少年期大空翼を陵辱する

「せ、先輩、何するんですかっ」
いきなり部室の床に突き飛ばされて、翼は相手を見渡した。子供と大人
  ほど違う体格の選手が十人、翼を取り囲んでいる。元々そう体格に恵ま
  れた方ではない翼から見ると、たった二年の差とは思えぬ程、先輩部
  員達は大きく見える。
「お前、いきなりレギュラーだそうだな」
「生意気なんだよ」
床に叩きつけられた拍子に打ったのか、腕がじんじんと痛む。それを更
  に捩じり上げられて、翼は苦悶に呻いた。
「顔はやめとけよ。すぐにばれるぜ」
「そうだな、腹か、脚か」

「せ、先輩、何するんですかっ」
いきなり部室の床に突き飛ばされて、翼は相手を見渡した。子供と大人
  ほど違う体格の選手が十人、翼を取り囲んでいる。元々そう体格に恵ま
  れた方ではない翼から見ると、たった二年の差とは思えぬ程、先輩部
  員達は大きく見える。
「お前、いきなりレギュラーだそうだな」
「生意気なんだよ」
床に叩きつけられた拍子に打ったのか、腕がじんじんと痛む。それを更
  に捩じり上げられて、翼は苦悶に呻いた。
「顔はやめとけよ。すぐにばれるぜ」
「そうだな、腹か、脚か」
脚、と言われた瞬間、翼の肩がぴくり、と動いた。サッカー選手にとって
  一番大事な脚、を傷つけられる訳にはいかない。
「脚はやめて下さい」
毅然と意思表示をすることが、時にどれほど人の心を刺激するか、稚い
  翼は知らない。
4  真吾  2009/05/14(Thu) 23:05
2794  名無しさん  2009/05/08(Fri) 12:51
「じゃあ、まず希望通りに腹、からいくぜ」
三年の、翼が名前も覚えていない控え選手が、いきなり翼の腹を蹴った。
「ぐほっ」
まだ真新しいユニフォームに、スパイクの泥が付く。それでも、見かけより
  はるかに強靭な翼は、くぐもった声を上げただけだった。
「まだまだ」
もう一人が腹に握り拳を埋める。軽い翼の身体はその度に上下するものの、
  反応はさほどでもない。
「ちぇっ」
数度殴りはしたものの、たいした反応もない為、その三年は翼の身体を大げ
  さに転がした。
「やっぱ、脚か」
そう言って翼の脚に触れたのは、二年のレギュラーだった。南葛小学校時代、
  若林の率いる修哲小に敵わなかったこの先輩は、最初から翼を敵視している
  様子で、脚を踏みつけるくらいやりかねない、と翼は思った。

5  真吾  2009/05/14(Thu) 23:07
2795  名無しさん  2009/05/08(Fri) 12:52
「やめてぐだざい、ごほっ」
腹を何度も殴りつけられたせいで、咳が出る。咳き込みながら哀願する翼の
  脚を、先輩は触れた。
「へへっ、つるつるじぇねえか」
脚を傷つけられることを恐れ、怯える翼の顔は、加虐心をくすぐり、徐々に
  違う考えが浮かんでいく。不意に脚を撫で回す手が増えてくるのに、翼は徐々
  に怯えた表情になってきた。
「何でもするって約束するなら、脚だけは許してやる」
出された条件に、それでも翼は頷くしかなかった。
「脚だけは」
繰り返された言葉に、翼は唇を噛み締めた。
 フィールドでは飛び回る翼の身体はすっかり自由を奪われていた。あの大
  柄な二年が抱きかかえるように押さえつけて、身動きすら許されない。後ろ
  から他人に触られたことのない肌を、無遠慮な手が乱暴にまさぐる。子供っ
  ぽさを残した柔らかい肌を這い回るのは、ごつごつした大きな手だった。も
  らって間もないユニフォームが型崩れする程、あちこちから手が伸びてくる。
「おっ、乳首が立ってきたぜ」
ユニフォームシャツを捲り上げながら、小さな突起を弄んでいた三年の補欠
  が唇を歪ませる。
「いた…い」
指の腹で突起を潰され、思わぬ痛みに翼が小さな声を上げた。声変わり前の、
  まるで少女のような翼の声は、抗議としては逆効果でしかない。その上、翼
  の白い腹に刻まれた紫色の痣が痛々しければ痛々しい程、刺激としては大き
  かった。最初は遠慮がちに、ストッキング越しの足の裏や膝の裏を触ってい
  た手さえ、トレーニングパンツの中に忍び込む。むっちりとした太ももや足
  の付け根にまで及んだ手は、更に奥を望むように蠢いた。
7  真吾  2009/05/14(Thu) 23:12
2803  名無しさん  2009/05/08(Fri) 15:53
「んん…っ」
翼には、自分が何をされているのか、よく分からなかった。男と女はそうい
  うことをするのだと知識として知ってはいても、男の自分の身体を触る意味
  は分からなかった。触られる度に、何かむずむずするような感覚も、初めて
  だった。
「なんで…こんなこと…するんですか?」
たまらず口にした翼に向けられたのは、嘲笑だった。翼の言葉など聞こえも
  しなかったかのように、トレーニングパンツに手が掛けられた。
「天才の翼くんの下着ってどんなんだろうな」
「見せてもらおうぜ」
「えっ、や、やめて下さいっ」
それでも、下着を見られるのはさすがに恥ずかしくて、翼は抗った。とはい
  え、押さえつける腕は強く、首を振っただけに終わった。

2804  名無しさん  2009/05/08(Fri) 15:54
ずるり、とトレーニングパンツが下ろされる。白いブリーフを晒されて、翼
  は悔しそうに相手をにらみつけた。
「やっぱり翼はブリーフかよ」
「それも、白」
トレーニングパンツを剥いてしまうと、翼の身体の小ささはいっそう強調さ
  れた。白いブリーフに白いストッキングだけではさすがに落ち着かず、尻を
  もぞもぞさせた。だが、その動きが人目を引かない訳がない。
「さすがにいい尻してるぜ」
翼を抱え込んだ二年は、翼の柔らかい尻を揉み始めた。適度な筋肉で弾力の
  ある尻肉が、強い握力で変形する。
8  真吾  2009/05/14(Thu) 23:13
2805  名無しさん  2009/05/08(Fri) 15:56
「じゃあ、俺はこっちを」
ブリーフの前を触られて、翼の身体がびくっと震える。自分でも触れたこと
  のない部分をいきなり触られるとは思わず、翼が身体をすくめた途端、尻を
  揉んでいた二年の手が尻の割れ目深くに当たった。
「ひっ…」
思わず漏れた声に、翼は恐怖を覚えた。上級生達の意図も、そして自分の身
  体がどうなっているのかも、分からないのだ。
「勃ってきたみたいだな」
「小っちぇ」
ブリーフの合わせ目を持ち上げるように膨らみ、形を見せ始めた翼のものを
  三年補欠が握った。初めての刺激に翼の腰が浮く。その拍子に二年の指が更
  に奥へと動いた。
「あうっ…」
翼のちんこは次第に形をはっきりとしだした。しごく手の動きに合わせて、
  ブリーフのシミも少しずつ広がっていく。
「もう先走ってんのか」
「やらしい奴だな、翼」
訳の分からないなじりに、翼は頭が混乱してきた。これ以上どんな目に合わ
  されるのかも分からなければ、いつ終わるとも分からないこの状態に、さす
  がの精神力も限界に近付いてきていた。
  「俺にも見せろよ」
  そう言って翼のブリーフを覗き込んだのは、腹に蹴りを入れた三年だ
  った。
  「じゃあ、翼のちんぽをみんなで見てやろうか」
  腹にパンチを入れた三年はそう言うと、盛り上がっている股間を気に
  することもなく、ブリーフを引き抜いた。
  「ちいせえな」
  「こんなんで使えるのかよ」
  「ちん毛まだ生えてねえな」
  「まるっきり子供だぜ」
  オナニーも知らない翼のちんこは、まるで赤ん坊のようにきれいな
  ピンク色で、毛も生えていなかった。白い腰の飾りのような子供の
  ちんこではあったが、浴びせられる酷評に、翼の心はついにくじけ
  てしまった。
  「えっ…ぐ…」
  鼻をすすりあげ始めた翼であったが、サッカーの天才として、小さな
  身体で雄々しく戦う大空翼を知っている者にとって、弱々しい泣き顔
  は印象的で、もっと泣かせてやりたいという気になった。
  「もっと足を開かせろ」
  「はい」
  三年の言葉に二年はすぐに従った。翼の足を大きく開くと、そのまま
  腰をもちあげ、まるで子供に小便をさせるような姿勢をとらせた。小さ
  なちんこだけでなく、更に遠慮がちな尻の穴まで曝け出されて、翼の
  顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。
  「穴もちいせえな」
  「ケツの穴のちっちゃい奴だぜ」
  白く張った尻肉と、対照的なピンク色の小さな窄まりは、飢えた肉食
  獣達の視線を集めずにはいられなかった。ごくっと唾を飲む音がした。
「やぁ、見ないでっ」
  泣きながら、翼は叫んだ。レギュラーにもなれない三年生と、修哲に負け
  続けた二年生と。そんな奴らに、身体の隅々まで見られるのは恥ずかしかった。
  それなのに、何故か身体は反応を続ける。
  「翼、お前見られて興奮してんな」
  大きく股を開かれた状態で、屹立していたちんこは更に張りを増していた。
  視姦され、なじられるのを悦ぶかのように、翼のちんこは勃起していた。
  「ちんこ、くせえぞ」
  「翼、ちんこはちゃんと洗えよ」
  そう言いながら、先輩達は翼のちんこをこすった。まだ粘膜が皮膚化して
  いない幼いちんぽがむかれ、亀頭を弄られる。
  「先っぽぬるぬるにしやがって」
  敏感を通り越して痛みすら感じる翼の未熟な先端を、よこしまな手がつつ
  く。尿道口をえぐる指先に、さすがに声が漏れた。
  「…うう…いっ」
  更に無防備な尻の穴にも、もう既に太い指が押し込まれていた。執拗に尻
  の穴を撫で回した指は、何度目かの抽送の後、少しずつ中に侵入していた。
  自分のちんこ程の太い指の圧迫に、翼は既に声も出せなくなっていた。
  「何だ、もうおとなしくなっちまったか」
  「先輩がイジメすぎですよ」
  下卑た笑い声に、踏みつけられ、粉々にされながらも残っていた自尊心の
  かけらが頭をもたげた。こんな暴力に屈しちゃいけない。お尻の穴をうが
  つ指の存在に、もう目が回りそうで、頭は割れそうだった。それでも、負
  ける訳にはいかないと翼は痛みに必死で耐えながら顔を上げた。
  「!」
  翼の決意は一瞬で揺らいだ。身体が出来上がっているだけあって、先輩達
  のちんこは見るからに未熟な翼のものとは違い、ほぼ剥けていて、色も黒
  ずんでいた。何より大きさが違っていて、まるで大人と子供だった。その
  大人ちんぽが、準備万端の状態で向けられている。言い知れぬ恐怖に、翼
  のなけなしの勇気は吹き飛ばされた。
「先輩、もう…やめて下さい…」
しゃくりあげるような、か細い声で泣く翼のちんこに、
三年補欠の先輩が手を伸ばした。
「ちんぽびんびんのくせに、よく言うぜ」
そう言うと、指だけではなくしょっぱいカウパーにまみれた
ちんこを口にくわえてしまう。指とは違い、生暖かい、ソフト
   な感触に包み込まれて、翼のちんこは弾けそうになった。更に、
つるつるした玉袋を揉まれ、悔しさと恐怖がないまぜのまま、
どんどん身体が熱くなっていく。
「翼、出そうなんだな」
玉袋の感触でそれと知った先輩の言葉に、二年が敏捷に反応する。
翼の身体を一旦床に転がしてから、足を持ち上げてしまった。
「やっ、恥ずかしいよう」
床に寝かされた翼が言う。逆立ちさせられたような格好で、張り
詰めたちんこと尻の穴がはるか頭上にあるのだ。
「ほら、出せよ」
「んん」
声が出そうになるのを、翼は必死で堪えた。いやらしく勃起した自
分のちんこを目の前にするのだけでも恥ずかしいのに、声まで出し
てしまったら。それなのに、ちんこと尻の穴を同時に弄られる感触は、
全身がむずがゆくなるような、何ともいえないものだった。高く上げ
られた尻の穴は皆の見守る中で、指を挿し入れられ、ずぷずぷと抜き
差しを繰り返されている。
高く上げられた尻の穴は皆の見守る中で、指を挿し入れられ、
ずぷずぷと抜き差しを繰り返されている。
「翼のケツの穴、いい感じだぜ」
「ああ、ヒクヒクさせやがって」
恥ずかしい、思った瞬間、翼は自分のちんこが熱くなるのを感じた。
生まれて初めて発射された精液はどろどろと流れ落ちて、翼の顔を汚し
  た。
「どうだ、自分ので顔射される気分は」
「気持ちよくていっちまったか?」
白い腹を、更に白いザーメンが伝っていく光景は、準備万端だった男達
  を更に駆り立てた。
「もう気が済んだでしょう!」
叫ぶ翼の尻が叩かれた。赤い手形が残る程酷く叩いた後、三年補欠は
  翼の尻肉を割り開きながら、その身体に伝い落ちたザーメンを中の蕾
  に塗りこんだ。
「あいにく、これからだ」

