のおしりを押した。
わっ。なまのおしり触っちゃった。
突き飛ばされるように大樹が中に入ると、きゃっ、と声があがった。
「なになに」
「大樹くんはだかんぼ」
「なんかあったの」
あちこちから声が上がった。続いてぼくが中に入ると、女の子たちは
中に20名ほど。みんな目を丸くしてみている。
「はい、しずかに。」
監督は手をぱんぱんとたたいた。
「大樹くんは女の子におちんちんを見られるシーンの撮影だったんだけど
恥ずかしがってうまく演技できなかったの。そこで、みんなに見られる
訓練してもらおうと思うの」
女の子たちの前に監督は大樹を連れて歩み出た。
必死で股間を押さえている大樹の両手を、監督の両手がつかむ。
「いやっ。だめだめっ」
大樹は真っ赤になっていやいやをする。
年下の男の子のぼくがみても、めちゃくちゃかわいい。
「さぁ、大樹くん。みんなに見てもらおうか」
監督は大樹の耳元に口を寄せてそう言った。
「やっ、やめてぇ。監督、お願い」
大樹は懇願した。
「そんなことだから、いい演技ができないのよ。プロなんでしょ」
監督は冷たく言うと、女の子たちを見回した。
「さあ、みんなしっかりみてね、大樹くんのおちんちんでーす」
監督は力づくで大樹の両手を上げ、ばんざいのかっこうをさせた。
あんまり力はなさそうな大樹はなすすべもない。
大樹のおちんちんが女の子たちの目の前にさらされた。
体の色とおなじくらい白いおちんちんで、もちろん皮かぶってる。
見たところたまたまもおちんちんもずいぶん小さい。
「わあーっわあーっ」
大樹は叫び声を上げるが、女の子たちは、きゃーっと言いながらも
寄ってきた。
「大樹くんのおちんちんかわいい」
前列の女の子が声を上げる。
「男の子おちんちんって、はじめてみた」
という子もいる。
「みないでぇ。お願い。みないで」
大樹はそう叫んで腰を引いた。
「ほら、手伝ってよ」
監督はぼくたちを呼んだ。ぼくと和也は大樹をはさむかっこうで両側に立ち、
監督から大樹の両手を引き継いだ。
手が自由になった監督は大樹のおしりに手を回し、ぐいっと押した。
大樹はおちんちんを女の子たちに向かって突き出す姿勢になった。
「わあ、すごい」
女子たちは大喜びだ。大樹は、あっ、あっ、と声にならない声を
出している。恥ずかしそうな顔がたまらなくかわいい。
やがて女の子たちが、私にかわって、とやってきて、奪い取るように
大樹の両手をつかんだ。「さあ、大樹くん。みんなに言えるかな。ぼくのおちんちん
みてください、って」
監督はそういうが、大樹は返事もできない。大樹の周りには
すでに大勢の女の子たちが取り巻き、わざわざしゃがんで
おちんちんに顔がくっつくくらいの近さで見ている子もいる。
女の子たちのすごさにぼーぜんと見ていたら、監督が僕たちのそばに寄ってきた。
「そうね、いくらなんでも一人だけはだかんぼじゃかわいそうか」
いやーな予感がした。監督は僕のおしりをぽんっとたたいた。
「君たちも脱いでみようか」
ほうらきた。
「ええっ、いやだよ。ぜったいいや」
和也が言うと子役の女の子が聞きつけた。
「勇気ないの。ほんとに男なの」
「うるせぇ」
「ほんとに男なら証拠をみせてよ」
和也は真っ赤になった。
「そうね。ほんとに男なら、おちんちん見られたくらいで
恥ずかしがらないわね」
監督がそう言った瞬間、ぬーげ、ぬーげと女の子たちが言う。
和也は真っ赤なまま下を向いてしまった。
「それつ、やっちゃえ」
監督がそう言ったとたん、女の子たちが和也に飛び掛った。
なんて思ってる場合じゃない。ぼくも背中に飛びつかれ、
よろけたところを足を引っ張られたので、どしんと床に
しりもちをついた。いてぇと言っているところを押し倒され
両足に三人乗っかった。
やめろよぉ、と叫んだけど、もうだめだ。両手をつかまれ、
気がついたらTシャツを脱がされていた。
裸のおなかの上に一人がまたがって、足に乗っている女の子と
二人がかりで、ズボンのチャックを下ろした。うわっ、やめろぉ」
ぼくは必死で抵抗したが、身動きひとつできない。
「いくよぉー。それぇ」
女の子たちの掛け声とともに、ぼくのズボンはパンツごと引きずり下ろされた。
「わぁーっ。」
女の子たちの歓声を聞きながら、ぼくの頭の中は真っ白になった。
さっき大樹が何も言えなくなったのもよくわかる。
恥ずかしさをとおりこして、ショックで何も考えられないんだ。
気がつくと、ぼくは、わぁーわぁーっと叫んでいた。
それとともに急に恥ずかしさが体の中からこみ上げてくる。
ぼくはいつの間にか両脇を女の子たちに抱えられ、立ち上がらされていた。
監督は素っ裸にされたぼくたち三人を女の子たちの前に並べた。
「どれどれ、比べてみようか」
監督が言うまでもなく、女の子たちが口々に言う。
「ゆうきくんのおちんちん、おっきいね」
「大樹くんのおちんちん、ゆうきくんの半分くらいかな」
「和也くんより小さいよ。年下に負けてるね」
ぼくたち三人並んだことで、かえって大樹のおちんちんの小ささが
めだっちゃったみたい。大樹まっかっか。
そのあとは、なんと写真撮影会が始まった。女の子たちは携帯や
デジカメで素っ裸の大樹と並んで写真撮ってる。
大樹は必死に隠そうとするんだけれど、もちろん両手はつかまれ
おちんちん丸出しのまま入れ替わり立ち代り何枚も何枚も撮影
されている。
「大森大樹くんの全裸写真って、いくらで売れるのかなあ」
なんて言っているやつもいた。
一方、ぼくたちはおちんちん比べが終わると全然見向きもされ
なかったので、さっさと服着て、出てきちゃった。
なんか、あんまり見られないのも、さびしいというか、
恥ずかしい思いをしたぶんだけ、損したなって思った。
その後、再び、大樹は例のシーンを取り直し、無事に放送された。
脱がされる部分を何度も何度も予告放送してからだ。
このドラマ、瞬間最高視聴率が40%超えたらしい。
一応最終回が最高視聴率とったといわれているが、監督に聞いたら
やっぱり大樹のおしり丸出しシーンが一番だったらしい。
みんなけっこうエッチなんだね。