太い指で鳴らされただけのことはあって、ザーメンで潤滑された尻の穴
  は指二本をも軽く呑み込んだ。
「ほら、ぐちゅぐちゅ言ってるぜ」
「いやだ、気持ち悪いっ」
四つんばいにされて、子供らしい丸い尻もその間の小さなアナルも丸見
  えにされた翼はわめいた。同い年の友達に比べてもまだ小さいちんこを
  露出させられ、恥をかかされた。しかも、初めての射精でどろどろになる
  のを見られ、辱めは終わりだと思っていたのである。
「翼の尻の穴の中も見てやるぜ」
「もっと広げろよ」
それが、顔も髪の毛も汚れ、ちんこも尻の穴もさらけ出した状態で、犬の
  ように這わされ、後ろから見られるとは。体の中に入って来られる未知
  の感覚に怯えながらも、それはどこかで刺激につながっていた。
「ひろ…げないで」
二本の指で、汚い穴の中を探られて、翼は思わず尻に力を入れた。
「おっ、締め付けてきたぜ」
「前もまた勃ってきたな」
「なんだ、翼は苛められると興奮するのか」
口汚い罵りの言葉に、翼の手足が震えた。丸出しの下半身から寒気が
  上がり、逆に頭は熱でもあるかのようにのぼせ上がっていた。

「犬みたいにされるのが好きなのかよ」
「はは、わんわんって、鳴くのか」
冗談交じりに、尻が叩かれる。その拍子に中を弄っていた指が深く入り
  込んで、翼の体が飛び上がる。
「ひゃうっ」
前立腺を刺激されては、未だ何ら経験のない翼の肉体では抗いようも
  なかった。勃起しかかっていた幼いちんこが屹立し、またもや痛い程に
  張って来る。
「これが気持ちいいのか?」
「あ…うっ!」
自分の上げた嬌声、に翼の自尊心が更に打ち砕かれた。肛門を弄られ
  て、そんな声を出してしまった自分が、情けなくて仕方なかった。
「翼は鳴き声も女の子みたいだな」
「じゃあ、本当に女にしてやったらどうだ?もう、サッカーできないように」
「レギュラーじゃなくて、サッカー部の肉便器にな」
「い…やあっ」
声を出したくなどないのに、執拗な刺激に痛々しいまでに隆起した乳首
  を更に摘み上げられ、まだ刺激にも不慣れな未熟なちんこをなぶられる
  度に、声は零れた。
「翼が悦んでるんだから、もっとやってやろうぜ」
「やっ、ちが…」
反論しようとした頬に、強い刺激が与えられる。ぷにぷにした頬を押して
  いたのは、二年のチンコ。
「じゃあ、お望み通り、な」
目の前に突き出されたグロテスクなものに、翼は目を疑った。翼のもの
  と比べて数段立派なチンコは、色も浅黒く、発達したカリさえ不気味に
  見えた。
「くわえろよ」
嫌悪感に、思わず顔を背けた翼であったが、二年は膝立ちにチンコを突
  き出し、翼の鼻を摘んだ。
「んんっ」
苦しくて開けた口に、チンコを押し込まれて翼はうめいた。小さな口に不
  釣合いの大きさは、凶器でしかない。
「歯を立てたら承知しないぞ」
頭を掴み、ゆすぶる二年に、翼は苦悶の表情を浮かべる。童顔の翼が
  泣きながら口を埋められている姿は、周囲にとっては更に興奮を高める
  効果しかなかった。
「んっ!」
その間にも、後孔の蹂躙は更に続いていた。深々と三本の指を埋めら
  れ、抜き差しされる際に、腰が動く。
「うわっ!」
翼が大きく体を揺すった時に、顎が動いたらしい。歯が当たった二年
  が、顔をしかめてチンコを引き抜いた。
「何しやがるっ」
頭を殴られて、翼の上半身はその場に突っ伏した。一際高く差し上げら
  れた形の尻穴は、濡らされたザーメンでぬるぬる光っていた。
「じゃあ、そろそろか」
「はい、ぐちゃぐちゃにしてやって下さい」
私怨まるだしの二年の言葉に煽られるように、三年補欠は怒張を翼の
  尻に押し当てた。
「これから先輩がお前の尻に入れてくださるぜ」
わざと恐怖を煽る二年の台詞に、翼の顔が歪んだ。
「そんなの、無理です、やめてっ」
暴れないよう床に押さえつけられた翼の尻穴に、三年補欠は張り詰め
  たチンコの先を入れた。
「い…いだいっ」
尻だけ持ち上げられている屈辱的な姿勢で、大人のチンコを入れられた
  子供の翼は泣き叫ぶしかなかった。子供らしい顔が、どんどん苦痛に歪
  む。可愛らしい声が、どんなに叫んでも、それは翼を犯すことを楽しんで
  いる者達を喜ばせるだけだった。
「う…ぎゃあ!」
急に奥まで突き入れられ、翼は悲痛の叫びを上げた。体が引き裂かれ
  そうな痛みが走る。バラバラになってしまいそうな程に苦しくて、もう声
  も出ない。
  「ぬいてぇ、あぐうう」
「いい締まりだぜ、翼」
おとなしくなった翼に、更に追い討ちをかけるように、激しく腰が動かさ
  れた。
軽く揺すられるだけで、倒れそうになる小さな体にのしかかり、三年補
  欠は翼を思う存分楽しんだ。
「は…う…」
もう苦悶の息しか出ない翼に、二年は顔の向きを変えさせた。満足に動
  かない体でしぶしぶ顔の向きを変えた翼の目の前にあったのは、部室
  の姿見だった。
顔を涙でぐちゃぐちゃにした自分が、三年補欠に跨られて、犯されている
  姿を見た瞬間、小学校を卒業してから2ヶ月も経っていないとは思えな
  い程のひどい有様に、翼の唇からは激しい叫びが漏れた。
「いやああ」
もがくが、押さえつけられ、中心に太い杭を打ち込まれた体は自由には
  ならない。むしろ、動けば動く程、翼を貫く剛棒のために苦しくなる。
「翼はこうじゃなくっちゃな」
「へへ、翼の泣く顔、そそるぜ」
思わぬ翼の抵抗に快い思いをした三年補欠はニヤニヤ笑いながら、翼
  の小さな尻に、自分の腰を打ちつけた。
「そろそろ出るぞ」
そう言うが早いか、三年補欠はチンコを引き抜き、量の多い白濁液を翼
  の体にぶちまけた。小さな尻や背中を汚して、ザーメンは翼を白く染めた。
「うっうっ」
解放された途端、翼は突っ伏したまま、嗚咽を始めた。自分の身に起こっ
  たことがまだ十分に理解できない上に、まだ小学生並の身体には負担が大
  きく、肉体的な消耗も激しかった。めくり上げられてはいるものの、上半
  身にはユニフォームをまとったままで蹂躙されていることが、翼を更に苦しめていた。
「あの翼が泣いてやがるぜ」
「そりゃ、もうおかまだもんな」
「中1でおかまかよ」
上級生達は傷ついた翼の心を更に痛めつけるように話しながら、ぐったり
  した翼の身体を持ち上げて、座らせる。子供っぽい顔は涙で濡れて、更に
  幼く見えた。
「もう…許して…」
自分の時よりも更に強い臭いと、内臓をかき回されたような後遺症で、吐
  き気を催しながら翼は頭を下げた。グラウンド上では翼に全く敵わない先
  輩達はいまや恐怖の的だった。
「何言ってんだ、翼。みんなでもっと可愛がってやるのによ」
「そうだぜ、あと9人抜いてもらわねえとな」
サッカー部の練習の時には9人抜き、もしたことがある。それを揶揄する
  嘲弄に翼は顔を青くした。その間にも、翼の腰が持ち上げられる。
「じゃあ、次はおれだ」
一度拡張された尻の穴を更に広げるようにして、腹にパンチを入れた三年
  補欠が腰を打ちつけた。
「うはっ」
前触れなしの挿入に、翼の口がパクパクとわなないた。口から内臓が出そ
  うになるような吐き気とともに、脳天まで突き抜けるような上下運動に、
  翼の身体ががくがくと動く。人形さながらに軽々と持ち上げられ、座った
  まま後ろから貫かれる度に、翼の目からは涙がこぼれた。
「いたいっ!もうやめてぇっ」
甲高い叫びは、翼を蹂躙する先輩部員達を興奮させた。
ずんずんと腰を進める先輩部員は満足そうに唇をなめた。
「さすがに天才のケツは違うなあ」
「まあ、全員終わる頃にはがばがばだろうけどな」
「ひぐっ」
全員、の言葉に翼がまた怯えて肩を震わせた。翼を征服したことを示す
  ように、三年補欠は翼の腰を持ち上げて、足を開けた。
「翼は見られるとキモチイイんだろ?」
「ぃやあっ」
すらりとした足を開かれて、更に恥ずかしい格好で犯されている翼を、他
  の者達の視線が更に犯す。尻を掘られるだけでなく、更に尻肉をもま
  れ、翼のちんこは更に硬くなる。
「翼、いい格好だな」
「うはー、チンポたってるぞ」
「あんあん言いやがって」
「ううっううっ」
突き上げられる度に、苦しくて呼吸が途切れる。はあはあと荒い息の翼
  のちんこに、先輩の手が伸びた。FWで気性の荒い一人目の先輩とは
  違い、この先輩は技巧派のようだ。より深くをえぐるように突かれて、翼
  の苦痛は更に強くなる。
「翼はちんこ弄られるのが好きみたいだな」
弄られて、快感の走る度に、翼の肛門は先輩のチンコを締め上げる。気
  持ち良いのと苦痛が交互に訪れて、翼はだんだん訳が分からなくなっ
  ていった。
「あうっ」
先輩は更に翼の尿道口を爪でこすった。痛みが走る度に締められて、さ
  しもの先輩もうっと声を出した。
「翼、今度は中に出してやるよ」
「中に…出すって?」
想像を拒否して反芻した翼に、先輩は更に囁きかける。
「お前のケツの中に、チンポ汁を注いでやるよ」
翼の脳裏に、ザーメンの臭いが蘇った。あの臭いものを、お尻の中に入
  れられると思うと、肌に粟が立つような、生理的嫌悪感が起こる。
「やめて、やめて」
翼の悲鳴に、先輩は更にチンコをめり込ませた。
「うあああっ」
尻の辺りに広がった感触に翼は身をよじらせた。だが、その翼の幼いち
  んこからも同じように白い液体がほとばしる。どくどくと熱い二つの奔流
  に、翼の心身は更に汚されていく。
「次は俺だ」
次に翼の足を引きずるように腰を引き寄せたのは、二年レギュラーの中
  杉だった。
 10人の中でも一際身体の大きい中杉のチンコは、まさに巨根と呼ぶに
  相応しい。先程無理やり銜えさせられただけあって、翼はすっかり怖気づいていた。
「いやあ、もうやめて」
仰向けに転がされた翼の身体にのしかかって、中杉は翼の足を抱えた。サッ
  カーストッキングをはいたままの足を高く上げ、翼の身体を二つに折り曲
  げた。恐怖の色を滲ませたまま見上げる翼は、あまりに巨大な凶器を目の
  前に見せ付けられて、沈黙する。
「何だ、翼、中杉の巨チンに見蕩れてるのかよ」
「へへ、さあ、ぶち込ませてもらうぜ」
目の前で挿入されるのは初めての翼が、せめて尻の穴に力を入れて抵抗し
  ようとするものの、続けざまに二人のチンコに犯された尻の穴は、何も知
  らなかった頃の力を失っていた。太いカリにさえ簡単にこじあげられて、
  まためり込む程、押し込まれる。ひだが引きつる感覚に、翼がたまらず悲鳴を上げる。
「気持ち良いぜ、翼」
「いたいっ、裂けちゃうよぉ~」
小学生の頃に戻ったような幼い口調で、翼は泣き声を上げるが、容赦のな
  い暴力的なピストンは止まらない。これまでの翼の痴態に限界まで勃起し
  た中杉のチンコは睾丸の重みごと叩き付けるように、動く。打ち込まれる
  楔に、翼はそれまでよりも一層泣き叫ぶ。十分に広げられ、ザーメンのぬ
  めりもあったとはいえ、翼の尻の穴は赤くなり始めていた。
「ぐああっいたいいっ」
渾身の力で小さな尻を壊れそうな程に責められ、翼の声は悲痛を極める。
  思う存分に翼の泣き顔を堪能する中杉であったが、三年の二人が手を動かした。
「口をこっちに回せ」
中杉は面倒そうに翼の身体を持ち上げると、四つんばいにさせた。
「んあっ、うっ、うっ」
奥を突かれるたびに、翼が声を上げる。
「犬みたいに腰振りやがって」
「おい、翼、お前のせいで汚れたチンポをきれいにしてくれよ」
三年補欠が、翼の中に精を放ってまもないチンコを目の前に突きつけられる。
 濃い精液に加え、自分の肛門に入っていたものである。その悪臭漂う肉棒
  を突きつけられて、翼は顔を背けた。
「おい!」
中杉が翼の尻を叩いた。強烈な平手に、翼の尻が少し締まる。
「あうっ」
「ほら、早く舐めろ」
髪の毛を掴まれ、翼は泣く泣く舌を出した。鼻だけでなく目にまでつんとく
  るチンコの臭いに、それだけでも吐きそうになる。その上、後ろから中杉が
  突いてくるのだからたまらない。
「おお、翼の舌は柔らかいなあ。きんたまもなめてくれよ」
「うげっ」
気持ちの悪さに吐きそうになりながら翼は舌を使った。むせる度に、中杉が
  翼の尻に何度も平手を放つからだ。翼の尻は既に赤く腫れあがっている。
「中のもちゃんと吸いだせ」
言われるがままに、翼は汚れたチンコを口に入れた。口に余る大きさの
  チンコを吸うと、中に残っていたザーメンが出て来た。苦くざらついて気
  持ちが悪い上に、粘りがあって喉に絡みつく感覚に、翼は何度もつっか
  えながら、チンコを吸った。
「ちゃんと飲み込め」
それでも、飲み込むのには抵抗があった。叫びすぎてひりひりする喉
  に、苦くてまずいザーメンだ。
「ほら」
痛む尻を叩かれ、翼は泣きながら飲み込んだ。湧き上がる吐き気が癒
  える間もなく、柔らかい頬に押し付けられたのは、翼を最初に犯した男
  のチンコだった。
「俺のもきれいにしろ」
更に時間の経ったチンコは精液が固まってこびりついている上、更に臭
  くなっていた。それでも、拒むことは許されず、翼は目の前の臭チンコを
  舐め始めた。
 翼の舌の熱と唾液で、チンコは更に臭くなった。あまりのまずさに、翼
  の口が開いて、よだれがだらだらと垂れる。中学生とは思えぬ見事な巨根
  で翼を苛む中杉は、それでも尻叩きをやめない。弾力のある翼の尻は、そ
  の度にパアーンと良い音を響かせる。
「こいつ、尻叩かれると締めるんですよ。真性の変態ですね」
「それで、俺のもうまそうにしゃぶってんだな」
翼の上と下を串刺しにするように向き合って、笑い合う。上側でも髪の毛
  を引っ張られて、翼は苦行にも近い奉仕を強いられていた。
「んんっ」
喉奥にまで達するほど押し込まれた肉棒を、何とか舌を動かすものの、ま
  だ不慣れな上に、四つんばいにさせられている為、手も使えずぎこちない。
  しかし、その幼い愛撫は、かえってサッカーの天才児大空翼を強引に犯し
  ていることを想起させ、三年補欠のチンコは元気を取り戻しつつあった。
「お前、そろそろだろ。一緒に出すか」
「良いですね。翼にたっぷりザーメンを飲ませてやりましょう」
口を塞がれた翼がんん、と首を振る。しかし、そんなことで許してもらえ
  るはずはなかった。
「んー、んー」
先に発射したのは三年補欠だった。涙と鼻水でぐちゃぐちゃの翼の顔が
  更に苦悶に歪み、口に入り切らなかった精液が唇の端からだらだらと零
  れ落ちた。
「ほら、しっかり飲み込め」
顎を押さえつけられた翼は、息もできずに呻いた。涙ながらに何とか飲
  み込んだ翼であったが、咳でむせたせいで、大量の精液は鼻にまで逆
  流し、鼻血まで出始めている。
「ゴホッ、うっ、うっ」
嗚咽と咳の混じった翼の声を、中杉のピストン運動が更に切れ切れにする。
  まだ小さな翼の尻穴に凶悪なまでに大きなチンコを根元まで埋め、中杉は
  翼を攻めた。ザーメンと泣き過ぎですっかり声のかすれた翼はひいひいと
  情けないような鳴き声を発するしかできない。
「出すぞ」
「…ゃぁ」
力なくかぶりを振る翼の穴に、中杉が一発を放った。発射した中杉が何度
  か尻を振って離れると同時に、翼はその場に倒れ付した。透明な涙だけで
  なく、鼻水に鼻血、よだれ、精液と徹底的に汚された顔は、だらしなく弛
  緩し、焦点も定まらない。めくりあがる程拡張され、ぽっかり開いてしまっ
  た翼の尻穴からは、大量に注がれて泡立った精液がごぼごぼと垂れた。そ
  して、翼の自慢の黄金の右足を伝い、床に落ちていく。
「みっともない姿だな」
「全国大会優勝したんだろ?」
「それがケツの穴からザーメン垂れ流しかよ」
そう言いながらも、まだ出していない二年の補欠達は力も輝きも失った翼に、
  近付いていく。
「あっ」
まぶしさで目を開けた翼が見たものは、サッカー部所有のカメラだった。
  そのレンズは翼に向けられ、泣き腫らしたアヘ顔やいやらしく色づけられた肌や、
  すっかり無残な姿となったアナルさえもフラッシュの光の下に照らし出した。
「いやっ、やめてっ」
血の気が引いた顔で、翼は膝を抱え込んだ。精液まみれの床でどろどろに
  なったユニフォームのシャツに隠れるように、縮こまる。
「お前がいい子にするってんなら、これはどこにも出さないぜ」
「そうだな、クラブの日は毎日ご奉仕だ」
「毎日、そのケツを壊れるくらい掘り返してやるよ」
「う…ううっ」
それは選択ではなく強制だった。自尊心も誇りも木っ端微塵に破壊され、
  泣き崩れた翼に、自由はない。
サッカーを何より愛し、サッカーに誰よりも愛される大空翼は、こうして
  サッカー部の奴隷にされたのだった。

「…やっぱり、隠しカメラじゃ画像が荒いわね~」
あねごの言葉に、中杉は平伏せんばかりに頭を下げた。
「だって、しょうがないでしょう」
同じ小学校の先輩後輩とはいえ、小学校内で幅をきかせ、今でも手下
  を多く持つ元応援団長に弱小サッカー部のOBが勝てるわけもなかっ
  た。大空翼陵辱写真集を見ながら、中沢早苗は満足げに微笑んだ。
「ああもう、泣かされてる翼くんって何て燃えるのかしらね~」

「翼、きょう、うちに来いよ」
 練習が終わってから、石崎が声をかけた。いつもながらぶっきらぼうだったが、付き合いが長いせいか、わくわく感を押し殺しているのが伝わる。
「また、ドッキリを仕掛けるつもりかな……」
 ちょうど一ヵ月前、「貸切だぞ」と言われていそいそと石の湯へ出かけ、誰もいない男湯へ素っ裸で入っていった翼は、嬌声とともにあねごたちスク水姿の女子に取り囲まれて、えらい目にあった。
 募る不審感と洗面器を片手に石の湯ののれんをくぐる。番台でおばさんが「いらっしゃい」と気さくに声をかけ、脱衣所では老いも若きもたむろする、至って普通の銭湯風景だった。翼は胸をなでおろし、服を脱いだ。
「おっ、来た来た」
 男湯に入ると、石崎がにまにましながらやってきた。今日は学たち、南葛小のチームメイトも何人かいた。
「高杉くんも来てたの?」
 翼が声を上げる。
「こいつ、体はでかいのに家の風呂が小さいからな。うちの常連だ」
石崎の返事に、高杉がかすかに顔を赤らめた。
「それに、毛もボーボーなんだよ」
 学がいたずらっぽく笑う。石崎が「うちのお得意様に失礼だろ」と頭にげんこつを見舞ったとたん、学の眼鏡が曇り、みんなが大笑いした。
「これを見せたかったんだよな」
 石崎が得意げに指差した先は、湯船の表面が波打っていた。当時の銭湯では珍しいジェット噴射の装置で、ついに石の湯でも導入したのだ。
「肩こりや筋肉痛なんて吹っ飛ぶぜ。もちろん、きつい練習のあとの疲労回復にもばっちりだ」
「すごいね」
 さっそく翼は湯船に入り、膝立ちで逆三角形に三つ配置された噴射孔と向き合った。
「うわっ、わっ、わっ」
思わず口から洩れる声は、好奇心旺盛な屈託のないものから、次第にうわずったものに変化した。
「あーっ、翼が勃起してる!」
 学が翼の股間をのぞきこんで叫んだ。
「いやっ、見ないでよう」
 あわてて翼が両手で前を隠した。すると、高杉が翼を抱えあげ、立ち上がってみんなの方に向かせた。翼の性器は開花直前の朝顔の蕾のようにめいっぱい膨らんでいた。
「おおっ」
 どよめきが男湯の中に響く。さらし者にされる翼の生白い尻を、高杉の黒い茂みがくすぐった。おまけに勃起した高杉のそれが翼の尻の割れ目をまさぐる。
「もう、いやだぁ……」
 半ば意識がもうろうとして、翼はうわごとのようにつぶやいた。
「お客さん、勘弁してくださいよー」
石崎は意地悪くほくそ笑みながら、眉をひそめて見せた。
 まだ南葛市に引っ越す前、4年生の翼のクラスではクリスマスお楽しみ会の内容を決めていた。
翼が提案する。
「リフティング大会にしようよ」
「却下!」
「じゃあ、PK対決は」
「却下!」
「フットサルは」
「却下!」
 さすがに学級委員もキレ気味である。翼はぷーっとほおを膨らませ、机の上に置いたボールにあごを乗せた。結局、女子の発案で男女対抗ドッジボール大会になった。
 翼のクラスの女子は獰猛だ。おまけに体もでかい。寒風吹きつけるグランドで、半袖短パンの体操服姿の女子たちがコートを縦横に走り回る。きびきびしたパス回しや迫力ある攻撃に、男子たちは圧倒されていた。翼はどんなに狙われても、器用に弾道をよける。でも、キャッチして反撃に転じるまでには至らず、とうとう一人になってしまった。
「やっちまえ!」
「チビ、くたばれ!」
「ぶっ殺せ!」
 小動物をいたぶるように、女子たちの目の色が変わった。これはもうリンチである。
「逃げてばかりいずに、さっさと球を受けろよ、翼!」
「早くボールを回せよ!」
 外野の男子からも口々に攻撃された。カッとなった翼は、一瞬ドッジボールであることを忘れて、強いボールをそのままボレーで打ち返した。
 翼の蹴ったボールは女子のリーダー、マサミの顔面を直撃した。
「あがっ、あがっ」
 いつもは気の強いマサミが、鼻を押さえてしゃがみこんだ。親友のリエが心配そうにそばに寄る。
「はい、翼君アウト。女子チームの勝ち」
 不穏な空気を察知した担任の若い女性教師は、さっさとゲームの幕を引いた。でも、マサミの怨嗟はたちまち女子たちに広がった。
「翼、来いよ」
 放課後、リエが翼を呼び止めた。男子たちは不穏な空気から逃がれるように次々と教室から姿を消し、翼とマサミの取り巻きだけが残っていた。
「この落とし前、きっちりつけてもらうからね!」
 マサミの鼻には、大きく不格好な絆創膏が貼ってあった。リエが翼のサッカーボールを横取りした。
「あっ」
 翼は泣きそうな顔になった。アズサとミホが翼の両腕を逃げられないように掴み、女子トイレに連行した。掃除が終わったばかりで、タイルの床はまだ濡れていて冷え冷えとしていた。
「ここで脱いで」
 マサミが言った。
「えっ?」
 きょとんとした翼にリエが怒鳴った。
「脱げって言ってんだよ!」
「裸になって、土下座して謝ってもらう」
 冷酷な声でマサミが言い放つ。
「いやだよう」
「それとも、私たちがカイボウしてやろうか」
 アズサが翼の長袖シャツを掴んで乱暴に引っぱった。
「わかったよう、脱ぐよう……」
 翼は半べそをかいて、シャツの裾に手をかけた。短いサカパンと上靴、ソックスを脱ぎ、翼は白ブリーフ一枚になった。たちまち全身に鳥肌が立った。
「全部脱ぐんだよ!」
 リエが怒鳴り、マサミが翼の頭を小突いた。翼は叱られた子犬のような表情で、のろのろとパンツを足から抜いた。
「うわっ、こいつ、汚ねえ! しょんべんのシミが付いてる~」
 翼の手からひったくったパンツを広げ、リエががさつな声を上げた。アズサとミホがわざとらしく覗きこむ。
「うんこのシミも付いているかも」
「やめてよう、見ないでよう」
 翼は左手で性器を押さえ、パンツを取り戻そうと右手を伸ばした。
「うるさい!」
 リエが膝を翼の腹にめりこませた。
「ふぐっ!」
 ミホが翼の手首を引っぱり、前傾した翼の背中をアズサが肘で打った。
「太鼓の乱れ打ちだ!」
 マサミも加わり、ふたりがかりで両側から翼の背中を連打した。翼は濡れたトイレの床に崩れ落ち、べそをかいた。
「私たちに土下座して謝りな」
 リエが翼の髪を掴んで、乱暴に顔を上げさせた。
「ご、ごめんなさい……」
「聞こえない! もっと大きな声で!」
 マサミがむき出しの翼の肩を爪先で小突いた。
「ごめんなさい!」
「なんで謝るのか、ちゃんと答えな!」
 一瞬きょとんとした翼の顔面に、リエがサッカーボールを叩きつけた。
「ふぎっ!」
 たらたらと鼻血を流す翼のそばで、マサミが冷たくささやいた。
「救いがたいサッカーバカの大空翼は、その汚い足を使ってマサミ様の美しい顔面にドッヂボールをぶつけ、怪我をさせてしまいました、申し訳ありませんでしたと言うんだよ!」
 寒さと恐怖に震える翼は、命じられた通り、つっかえながら言った。何度もやり直しをさせられたうえ、後頭部を踏みにじられ、顔面をトイレの床に擦りつけられた。
 日が陰りだしてきた。
「そろそろ帰ろうか」
「もう許してやろう」
 ぐったりした翼は、それを聞いて両足を投げ出してへたりこんだ。固いタイルの上でずっと土下座の姿勢だったから、足が痺れて限界だった。
「でも、許してほしかったら……」
 マサミが残忍な笑みを浮かべた。
「四つ這いで犬みたいに片足を上げておしっこして」
「そんなの、いやだ」
 翼はべそをかいた。
「じゃあ、家まで裸で帰る?」
 リエがそう言うと、翼の着衣を抱えたミホがトイレの出口に向け後ずさった。
「待って! やるよ、やればいいんだろ」
 翼は右足を上げた。
「もっと足を上げろ!」
「うわっ、翼のお尻の穴が見える♪」
「キンタマの袋も丸見え~」
 マサミたちの嬌声の中、翼はちょろちょろと放尿した。
「友だちにもかけてやれ」
 ふいにリエがボールを翼の股の下に転がした。
「あっ!」
 翼は短い悲鳴を上げたけど、体が冷え切ったせいか、おしっこは止まらない。翼はサッカーボールの傍でへたりこんだ。
「服は返してやるよ」
 マサミたちはトイレから飛び出し、廊下の窓を開けて翼の着衣を次々と放り投げた。2階から人気のない中庭に向け、シャツは地面へ、サカパンと上履きは側溝の中へ、パンツとソックスは植えこみに引っかかった。
「先生にチクッたら、ぶっ殺すからね」
最後にリエが凄み、女子たちはゲラゲラ笑いながらトイレから出て行った。しばらく放心状態だった翼は、声を殺して泣いた。そして、裸足で湿り気を帯びたボールをドリブルしながら、服を拾いに行った。 心ならずも脅迫に屈した翼は練習が終わった後、部室に呼び出される
  毎日が続いていた。
 夏休みに入り、合宿が始まってからは、翼の扱いは更に過酷を極めて
  いた。

 合宿二日目の今日も、練習が終わってから、翼は上級生の部屋に呼
  び出されていた。
  「今日も勃ってるな」
  ニヤニヤ笑う三年補欠FWに、トレーニングパンツの裾をめくりあげられ、
  翼は恥ずかしそうにもじもじした。
   毎日部活に来ると、まずブリーフを脱ぎ、直にトレーニングパンツを履く
  ことになっていた。きちんと固定の出来る下着をつけないため、動く度に
  生地が擦れ、翼の股間は反応してしまう。練習中の翼が常に勃起して
  いる上、ノーパンなのは、校内では有名で、ちんこの形をくっきりさせた
  り、太ももの付け根の見える写真も多く出回っていた。そして、その
  ルールは勿論合宿にも適用される。
「翼、今日のブリーフはどこに置いたんだ?」
三年補欠はトレーニングパンツの上から勃起した翼のちんこをいじりな
  がら、尋ねた。布地が擦れて感じるため、翼は自然に内股になり、も
  ぞもぞとした。
「机の上です」
翼が置いたブリーフは、いつも誰かの手によって、裏返されてある。恥ず
  かしい下着の中身を人に見せられるだけでも翼には恥辱で、辛いことだった。

「何だ、翼、今日も随分黄ばんでるな」この前から過剰に使われている翼のちんこは常に過敏になっていた。少
  しの刺激でも、先走りのぬるぬるがパンツを汚してしまう。
「それに、うんちのシミもひどいな」
「先輩、それは仕方ないですよ。翼のケツはもうゆるゆるですから」
「そうだな」
毎日のように犯され、身体の奥まで支配されるだけではない。精神的に
  屈服させようとする仕打ちに、翼は黙って耐えた。
「じゃあ、いつもの挨拶をしてもらおうか」
「今日は後ろでやってみろ」
「…はい」
頷いた翼は机に上った。それから、後ろを向くと、翼はトレーニングパン
  ツを少しずらし、桃尻をあらわにする。張り詰めて苦しいちんこにはあま
  り触れることなく、唾で濡らした指をお尻に近づけて、ゆっくりと細い指
  先を穴に入れた。
「んん…」
苦しそうに身をよじりながら、指を入れた尻をくねくねと揺らして、翼は
  指の出し入れを繰り返す。その動作がだんだんと滑らかになっていき、指
  がすんなり入るようになった尻穴を広げて、翼はお尻を突き出す。
「…先輩方、変態大空翼のいやらしい身体を使ってください」
小柄で、丸い尻の形や足の線がまだ小学生然とした体格の天才大空翼の、
  普段と変わらぬユニフォーム姿で、自慰を見せながらの挨拶は、翼をよく
  思わない補欠組ならず、内心その才能を妬んでいるレギュラーにも好評だっ
  た。お尻ではなく、ちんこや乳首オナニーの日もあったが、少し高い机に
  乗って、身体の隅々まで見えるように振舞わされるのは変わりなかった。
「そんなに言うなら、仕方がないな」
そのまま、机から突き飛ばされ床に這わされた翼は、いつものように上
  級生達数人の相手をさせられるのだった。
「これが翼の黄金の右脚か」
今日の翼の相手は四人だった。
あとの三人が、翼の肉厚の唇に剛直を銜えさせ、まだ柔らかい両掌をそ
  れぞれ蹂躙している間に、三年レギュラーMFは、翼を捕まえるなり、脚
  を撫で回した。どうやら危害は加えられないらしいと思ってはいても、翼
  は不愉快そうな表情を隠すことが出来なかった。
「おら、サッカーストッキングを脱がせてやるぜ」
執拗に撫で回した後、三年はそう言って、翼のサッカーストッキングを脱
  がせた。そして、そのまま筋肉の割りに子供っぽい脚に、舌を這わせ
  た。
「汗臭いな。翼の汗は少ししょっぱいぞ」
太ももやふくらはぎはもちろん、足の指の股から、膝の後ろに至るまで
  いやらしく嘗め回した後、三年は翼を立たせた。トレーニングパンツも
  剥がされ、裸の尻をむき出しにした翼の背後に、三年が迫る。
「確かに良いケツしてるな」
股間をくぐった手が、陰嚢をかすめ、蟻の門渡りびくん、と翼の身体が震えるが、三年はおかまいなしに翼の内股を撫で
  始めた。
「くすぐった…う…は」
「筋肉はしっかり付いているのに、肌が柔らかくて、ぷりぷりしてるな」
そのまま、三年に後ろから抱きこまれ、翼の自由が奪われた。翼の太も
  もで自分のチンコを挟みつけると、三年はピストン運動を始めた。子供
  の足から大人のチンコを生やしたような状態で、三年は翼の太ももを
  犯し、自分のチンコを擦りつけた。
「いやぁ」
あまりの嫌悪感に、翼は顔を歪めた。そういう嗜好の人間がいることを、
  サッカーに明け暮れる奥手の翼に理解できる訳がない。暴力的に犯さ
  れるのとはまた違った蹂躙に、混乱している間もなく、翼の腹にまで
  ザーメンがかけられた。
 次の日の練習でも、翼はトレーニングパンツ一枚で臨んだ。こうして、
  サッカー部の性奴隷にされてから、周囲の目は変わった。相変わらず
  サッカーにおいては抜群の才能を発揮する翼であったが、練習中にち
  んこを勃起させていたり、下着を履かないこともあって、紙一重の天才
  として知られるようになっていた。実際、サッカー部の一年は、あの石
  崎さえも翼と表面的にだけ付き合っている節がある。

「じゃあ、今日はちょっと趣向を変えよう。翼にはGKをしてもらうことにし
よう」
キャプテンの言葉に、翼は大きく頷いた。全国大会も近付き、翼に寄せ
  られる期待は高まっている。ロベルトとの練習でも弱点を知るためにG
  Kをしたことがあった。今やグラウンドに立ち、サッカーをしている時だ
  けが翼の心の救いとなっていた。
「はい」
はきはきと返事をした翼だったが、すぐに言葉を失った。
「ただし、1点入れられるごとに、1枚服を脱げよ」
キャプテンの後ろ側では、三年の補欠の二人がニヤニヤと笑っていた。
「何か、文句あるのか?」
そのままゴールマウスに向かおうとした翼を、中杉が呼び止めた。合宿
  所のグラウンドに向かう通路には、洗濯物が干してある。そこに引っ
  張って行くと、中杉は翼を詰問した。
「いいえ」
物陰とはいえ、こう明るい所では何もされまい、という油断があったのは
  確かだ。まっすぐ目を見て話した翼に、中杉は眉間にしわを寄せて、に
  らみつけてみせた。
「そんな態度をとって良いと思ってるのか!?」
中杉は手近にあった洗濯バサミを手に取ると、ユニフォームシャツをめく
  りあげて、翼の乳首を挟んだ。
「うあっ」
敏感な部分に対する過度の刺激に、翼が一瞬にして涙目になる。しか
  し、中杉はそのままもう片方も挟んでしまった。
「あうっ」
ぼろぼろと涙をこぼしながらも、自分は悪くないという顔をしている翼に、
  中杉の加虐心が煽られる。
「まてよ、もう一箇所」
トレーニングパンツの裾から手を入れられた翼は恐ろしい予感に青ざめ
  た。小さなちんこを掴んだ手は、その皮を摘み上げると、ゆっくりと洗濯
  バサミで挟んだ。
「いだっ」
言葉にならない激痛に、よだれがだらだらと滴り落ちた。
「外したら、分かってるだろうな?」
「はい…」
翼は息をするのすら辛い状態でグラウンドに向かった。
「翼、反応が遅い!」
「はいっ」
自棄になって返事はするものの、翼の身体は動かなかった。真正面に
  近いコースでシュートを決められ、翼は絶望に打ちひしがれた。
「よし、翼、一枚脱げ」
「…」
翼は仕方なく紅白戦用に着ていたビブスを脱いだ。これを脱いだら後が
  ないのは分かっている。ユニフォームシャツを脱げば、乳首に付けられ
  た洗濯バサミを見られてしまうし、トレーニングパンツを脱ぐなど考えら
  れない。
「よし、もう一本だ」
FW達が順にシュートを放つ。さっきのエースのボールは無理でも他の
  分は…。気合を入れた翼であったが、三年補欠FWの蹴ったボール
  は、翼の真正面、股間を直撃した。
「ひぐぁぁ」
洗濯バサミでうっ血しかかっているところを直撃され、翼は転がって呻い
  た。サポーターも何もつけることを許されていない翼にとって、それは拷
  問に近かった。

2896  真吾☆高杉  2009/05/10(Sun) 17:35
「よし、ナイスセーブだ、次!」
キャプテンの声に、翼はのろのろと立ち上がった。動くだけで激痛が走
  り、とてもそれ以上のことはできそうになかった。
「よしっ!」
何も知らない来生が、ゴール隅にシュートを決め、飛び上がって喜んだ。
  調子が悪そうだとはいえ、翼からシュートを奪えるとは思っていなかっ
  たためだ。
「さあ、脱げ」
しかし、来生の喜びも束の間でしかなかった。キャプテンに促され、翼は
  ユニフォームシャツを脱ぐ。ごく小さな乳首の先を押しつぶすように嵌め
  られた洗濯バサミの異様さに、来生は動揺せずにはいられない。一方、
  翼は来生に見られたショックで、動けなくなっていた。来生が訳の分か
  らないものを見る目を向けたことも、同年代の誰も敵わない天才大空
  翼を傷つけた。
「ほら、ぐずぐずするな、次だ」
次に蹴ったのは三年のレギュラーで、難なくシュートは決まった。
「みんな、集まってくれ」
キャプテンの声に、部員達がゴール付近に集まってくる。シュート練習を
  していたFWだけでなく、他のポジションもすぐに揃った。
「翼が罰ゲームで脱ぐところを見てやってくれ」
集まって来た中には、翼の小学校時代からの親友である石崎も、南葛
  SCで一緒に戦った井沢や高杉もいる。彼らの視線を感じて、翼は身体
  を強張らせた。動く度に、胸元でちらちらと洗濯バサミが揺れ、締め付
  けられた乳首ごと、胸が痛む。
  「ほら、さっさと脱げ」
  三年補欠にはやし立てられ、翼はトレーニングパンツを脱いだ。痛みの
  ためにすっかり縮こまったちんこの先には洗濯バサミが揺れており、翼
  は羞恥で顔を真っ赤にした。サッカー場で自分ひとりだけが裸なのは
  恥ずかしく、大好きなサッカー自体を汚された気がして、翼は辛くて仕
  方なかった。「一年は前に出て、翼の恥ずかしい姿を見てやれ」
押し出されるようにして、翼の同級生達が前に進み出る。侮蔑や憤りを
  その視線に感じて、翼は顔を下ろした。
「翼、いつものヤツを見せてやれ」
声をかけたのは三年の補欠だった。翼は泣きだしそうになるのを堪えな
  がら、かつての仲間達に尻を向けた。あまりの痛みで前は萎んでいた
  が、後孔に指を差し入れている間に、少しずつ勃ち上がってくる。丸い
  可愛らしい尻の間からは、ちんこに付けられた洗濯バサミが滑稽に揺
  れる。
   野外、しかもグラウンドで、スパイクを履いたまま、チームメイトの前で
  裸の尻をほじくるという状況は、いかにも背徳的で、翼は恥ずかしくてな
  らなかった。
「…みなさん、変態大空翼のいやらしい身体を使ってください」
尻肉を割り開き、子供っぽい尻とは対照的にグロテスクな尻穴をさらし
  ながら、翼は泣きそうになる。だた、そのちんこはますますそそり立って
  いる。
「翼、何言ってんだよ」
「翼、嘘だといってくれよ!」
石崎の悲しそうな叫びにむきだしの翼の肩が震える。しかし、翼がダ
  メージを受ければ受ける程、上級生達は快感を覚えた。
「翼、向きを変えろ」
翼の側に立っていた中杉が言った。ゆっくりとした動作で前を向く翼に、
  一年があっと息を飲む。翼の幼いちんこは洗濯バサミを付けながらも、
  勃起していた。
「翼はこんなことが好きな変態だからな、お前達も可愛がってやれよ」
「くそっ」
最初に動いたのは石崎だった。親友と思い、サッカーの楽しさを教えてく
  れた恩人として感謝していただけに、落胆は大きく、怒りは激しかった。
  石崎は走り寄って翼を突き飛ばすと、ちんこの洗濯バサミを取り去っ
  た。
「石崎くん…」
洗濯バサミが取り去られたことに翼が安堵したのも間もなく、石崎はそ
  の洗濯バサミを翼の鼻に付けた。
「痛っ」
さっきまで汗臭いちんこを摘んでいた洗濯バサミで鼻を強烈につままれ
  て、翼は苦しんだ。涙がにじみ出て、口が開いてしまう。
「こら」
見かねた森崎が声をかける。ボールを恐れる森崎に、身をもってボール
  は友達だと教えてくれたのは翼だった。才能を驕らず、自分に勇気を
  与えてくれた翼を、森崎は信頼していたのだが。
「顔はやめろって。こっちだろ」
森崎は目を潤ませて振り返った翼の鼻の洗濯バサミを強引に取ると、
  痛みに飛び出た舌につけてしまう。膝立ちしていた翼は痛みの余りの
  たうちまわって、地面に突っ伏した。
「べでっ」
「いいぞ、森崎」
「ナイスガッツだ、森崎」
普段の練習では考えられない程の賞賛と歓声を背に、閉じられない口
  から大量のよだれと奇声を発する翼の髪を掴んで、ひざまづかせると、
  森崎は自分のジャージを下ろした。
「ほら、やれよ」
性的に無頓着だった石崎や幼い翼とは違い、森崎達は昨日の夜、先輩
  に貸してもらったアダルトビデオを見ていた。翼に手こきさせることをすぐ
  に思いついたのもそのためだった。顔を泥だらけにした翼は森崎の小さ
  めのちんこを握ると、擦り始めた。もう数十本握ってきているおかげで、
  ぎこちなかった手つきも、慣れたものになっていた。
「翼の手は柔らかいな。こっちの方が向いてるんじゃないか」
子供らしいぽちゃぽちゃの手で、亀頭を愛撫する翼に、森崎はにやにや
  笑った。情けない自分が天才の翼にしごかせる日がこようとは、夢にも
  思わなかったのだ。
「じゃあ、俺はこっちを使わせてもらうぞ」
翼の腰を掴んだのは、高杉だった。この年にして、既にチン毛も立派な
  チンコを出した高杉は、さっさと翼の尻穴の周囲を指でこね回している。
  翼とは違う小学校でDFだった高杉は、無残に抜かれ恥をかかされた
  ことを完全に忘れてはいない。
「ぶぶ」
太い指に中をかきまわされ、翼は呻いた。洗濯バサミを付けられた乳首
  は今にも取れそうな位じんじんしていて、油断すると気が遠くなってく
  る。
  翼の辛そうな顔を見ながら、ちんこをしごかせている森崎が、眼前で愉
  快そうに笑う。
「へへ、折れそうな腰だな」
同い年とは思えない程巨漢の高杉が、小柄な翼を嬲っている様子に、
  上級生達も笑い声を上げている。
「よし、いけ、高杉」
「ぶちこめっ」
「おうっ」
「ぶごっ」
舌を挟まれ言葉にならない翼を、高杉の漢が貫いた。上級生達にも劣ら
  ない立派な武器で、高杉は翼の中をえぐる。
「ぶばあっ」
「高杉もなかなかやるな」
「翼があんだけよがってるんだもんな」
「ぎいい」
甲高い声で動物のように鳴き続ける翼に、高杉は更に激しく突いた。テ
  クニックも何もない、力任せの暴行であったが、翼の小さいちんこは
  勃ったまま、一緒に揺すられている。
「ぶべぇ」
「見ろよ、翼のヤツ、涙流して喜んでるぜ」
「本当だな。変態って本当なんだな」
滝と来生の言葉に、翼がびくびく反応する。好きでこんなことをしてるん
  じゃない、と訴える眼差しすら、相手には伝わらない。
「気持ち良いぞ、翼」
高杉は左手で翼の髪を掴んだ。右手ではさらにピストンを続けながら、
  髪の毛を引っ張る。
「ぶば…」
髪の毛を手綱のように引いて、高杉は腰を使った。ぐらぐら揺れる翼に、
  ますます深くめり込ませる。
「びぎい」
翼がまた鳴いた。
「おい、お前ら、出すなら翼の中にしろ。グラウンドを汚すな」
「はい、分かりました」
高杉は大きく返事をすると、翼の中に埋没させたちんこを再度押し込ん
  だ。翼の羞恥心を煽るように、うおおと息を吐くと、翼の直腸に精を
  放った。
「翼、こぼすなよ」
「ぶぶっ」
体内を汚される感触に不快を覚えながらも、翼が頷いた。
「よし、次は俺だな」
高杉と森崎はお互いに目配せをすると、次は森崎がチンコを押し入れ
  た。高杉の後だけあって、すんなりと入ったのに味をしめて、森崎は
  激しく腰を動かした。
「ふわぁ、こりゃ気持ち良いな」
ぐりぐりと小さいチンコが押し付けられる度、森崎のきんたまが翼の尻に
  当たった。その柔らかい感触が何とも気持ちよくて、翼の括約筋が緩み
  そうになる。でも、グラウンドが…。もの言わぬ翼の額には脂汗が浮き、
閉じられない口からは更によだれが零れ落ちる。
「ぶぶっ」
「何だ、豚みたいだな、翼」
どうしても敵わない翼を這わせて犯していることに、森崎の愉悦は高
  まっていく。自分がゴールを許したことを、翼は責めはしなかったが、
  その分森崎は後ろめたかった。その翼がこうして屈服していることが
  嬉しくて、森崎は翼を虐げた。
「出すぞ、翼」
森崎はそう言うと、一旦抜いたチンコを激しく翼の尻穴に打ち付けた。
「ぶぐっ」
翼の背中が痛みの余り、反り返る。その腰を掴んで、森崎は射精した。
「ちょっと汚れたな」
「俺のもだ」
森崎と高杉は、ぐったりしている翼を無理やりに立たせて、力の抜けた
  身体にチンコを擦りつけた。森崎は翼の小さなヘソをグリグリとえぐり、
  高杉は背中から腰にかけて、残滓をなすりつけた。
「ばべ…」
嫌そうに身をよじらる翼だったが、倒れそうなその手を滝が掴んだ。
「次は俺達の番だ」

「選手交代だ」
翼に対する恨みという意味では、彼ら修哲トリオに勝る者は少ない。
  エースの座を奪われた来生のみならず、中盤という目立つ場所で
  活躍の機会を奪われた彼らに、修哲小の周囲の目は冷たかった。
  本来ならば内部進学で修哲中に進むはずが、南葛中を選んだのも
  そのためだった。
「翼、しゃぶれよ」
滝はそう言って、翼の舌の洗濯バサミを外すと、翼のちんこに戻そうとし
  た。 だが、勃起してしまっているちんこは先端がのぞくばかりになって
  おり、うまく挟むことが出来ない。滝は仕方なく翼のヘソ辺りの皮をつ
  まんで、洗濯バサミで挟んだ。
「早くしてくれよ」
滝も翼と変わらないくらいの皮の持ち主だった。だが、太さがある上に、
  中まで洗っていないのか、ひどく臭い。
「うっ」
溜まった恥垢の臭いに、翼は吐き気を催しそうになった。
「さっさとしろよ」
滝は自分の足元にいる翼の肩にがぶり、と噛み付いた。鋭い歯の攻撃
  に、翼は嫌々滝のちんこを口に入れた。
「もっと奥まで入れろよ」
喉奥に押し付けられて、嘔吐感が大きくなる。それでも、翼は耐えた。あ
  まり動けば、広げられた肛門の中の精液がグラウンドを汚してしまう。
「あーあ、がばがばだぜ」
無残に開いてしまっている尻の穴をまさぐって、来生が言う。高杉の後
  では、誰もがそう思うに違いない。
「じゃあ、先にお前入れろよ。俺は後で良いから」
井沢が来生の肩を叩いた。来生は頷くや否や、翼と変わらないチンコを
  翼の肛門に差し入れた。
「やっぱりダメだぜ。中はヌルヌルだし」
「分かった。ちょっと身体ずらせよ」
グラウンドの端から戻って来た井沢の持って来たのは、翼のユニフォー
  ムシャツだった。それを地面に置くと、井沢は来生の下側に横になっ
  た。
「おっ、井沢、男だな」
上級生の応援に応えるように、チンコを構える井沢の意図に気付いて、
  来生は翼の穴に指を入れた。
2934  真吾☆高杉  2009/05/13(Wed) 23:46
「ひぎぃ」
来生のアシストを受け、すでに来生のチンコが挿入されている尻穴が広
  げられたところに、井沢は自分のちんこを入れた。
「ぎゃああ」
「うおっ、すげえ」
「な、いい感じだろ?」
広げられた穴に二本同時に入れることによって、来生と井沢は窮屈に
  なった尻穴を味わった。しかし、翼は絶叫せずにはいられなかった。
  翼の腹は異様な形に盛り上がっていた。
「う、うごかないで…」
少しでも動かれたら、裂けてしまう。ぴりぴりという音すら聞こえるような
  気がして、翼は必死に哀願した。
「冗談だろ、これからが良いんだぜ」
「ひぐっ」
「ほら、来生もちゃんと動かせ」
「い、いだっ、やめ、ぐわあ」
「ちゃんとしゃぶれ。さっきから口が留守になってるぞ」
滝は翼の頭を乱暴に自分の腰に押し付けた。翼は泣く泣く、鼻の曲がり
  そうな滝のチンコを舐め始めるものの、来生と井沢はなお容赦しない。
「石崎、何見てるんだよ!」
もつれ合っている四人から少し離れたところに立って、石崎はぼんやり
  していた。確かに翼には感謝している。だが、翼は変わってしまった。
  体中変形させられながらも、苛められる度に、ちんこを嬉しそうに先走
  りで湿らせる翼に、いらだつ。
「俺も入れろ」
石崎は、四つんばいになっている翼の下側に手を伸ばすと、翼のちんこ
  を擦り始めた。
「んんっ」
口を塞がれたままの翼が呻く。それを見ながら、石崎は左手で自分のチ
  ンコを弄り始めた。親友の自分をだまし、他の奴らとばかり楽しんでいる
  翼に、お仕置きをしたい。他の者のやり方を学んだだけあって、石崎の
  手は的確に動いた。
「おっ、石崎、ナイス」
石崎にちんこを揉まれる度に、翼のアナルが反応し、来生は気持ち良さ
  そうに腰を動かす。
「うお、出そうだぜ」
「ちょっと我慢しろ、こっち開けるから」
来生のチンコと摺り合う形だった分、早く達した井沢がそのまま放つ。
「ううっ」
もう既に三人分の精液を直腸に入れられている翼は力を入れるのも苦し
  くなっていた。脂汗を滲ませて、辛抱する翼の足を持ち上げるようにし
  て、来生が続けて射精した。
「もう、やめて、苦しいよぅ」
息も絶え絶えに翼が泣く。続けざまに直腸に注ぎ込まれ、締まりのない
  肛門に何とか力を入れているような有様だ。滝は来生と位置を代わる
  と、翼の足を支えながら、自らもチンコを押し込んだ。
「石崎も早く済ませろよ。ほら、翼、石崎のを銜えてやれ」
腕押し車の体勢のまま、翼は石崎のちんこを銜えた。
「ほら、腕立て伏せの練習だぜ」
「うっうっ」
滝が足を揺らす度、翼は体勢を立て直そうと力を入れる。翼を見下ろす
  ことにも喜びを覚えながら、滝は早々に翼の中にザーメンを流し込ん
  だ。
「じゃあ、翼今度は俺がふさいでやるぜ」
滝が足を離した後、翼はお尻に手を当てて、必死に耐えた。五人分の
  ザーメンを入れられて、よろよろと歩く姿に、皆が笑うのも恥ずかしく
  て、翼は必死で動いた。
「俺の上に座れよ」
翼のシャツを敷いた石崎は、翼に手を伸ばした。親友と向かい合う形に
  なってためらう翼に、石崎は翼の腕を引く。それでも従わなければ、上
  級生達に更にどんな仕打ちを受けるか分からない。イヤイヤ腰を下ろし
  た翼に、石崎は天を向いたちんこを押し入れ、腰をグラインドさせる。
「はっうあっ」
「へへっイイぜ、翼ぁ」
「うっうぁ」
「ぐちゅぐちゅいっててやらしいなあ、翼」
情けない泣き顔に、友達間の順位の逆転を痛感して、石崎は腰を動か
  す。腰を動かす度に、翼の中で水音がするのは本当に淫らで、石崎は
  舌なめずりをした。
  敵わない友達を苛める快感は、石崎の知らなかった喜びだった。
「んっ!」
翼が声を上げる。石崎が胸元の洗濯バサミを口に銜えたのである。洗
  濯バサミをぶら下げたまま、もう感覚が麻痺しかかっていた乳首が、今
  までとは違う刺激に苛まれる。翼はたまらなくなって、高い声を出した。
「あううっ」
「うおっ」
不意に締め付けられ、たまらず石崎も射精した。まだ慣れていないちん
こは、刺激に弱かったのだ。
「いやあっ」
そして、同じく絶頂を迎えた翼は悲鳴を上げた。

「あっ、ユニフォームが…」
絶頂を迎えた翼のちんこから、ザーメンがこぼれた。自分のユニフォーム
シャツが汚れてしまったのを見て、翼は目を見開いた。これまで何度か
ユニフォームに射精されることはあっても、自分自身の精液で汚してしま
うとは思ってもみなかった。更に、ゆるくなった肛門からも、中に注がれ
続けたザーメンが垂れ出している。そして、それを翼の体内に詰め込ん
だのは、一緒に戦ってきた仲間達だった。その仲間に犯され、汚された
ことに、翼は傷ついていた。
 それでも、サッカーさえできれば。気を抜けば泣き出しそうな気持ちを
鼓舞して翼は顔を上げた。
「あとは紅白戦で今日の練習は終了だ」
「キャプテン、トイレに行って来ても良いですか?」
キャプテンの言葉に、翼は小さく安堵した。しかし、我慢できそうにはな
い。
お尻を押さえて悶える翼に、キャプテンは冷たく言い放った。
「ダメだ。もうすぐ始めるからな」
試合前の大事な紅白戦に出ないわけにはいかない。悲壮な覚悟の翼
に、中杉が手招きした。
「翼、何とかしてやろう」
中杉はそのまま、翼の乳首とヘソに付けられていた洗濯バサミを外し
た。そして、どこから取り出したのか、ホイッスルのヒモを挟む。
「よし、これで栓をしてやる」
「いやあ、やめてください、先輩」
ぐちゅぐちゅと音を立てている肛門にひもの絡まった洗濯バサミを組み
合わせて入れられ、翼は顔をしかめた。硬くぼこぼこした感触が敏感
な粘膜を通して、伝わってくる。
「最後にこれだ」
「うあっ」
その上、大き目のホイッスルの持ち手側を尻の中に入れられた翼は、
苦しげに声を上げた。吹き口の先が少し覗く形になっているのが、た
まらなく恥ずかしかった。サッカーストッキングとスパイクしか身に着け
ていない翼は、尻もちんこも丸出しで紅白戦に臨まなくてはならない。
「さあ、始めるぞ」
でも、これで少しは走れる。そう思ったときだった。
「みなさーん、応援に来ましたー」
合宿所のフェンスの向こうで、手を振っているのは、中沢と西本の二人
のマネージャーだ。少し離れた市の施設を利用しての合宿だったため、
マネージャー達は参加できなかったのである。人家の少ない場所だか
ら、裸でもマシだと思っていた翼は、顔から火が出そうだった。
「ほら、始めるぞ、翼」
キャプテンに小突かれて、翼はいやいやセンターサークルに駆け寄っ
た。裸で走る度に、尾のようにはみ出たホイッスルのヒモや揺れるち
  んこにごろごろするお腹が気になって、とてもゲームに集中できそう
  にない。マネージャーの二人が、丸裸でゲームをする翼に違和感を
  覚えないわけがないと翼は思った。スパイクとストッキングを身に着
  けているだけ、野外だと意識してしまい、恥ずかしさはいや増す。し
  かも、あまり動けば簡単なお尻の栓が抜けてしまう。
 それでも、負ける訳には行かない、と翼は何とか敵MFのボールを奪っ
  た。
「あっ」
その時だった。翼をマンマークしていたDFの手が翼のちんこをいきなり
握った。

「あうっ」
人前での露出サッカーという異常事態に、すっかり勃起しきっていた翼のちん
こはその行為にすぐに反応しそうになった。翼は慌てて股間を押さえるが、ボー
ルを奪われたMFとDFは翼を挟むようにピッタリとマークして、ちんこや尻
を揉み始めた。
「はあんっ」
走る度に動いていた洗濯バサミの刺激もあって、翼は立っていられなくなった。
座りこんだ翼に、主審役の部員の笛が鳴る。
「チャージング」
DFが翼を押した、として反則がとられた。まるで、通常の試合のように、
ゲームは淡々と続けられる。違うのは、翼に対するセクハラだけだった。フ
リーキックが与えられた翼は前方にいる選手にパスを送る。しかし、ボールは
すぐに翼にリターンされてきた。ボールが足元に戻ってくるとすぐ、翼の周囲
にはさっきのDFとMFだけではなく、他のDFまでが群がって来た。
「いやだっううっ」
手を押さえつけられた上で、ちんこをこねられる。無防備な太ももの付け根を
撫で回され、尻肉を割り広げられるように揉まれて、翼はもがいた。その上、
尻の栓となっているホイッスルをぐりぐりと押す指に、知らず声は漏れる。
「はうっ」
それでも、足元からボールが奪われることはない。後ろから羽交い絞めにされ、
真っ赤になっている乳首やへその穴まで嬲られても、翼の足元にはボールがあ
る。
「うっううん」
複数の手で卑猥にまさぐられ、ちんこをしごかれて、翼は身体をくねらせた。
 それでも、ボールを受け取った以上はつなげなければならない。翼はいやら
しい手を振りきり、ちんこから滴る先走りを垂らしながら、敵をかわしてパス
を送ろうとした。
「あうっ」
ショルダーチャージを受けて、翼は地面に転がった。転がった翼のところに、
またもやパスが送られてくる。翼が動けずにいる間に、敵の二人は翼の足の間
に立ち、少しずつ翼の股を開いていった。
「やめてぇ」
ちょうどマネージャーの正面になる位置で、屹立している幼ちんこも尻の穴に
挿されたホイッスルもみんな見られてしまう。翼は何とか起き上がろうとする
が、地面についた髪の毛をぐっと踏まれてしまう。
「うっうっくっ」
翼は小さな声でしゃくりあげ始めた。恥ずかしく開かれた足の間を、当のマ
ネージャーが望遠レンズで激写しているとも知らずに。
 紅白戦が終わって、マネージャー達は帰って行った。使い物にならないとし
て、あの後すぐに下ろされた翼は、そのままグラウンドを走らされた。マネー
ジャーの前だけスピードを出す、というような器用な真似もできず、お腹の中
に詰め込まれた異物に苦しみながらも頑張って走った翼は、練習が終わってす
ぐに倒れた。
「じゃあ、練習も終わったことだ。中の物を外に出して良いぞ」
三年補欠の言葉に、翼はほっとして、トイレに向かおうとした。しかし、それ
は許されなかった。
「ミーティングルームでやれ」
三年補欠の言葉で、翼はミーティングルームに連れて行かれた。施設の中でも
小さく、普段使われていない部屋だけに、人目も届かない。その部屋で床にユ
ニフォームシャツが敷かれるのを見て、翼は顔を引きつらせた。大事なユニ
フォームをこれ以上穢すのは耐えられない。
「あの洗濯バサミはこの施設の備品だ。それを失くしたりしたら、大変なこと
だからな」
そう言われた瞬間、翼はその場に押さえつけられた。ユニフォームの上に寝か
された翼の中から、ゆっくりとホイッスルが取られた。
「いやだよおっ」
翼は手足をバタバタさせて、抵抗するが、何人もの力には敵わない。
 ホイッスルのヒモをたぐって、洗濯バサミが出される間も、翼は必死に我慢
をしていた。高く足を上げられ、Vの字に開かれた状態で、指で中をかき混ぜ
られる。顔を赤くして我慢する翼に、三年補欠FWがずかずかと近付いたかと
思うと、スパイクのまま、いきなり翼の腹を踏みつけた。
「ぐえっ」
翼は蛙を潰したような声を出した。白い腹にスパイクのぼこぼこの赤い斑点が
つき、その途端、必死で踏ん張っていた力が抜け、翼の肛門からは六人分の
ザーメンがどろどろと流れ出た。
「うわあっ」
猛烈な排泄感に、翼の身体が震える。大事なユニフォームはたちまち大量の白
濁液にまみれ、それ自体汚物と化した。それなのに、翼のちんこは張って、高
く空を向いている。
「何だ、また感じてるのか、全く変態だな」
「そんなに嬉しいなら、もう一回だ」
「うげぇっんぐぐっ」
再び強く、ぐりぐりと踏みにじられ、尻からの精液の勢いは増した。腹ばかり
ではなく、胸やちんこまで踏みつけられた翼は、ひくひくと全身を震わせている。
「はあ、はあっ」
翼の肛門が、チームメイト達のザーメンをすっかり吐き出す頃には、翼の目は
空ろになっていた。

 よろよろしながら風呂場に向かった翼だが、風呂場は嘘のように通常通りだった。
「風呂に浸かる前に、しっかり身体を洗え」
泥だらけな上に、いたるところをザーメンで汚された翼は、おとなしくシャワー
を使った。きれいになった体で浴槽に浸かる翼に、手招きしたのはキャプテンだった。
「翼、こっちに来い」
言うが早いか、キャプテンは翼の腰を抱えるようにして、後ろから乳首を摘んだ。
「き、キャプテン…」
キャプテンは、他の部員のすることを咎めはするものの、自分からは性的なこと
をしてこない印象があり、クラブで唯一翼が尊敬する先輩だった。その先輩が自
分の肉体を求め始めたことに、翼は衝撃を受けずにいられなかった。
「キャプテン、やめて下さい…」
「ほら、浴槽に手をつけ」
弱々しく言う翼だったが、キャプテンは手短に命令するだけだった。翼は唇を噛
み締めながら、浴槽に手をついた。その尻を抱え、突き出させるようにして、キャ
プテンは風呂の暖かさに緩んだちんこやアナルを探っていく。
「ふぁっ…んんっ」
翼の甲高い声は、風呂場では更によく響いた。いつもの常識的な態度をかなぐり
捨てて、キャプテンはほぐれた翼の尻に突撃してきた。
「お、こりゃ確かにいい感じだ」
「あうっん」
スポーツマンらしく、強靭なばねから繰り出されるピストンに、翼はあえいだ。
その嬌声に気をよくしたのか、キャプテンは翼の髪を掴むと、翼の顔を湯船に
つけた。翼は頭を振ってもがくが、その分締まる感覚に、キャプテンは容赦な
く腰を振る。
「ぶはあっ」
引き上げられた翼は大きく息を吐いた。人が変わったように責めたてるキャプ
テンの行為に、身も心も疲弊していくが、その翼の顔をキャプテンは更に沈め
ようとする。
「うぶぶ」
「すげえ、締まるぜ、こいつ」
石崎をはじめとする同級生にさえ犯され、ぼろぼろになった翼を更に苛むように、
キャプテンは翼の頭を湯につける。なまじ才能があるだけに、必死で努力して
キャプテンにまで上り詰めた。簡単に自分の地位を危うくするような翼をいつか
滅茶苦茶に犯してやろうと彼はずっと思ってきたのだ。それも、いつも目にする
ような汚物のような状態では面白くない。きれいにして油断したところを。その
目論見は成功したといえた。信頼していた相手に犯されるだけでなく、水責めを
くらって、翼はふらふらになっている。
「おい、翼、出してやるから、飲め」
仁王立ちになったキャプテンの命令に、翼は辛そうに従う。今まで自分の尻に収
められていたものを口に入れさせられ、苦いちんぽ汁を飲まされるのは、翼に
とって、未だにかなりの苦痛だった。
「ちゃんと、一滴残らず飲み干せよ。こぼしたら湯船が汚れるからな」
いつものキャプテンらしい配慮を示しつつ、銜えさせられた翼の頭に腰を打ち付
ける。苦くて飲みにくい特濃を翼は嫌々飲み込んだ。
「本当に公衆便所だなあ、お前は」
そう言うと、キャプテンは苦しそうにうなだれている翼の背中を突き飛ばした。
「翼、もう一回洗ってもらえ」
洗い場に戻った翼のまわりにはたちまち数人が群がった。
「ケツの中もよく洗えよ」
「ほら、こっちを向けろ」
低い位置から、痛む尻の穴を広げて洗う様を注視され、翼は恥ずかしそうにもじ
もじした。何度も見られていると分かってはいても、翼の潔癖な心はその度に汚
されて傷つけられた。
「よし、ちゃんと洗えたか見てやろう」
「俺も洗ってやるぞ」
翼の腕は押さえられてしまうが、翼には拒否する自由はない。その場にひざまず
かされた翼は、柔らかい手に、不釣合いに大きなチンコを握らされた。
「はあっ…」
隠すことのできない身体を、石鹸の泡がついた複数の手がいやらしい手つきで触
りたくる。子供っぽい肌の感触を楽しむかのように、ぷりぷりした尻やむっちり
した太ももが揉まれる様は、まるで紅白戦の続きのようだった。ただ、違ってい
たのは、今は翼の尻の穴も空いているということだった。
「はあ…んっ、やめて下さい」
石鹸のすべりを利用して、小さな尻の穴に不埒な指が入り込んでくる。一方、翼
のつるつるの肌で、自分の体を洗わせようとする強者まで現れた。
「なにお前、翼の股で腕洗わせてんだ?」
「なあ翼、おれもやってくれ」
「翼、お前のケツっぺたで俺の背中を洗ってくれ」
「翼のほっぺたで俺のケツも洗わせてやろう」
石鹸をつけた頬で、顔に跨った男のごつごつした尻を擦らされ、翼は目をつぶり
ながら、必死にこなそうとする。
「ついでに、尻の穴も舐めてやれ」
 過酷な命令とともに、更に顔に体重を掛けられて、翼は泣きながら従った。尻
毛をかきわけるようにして、外観から汚い尻穴を、小さな舌で舐める。浴槽の中
で、体中を弄られた昨日の風呂も嫌だったが、それに比べると、今日は公然淫行
となっていた。風呂場の床に横たわり、押し付けられた尻を必死で清める翼の身
体は、翼の意志など関係なく玩具にされていた。乳首は捻り上げられ、伸ばされ
たり指先でこねられるたりしている。小さく形良くくぼんだヘソには指を入れら
れ、ぐりぐりとかき回された後、今度は太いちんこの先を押し当てられ、まるで
姦すようにえぐられていた。翼は嫌でたまらなかったが、身動きも出来ず、声す
ら出せない。その間に、足はMの字に開かれ、きれいに洗ったばかりの局部さえ
広げられて、辱めを受けていた。見えない状態でそこかしこを弄られることが、
翼は恥ずかしくてならなかった。
「うぉ、翼の舌なかなか気持ち良いぞ」
「本当かよ。次は俺のを舐めろ」
「うぷっ」
かわるがわる自分の顔に跨る汚い尻に、翼は嫌悪感に震えながら耐えた。キスも
したことのなかった翼の舌は、今では男のチンコや尻穴まで舐める性具に貶めら
れていた。
「んんっ」
翼が呻く。尻の臭さだけではなく、玩具のように弄られていたちんこの刺激に耐
え切れなくなったのである。震えながら無意識に腰を動かす翼の痴態に、嬲る方
にも力が入る。いやらしい抽送を繰り返す指に、本来人に見られては恥ずかしい
排泄器官を大きく開かれ、チームの仲間に隅々まで見られる。その恐怖と羞恥は、
本来は逆境に更に闘志を燃やす、という翼の性質を被虐心として刺激していた。
「はぶっぶえっ」
それでも、顔の間近まで迫る尻に、翼は舌を使わなくてはならなかった。これ以
上汚されたくないと翼が思ったときだった。
「そんなに息を吐いたら、尻が冷えただろ。ほら、飲め」
翼の顔に跨っていた中杉は、位置をずらすと翼の口の中に、チンコを入れた。ぶ
るっと大きな体を震わせて、チンコの先から出たのは、色の濃い尿だった。
「うえっ」
翼が顔を背けようとするが、中杉は許さずに顎をこじ開けて、翼の口の中に小便
を注ぎこんだ。
「キャプテンが公衆便所とおっしゃったからな。小便も当然お前の管轄だろう?」
どれだけ溜めていたのか、じょぼじょぼと音を立てて放たれる小便に、翼の目か
らは次々に涙が零れ落ちた。どうして、こんな目に。俺はただサッカーが好きな
だけなのに。喉を焼くような小便の熱さとアンモニア臭にむせびながら、翼に許
された自由は涙を流すことだけだった。
 尻の舐め過ぎで、顎の疲れた翼が解放されたのは、それから二時間もたってか
らだった。すっかり汚くなった身体を洗おうとしていた翼に、聞きなれた声がした。
「シャンプーをかけてやっから、目つぶれよ」
「ありがとう、石崎くん」
翼が目をつぶるとすぐに、ぬるぬるした感触が頭にかかった。すぐに泡立てよう
とするが、頭から漂ってきた臭いには覚えがあった。頭ばかりでなく、体にも浴
びせられるシャンプーに、翼はそっと目を開ける。南葛中サッカー部の一年がほ
ぼ全員が揃って、翼にぶちまけていた。全身を白く染めるような量が、翼の髪や
背中に出されていた。
「栗の花シャンプーだ。ありがたく使えよ」
「うえっ」
洗っても洗っても落ちそうにないぬめりと悪臭に、翼は吐き戻しそうになりなが
ら、シャワーで洗い流した。一緒に栄光の旗を勝ち取った仲間達とは、もう、越
え難い壁が出来てしまったのだと思うと、悲しくて仕方なかった。
 飯に五角形のノリを撒き散らした弁当を食べ終わると、部室に向かうのが翼の
日課となっていた。
「今日も持って来ているな?」
「はい」
三年補欠に言われて、翼は鞄からイチジク浣腸を取り出す。前日に買いに行かさ
れた浣腸だった。
「じゃあ、ケツを出せ」
「はい」
子供っぽい顔に似合わぬ学ランとズボンを脱ぎ、カッターシャツだけの姿になる
と、翼はいつも通り机を抱え込むように腹ばいになる。机に腹をつけると、尻を
突き出したような姿になる。机の脚と平行に少し開かれた翼の足は震えて、黄
金の右足とまで讃えられるそれには見えない。
「天才大空翼さまが、毎日ケツほりだして、浣腸されているとは誰も思わねえ
だろうな」
学校で上履きを履いたまま、教室に置かれているような机にうつぶせになって、
浣腸をされる大空翼の目は既に涙で潤んでいる。叩かれた尻の痛みも感じない
ほど、机に掴まる翼の身体は震えていた。
「ほら、もっと力を抜け」
「ひぐっ」
その淫猥な形の代物を差し込まれ、翼は鳴いた。机のまわりに鈴なりになった
部員達の視線に、泣き出しそうな顔を更に歪めて、翼は尻の中に注ぎ込まれる
冷たい感触に耐えた。チューブから薬剤が押し出される度に、ぷぴゅーと音が
するのも恥ずかしいのに、翼の足にはちんこからこぼれた先走りが伝っていく。
「よし、さあ起きて良いぞ」
使用済みの薬剤が床に捨てられる音がして、翼は身体を起こした。
「ちゃんと拾え。キャプテンがうるさいからな」
翼は下半身むきだしのまま、イチジク浣腸を拾うと、脱いだ服を着始めた。これ
から急いで、焼却炉まで行き、浣腸を捨ててから教室に戻らないといけない。し
かし。少しずつ腹の中に違和感が溜まってきて、ごろごろという音すら周囲に聞
こえるような気がする。
「放課後まで溜め込んでおけよ」
「うぶっ」
「今日も勢いよく頼むぜ」
「うぐっうえ」
いちいち腹を殴っていく先輩部員達に、翼は腹と尻をおさえるようにして、部室
を出た。

 犯す前に、腸内洗浄をする、それが三年補欠の作ったルールだった。毎日毎日
翼は前日に浣腸液を買いに行かされ、昼休みには薬剤を注入、放課後にそれを
出さされることになっていた。
 キャプテンの許しが出ない為、翼の排泄ショーはグラウンドの便所内が舞台だった。
 五時間目六時間目と必死で耐え、息も上がってしまっているところを、下半身
をひんむかれた状態で、便所に走らされ、翼の肛門括約筋は限界寸前である。周
囲を取り囲む先輩部員達の視線を感じても、もう我慢はできない。
「もう、出させてぇ」
腹と尻をおさえ、翼がその場でしゃがみこんだ。一度このまま出してしまった時
には、便所掃除をさせられ、練習に行けなかったため、翼は必死で我慢をしてい
る。鳥肌が立った肌に、額には冷や汗を浮かべ、青ざめた翼が身悶えする中、汚
い便所の床に、大きな洗面器が置かれた。
「翼、何を出すんだ?」
すでにグルグル音を立てている腹を押さえ、便意をこらえる翼は死にそうな声で
答える。
「ぅんちを…」
「もっと大きな声で言え!」
もう立ってはいられず、汚い便所の床に今にも倒れこみそうなほど、翼は弱りきっ
ている。ふらふらの翼の醜態を楽しむように、他のクラブからの見物さえ増えている。「う、うんちを、出させてっ」
中から自分を苦しめる圧倒的な力に、翼は恥も外聞もかなぐり捨てて叫んだ。
「よし、ひり出せ」
翼は洗面器をまたぐように大きく足を開かされ、腰を下ろさせられた。
「ぅああっ…」
我慢の長かった分、翼の口からはため息が漏れる。それとは対照的に翼の尻穴か
ら出される音は激しかった。
ブリッブビビビッブギュギュッ
「ひでぇ音だな」
「翼くせえぞ」
悪態をつきながらも、ギャラリーはいっこうに減らない。幼くして天才と名高い
翼の人間としての尊厳が奪われていく有様を皆が注視していた。
「見ないでよっ!」
泣き喚く翼だったが、その尻穴はめくれあがりそうなほど、とめどなく茶色い汚
物を吐き出していた。

今日の五時間目は体育。教室に帰る前に下痢止めを飲もうと、洗面所に向かった
翼であったが、二年の一人が後ろを通りかかったのには気付かずにいた。
「翼」
「ううっん」
薬の瓶はなんとか隠せたものの、尻肉を揉まれた翼は呻いた。
大きな手で肛門をぐりぐりと押す二年に、翼の顔は汗でびっしょりだった。
「…やめて…下さい…お、俺の…お尻」
少しの刺激で壊れそうな尻への攻撃に、翼の肛門は悲鳴をあげていた。
「まあ、頑張れよ」
そう言いながら立ち去る二年の口調に、聞き慣れた脅迫の色を感じて、
翼の背中を冷たい汗が流れ落ちた。
2 ひどい仕打ち
「んんっうーん」
翼は洗面器の上でいきむが、下痢止めが効き過ぎたのか、一向に出てこない。
「ううんっふんっ」
肛門が切れないよう、足に力を入れてもうんちは出せなかった。
「出ません」
何か薬を飲んだに違いない、と苛立ちながら、三年補欠は翼のユニフォームシャ
ツを腹までめくりあげると、清掃用の洗面台に手をつかせた。
「そんなにひでえ便秘なら、出さしてやらねえとな」
掃除用のホースを蛇口に接続し、三年補欠は先程までいきんでいた翼の肛門に
突き刺した。
「おら、おら」
「うぎぃっ」
いつもの浣腸液とは比べものにならない勢いに、翼の声が裏返る。
腹を裂かんばかりの勢いで水は注ぎ込まれ、翼の腹はカエルのように膨れ上がった。
「ぐ、ぐるじ…」
口からも出てきそうになるのを堪えて、翼の顔が青くなる。何も混ぜられてい
ない水道水だが、その量と冷たさで、翼の腹はすぐにゴボゴボと音を立て始めた。
「もう…やめて…下さい」
苦しさと恥ずかしさで、鳴咽しながら頼む翼に、三年補欠は水道を止めたもの
の、膨らんだ翼の腹を愉快そうに触った。
「みっともねえ腹だな」
「犯られ過ぎて孕んだのか?」
「うぐっひぐっ」
苦しい腹を叩かれながら、翼は洗面器にまたがった。
しゃくり上げて涙も鼻水も垂れ流したまま、翼は大量の液体を噴射した。
3グラウンドを汚すな
 紅白試合で、浣腸を受けた翼がグラウンドを汚した事件では、
キャプテンが激怒し、さすがの三年補欠もそれだけはしないと誓わされた。
 その一週間後、練習前に浣腸をされた翼が足をばたつかせる。
「やめてぇ」
キャプテンに叱られたことを逆恨みした三年補欠に、
体育館裏でひどく犯されたことを思い出して、翼は抗った。
しかし、浣腸液は一滴も残さず翼の体内に注入された。
 そのまま大きな机に寝かされた翼は、仰向けで足を高くあげさせられる。
「何する気ですか」
弱々しい反抗を示す翼に、押さえ付ける中杉が取り出したのはオムツだった。
「これなら、キャプテンにも怒られないからな」
「いやだぁっ」
中学生にもなってオムツを付けられる屈辱に翼は青ざめていく。しかし、
力の入らない下肢は無力で、たちまちオムツをはめられてしまった。
「じゃあ、今日はそれで頑張ろうな、翼」
「これでおもらししても大丈夫だぞ、翼」
「ひど…いよ」
トレーニングパンツはどこにも見当たらない。翼は涙で顔を濡らしながら、
オムツのままグラウンドに引きずり出されるしかなかったのである。
 4、先輩の八つ当たり
「先輩、やめて下さいっ」
雨の日は、グラウンドが使えない分、廊下や体育館周辺のランニングが主になる。そんな中、翼は三年補欠に体育館裏に連れ込まれていた。古い跳び箱などが放置されている一帯まで来ると、翼はその上に上体を押し付けられ、トレーニングパンツを剥がされた。
「うるさい」
「あうっ」
無理やりねじ込まれた痛みに、翼の足が反る。足のつかない状態、心も体も準備のないまま、後ろから犯される恐怖に、翼の額からは冷たい汗が流れる。
「い、いだっ」
「声を出すなよ」
バスケットボールの弾む音が、すぐ近くで響いている。雨が、昨日汚してしまったグラウンドを流しているとはいえ、翼の心は晴れそうになかった。
 夜になり、上級生の部屋に向かった翼は、部屋についてすぐ、
いきなり腹を殴りつけられた。
「ううっ」
なおも殴られそうになり、翼がたまらず後ずさりした途端に、
上級生達が襲ってくる。
「やめて下さいっ!」
命令すればおとなしく服を脱ぐようになった翼に対し、
抵抗を面白がるように狩りは行われた。腕をもげそうなまでに
押さえつけられ、翼は着替え用に持って来た体操服を、
乱暴に剥ぎ取られた。そして、ブリーフ一枚にされた翼は、
ベッドに押さえつけられた。
「さあ、お前の今日の仕事っぷりを言ってみろ」
三年補欠の言葉の意味が分からず、翼は黙っていた。
だが、その二の腕に、肉を挟むようにしてヒモのついた
洗濯バサミが付けられた。
「お前はこれが好きみたいだからな。ほら、どんどんやろう」
「あっう」
次につけられたのは、手の甲だった。薄い皮膚を摘まれて、
翼は苦痛に顔を歪める。
「何を言えばいいんですか」
 仕事、の意味が分からない。聞き返す翼に、三年補欠は
にやつきながら答えた。
「お前が毎日、サッカー部で何をされているのか、言え」
三年補欠の言葉はまたしてもよく分からず、翼はすぐには答えられなかった。
だが、そのために今度は腕の付け根に洗濯バサミが挟まれた。
「お前は毎日俺達に何をされているんだ?」
「色々されていま…ふがっ」
太ももの皮膚をつままれて、翼は身体を揺らした。
「ちゃんと教えてもらわないと分かりません」
今度は首筋。どんどん追加される洗濯バサミに、翼の額からは
脂汗がにじみ出る。
「それが人にものを聞く態度か?」
「…どうか教えて下さい」
誰に対しても率直であるという翼の長所も、ここでは短所と
なっていた。言い直した翼に、横から中杉が答えた。
「昨日の晩はオナってから、フェラと手コキと素股だったろ?そういうのを
きちんと言え」
上級生達は、翼に思い出すのも恥ずかしい事を、言わせようとしていた。顔を
赤くして、なかなか言葉の出ない翼に、今度は腫れ上がった乳首が洗濯バサミの餌食になる。
「ひあっ」
昼からの痛みもあって、翼は大きく身体を揺らした。
「今日の昼から、言ってみろ」
「今日の昼はオナ…って」
「もっとちゃんと言え」
「うっオナニーをして」
足の甲の皮に洗濯バサミが増えた。
「どんなオナニーだ?」
「お尻で」
「ケツをどうするんだ?」
「お尻の穴に指を入れて」
「どこで?」
「グラウンドで」「よし、続けて言ってみろ」
少し反応の遅れた翼の太ももの付け根に、洗濯バサミが増やされた。
「は、はい。今日の昼俺はグラウンドでお尻の穴に指を入れてオナニーをしました」
言いたくなくても、言わなければ洗濯バサミを増やされる。
しかし、こうして話をすれば、思い出さずにはいられない。
「そうか、翼は今日の昼はグラウンドでケツの穴をほじってオナったのか」
下卑た言い方で反復されて、翼は恥ずかしさの余り顔を更に赤らめた。しかし、
そのちんこは少しずつ元気になってきていた。
「それで?」
「森崎くんのを口でして」
「森崎の何を?」
「森崎くんの…おちんちんを」
「口でどうしたって?」
「口で銜えて」
「口で銜えてどうした?」
「大きくしました」
「それから?」
「高杉くんが…おちんちんを俺のお尻の穴に入れました」
「どんな格好で?」
「四つんばいで」
単語で答えるすら辛い。信頼していた仲間達による陵辱は、
翼の心に大きな傷を刻んでいた。しかし、質問は容赦がなかった。
「それで?」
「それで、お尻の穴の中に射精しました」
「そうか、高杉にケツを犯されて、中に出されたんだな?」
すぐに返答の出来ない翼の脇に洗濯バサミが追加される。
関節の柔らかい部分をつまみ上げられて、翼は痛そうに顔を
ひきつらせる。
「ひぐぅ!そ、それから、森崎くんが…おちんちんを
俺のお尻の穴に入れました」
「森崎くんもお尻の穴の中に射精しました」
「そうか、森崎にまでケツ掘られて、ザーメン入れられたか」
「はい。それから、滝くんのおちんちんを舐めました」
「来生くんと井沢くんのおちんちんを同時にお尻の穴に
入れられました」
「来生と井沢には二本差しされたのか」
話している間に興奮し、翼のチンコはブリーフの中で窮屈そうにしている。
「おい、輪姦されてる話しながら、チンポ膨らますなよ」
「洗濯バサミ挟まれて興奮するか、ふつう?」
「本当に変態大空翼だな」
投げかけられるヤジにも、翼の勃起はおさまりそうになかった。
泣き出しそうな顔をしながら、翼は続けなくてはならなかった。
「来生くんと井沢くんがお尻の穴に射精してから、滝くんもお尻の穴に射精しました」
「翼のケツはザーメンタンクだな」
投げつけられる卑猥な言葉に、翼は動揺する。恥ずかしいのに、
ちんこの辺りがもぞもぞする。
「それから、石崎くんにおちんちんをお尻の穴に入れられました。
石崎くんも俺のお尻の穴に射精しました」
「サルチンポまで突っ込まれたんだな」
「その後、紅白戦に出てから」
「ケツの中のザーメンはどうした?」
「お尻の中の…精液は、先輩が俺の腹を蹴って出してくれました」
「それから風呂だったな。分かりやすくザーメンって言え」
「はい。キャプテンに湯船の中でおちんちんをお尻の穴に入れられました」
「その後、キャプテンの…あの…ザーメンを飲みました」
口ごもった翼のもう片方の乳首にも、洗濯バサミが付けられた。
「そうだったな、翼はサッカー部の公衆便所だって認めて
もらったんだよな」
「はい、それからみなさんに洗ってもらって、俺もみなさんの身体を洗いました」
「どこを?」
「お尻の穴です」
「どうやって」
「舐めました」
「あと、中杉先輩のおしっこを飲みました」
「ザーメンも小便も飲むのか、本当に公衆便所野郎だな、翼は」
あまりの屈辱に、翼が黙った途端、洗濯バサミは翼のわき腹の皮膚を挟んだ。
「ひうっ」
敏感な部分への攻撃に、翼は思わず声を上げた。
「その間に、お前のちんこはどうなってた?」
「その間に、俺のおちんちんは三回射精しました。
お尻の穴には四回くらいおちんちんを入れられました」
「そうだな、お前はケツにはめられて、トコロテンだったな」
「それで、シャワーヘッドをお尻に当てられました」
「そうだったな、強で洗浄されて、イッちまったんだな」
 誰にも触れられていないのに、翼のちんこは痛いくらい
張り詰めていた。いっそ誰かに触られたいくらいだと思うが、
押さえつける腕と洗濯バサミ以外に翼の身体に触れるものは
なかった。ブリーフを脱がしても貰えず、翼はもじもじした。
いつもは触れられるのも恐い肛門が、じわじわと湿ってくるのを感じ、翼は思わぬ
感情に戸惑っていた。
「翼、何もじもじしてるんだ?」
「犯ってほしいのか?」
「ち、違います」
痛いほど勃起しているちんこで、翼の嘘は明白だった。
「よく話したな、翼。お前がいつも気持ちよく犯られて
いるのがよく分かったぜ」
三年補欠が言ったかと思うと、手にしていたヒモを引いた。
敏感な各部に付けられていた洗濯バサミがいっせいに
引っ張られて、外される。
「ひぎゃああっひいぃいっ」
翼が叫んだ。そこかしこ赤くなった皮膚と、
ザーメンに濡れてしまったブリーフが対照的だった。
 散々嬲られた翼は、疲れた身体を引きずるように布団に戻った。何度洗い流
しても落ちない汚れが、身体にも心にも染み付いている気がして、翼は倒れ付
すように横になった。

 息もできない苦しさで、翼は目覚めた。周囲はまだ薄暗く、目を凝らさなけ
れば状況も分からないが、自分の耳元に聞こえる息遣いと、ずんずん身体に割
り込まれる痛みで、翼は自分が犯されていることを悟った。
「やめて…よ」
苦しさで息が上がる。もがこうとしたが、正座した状態から上体を前に伏せさ
せられ、尻を突き出した格好で犯されている翼には、到底無理だった。足をピ
ッタリ身体にくっつけられているために、圧迫されて苦しい翼を、相手は遠慮
なく犯している。
「苦しい…やめてっ」
それでも周囲を起こさないように、翼は小声で言った。相手が布団の中、懐中
電灯で翼の尻を見ながら、犯しているのも、恥ずかしくて仕方がない。
「翼、嫌がってもがっちりくわえ込んでるぞ」
囁いた声は森崎だった。森崎は昼間口を犯したのに飽き足らず、翼の夜這いに
現れたのだった。森崎は翼が眠っているのを良いことに、布団の中に忍び込ん
で、翼の体操服をめくりあげた。半パンの上から小さなちんこを揉み、翼が起
きそうにないことを確認してから、森崎は翼を正座の体勢にした。逃げも抵抗
もできなくした状態で、突き出した尻から半パンをずらした。
「今まで心の中でバカにした分、犯ってやる」
昼間、泣き喚く翼に、心の中で快哉を叫んだ。そして、持って来た懐中電灯で
翼の尻を照らし出す。
「こうして見ると小さいな。めちゃくちゃにしてやるよ」
唾をたっぷり塗った指で穴をほぐすと、快楽を覚えこまされた翼の穴はすんな
りとそれに応えた。その様子を見ながら、森崎は自分のチンコをしごく。
「あったけえし、やわらけえ」
 ぐにゅぐにゅと柔らかく指先を受け入れるようになった性穴に、森崎は自分
のちんこを入れ込んでいく。到底敵わない存在である若林のせいで、森崎はずっ
と二番手扱いだった。その若林がライバルであり、親友とも思う翼を森崎が犯
したと知ったらと想像するだけで愉快になった。はっきり態度に出す若林より
も、バカにしているに違いないのに、ボールは友達などと自分に笑ってみせる
翼は更に憎らしかった。
「お前なんか、公衆便所だ。糞だ」
最初は翼を起こさぬよう配慮していた森崎だったが、挿入し始めるとその行動
は大胆になった。翼の白い尻の割れ目が自分のチンコを飲み込んでいく光景に、
森崎は夢中になった。遠慮がちに挿入したのが嘘のように、チンコをめりこま
せると、翼は夢うつつのまま苦しそうに呻く。
「毒汁をたっぷり入れてやる」
もう目を覚ますのも恐くなかった。むしろ、翼が目を覚まし、嫌がってくれる
方が、森崎には嬉しく思えた。翼が目を覚まして抵抗した時には、はずみで射
精しそうになったくらいである。
「いやだ、やめろよ」
ぐいぐいとチンコを押し込まれて、翼の声も苦しげになる。ひだが広がり、自
分のちんこを飲み込んでいる部分を嬉しげに見ながら、森崎はグリグリと腰をま
わす。
「うるさい、黙れ」
「むぐぅ」
森崎は翼にのしかかると、翼の口をふさいだ。その体重もかかって、腰を打ち付
けられる度に、翼は苦悶に呻く。翼が呻くほど、森崎の喜びは加速した。深夜に
こそこそと夜這いをかける辺り、森崎の負け犬ぶりを十分表しているのだが、
そうは思わないらしく、嬉々として翼を犯し続けた。
「ううっうぐっ」
「翼、もっと情けなく泣けよ。みっともなく苦しめ」
「ぅむむぐう」
チンコをこすっていた、いやな臭いの漂う指で口を塞がれて、翼は苦しげに呻
く。夜這い前に抜いてきたこともあって、普段は早漏の森崎のチンコはいつも
より長持ちした。
「翼の変態だからな、嬉しいんだろ」
「ぅむむー、むー」
あの大空翼を絶対的優位で犯す自分に満足しながら、森崎はそのまま中にザー
メンを放ち、出て行った。友達と思っていた森崎に投げつけられた言葉のひど
さに、翼は突っ伏したまま泣いた。
みんなに嫌われているらしい、そう思い始めた翼に、高杉が朝食のプレートを
持って来た。トーストとハム、卵、牛乳のセットだが、トーストにはべったり
と白濁液がかけられていた。翼は無言のまま高杉を睨みつけて、牛乳を飲み、
それから咳き込んだ。牛乳にも同じ白濁液が添加されていた。
「うげっうえっ」
知らずに飲んだ為、喉の奥に入って咳き込む翼。しかし、声をかけようとする
者は誰もいない。自分の周囲の世界までが破壊されていくことに、翼は愕然と
した。
朝になっても、翼の泣き腫らした目は元に戻らなかった。  どうやら、自分はみんなに嫌われているらしい、そう思い始めた翼に、高杉が朝食のプレートを持って来た。市の合宿所だけあって、トーストとハム、卵、牛乳の簡素な朝食だが、トーストにはべったりと白濁液がかけられていた。翼は無言のまま高杉を睨みつけて、牛乳を飲み、それから咳き込んだ。牛乳にも同じ白濁液が添加されていた。
「うげっうえっ」
知らずに飲んだ為、喉の奥に入って咳き込む翼。
その上、悪臭を放つトーストまではとても食べる気にはなれなかった。だが、翼には残すことは許されなかった。
「ほら、翼、食え」
「うぶっ」
顔を皿に押し付けられて、翼は呻いた。皿の上のパンは冷めて、いっそう悪臭を放っている。その上、犬のように皿に顔を付けさせられては、とても喉を通らない。
「食べます…」
机の上にあった醤油をいやというほどかけて、翼はパンを食べた。顔中を汚し、泣きながらであったが。
二泊三日の合宿の全日程は無事に終了した。とはいえ、翼には、少しも気の休まる時はなかった。これから電車で学校まで帰り、学校で解散する予定になっている。合宿自体が終了したことに安堵する翼は、この後自分の身にふりかかることをまだ知らずにいた。
 電車の中で、翼は顔を赤くしていた。
 他の部員達が制服姿なのに対して、翼だけはそれを許されず、ユニフォーム
姿である。しかし、その肝心のユニフォームシャツは昨日、汚された状態で、
トレーニングパンツを直ばきなのもいつもの通りである。
「うっうん…」
しかも、つり革に掴まっている翼の両脇や後ろからは、そのトレーニングパン
ツの中に手が差し入れられていた。半勃ちのちんこの先をくちゅくちゅと音を
出させる手に、尻の穴をほじくり返す手、尻を執拗に揉む手に、乳首をつねり、
先をこりこりくじる手。太ももを這い回る手に、口の中を蹂躙する手。複数の
手に加えて、時々、目の前の座席に座った三年補欠に、ちんこに蹴りを入れら
れる。これまでとは違い、人目についてしまう大胆な行為に、翼は必死で声を
押し殺した。
「翼、こんな状態で感じてるのか?」
「乳首立ってきたな」
「翼、ケツが濡れてきてっぞ」
卑猥な言葉で更に責められて、翼は恥ずかしさでいてもたってもいられなくな
る。最近流行し始めたハーフパンツとは違い、南葛中のトレーニングパンツは
短くて、薄い。スポーツをしているせいで、高校生にも見える体格の上級生達
に囲まれ、小学生のような翼がもてあそばれている光景は淫靡だった。
「あっうっ」
カウパーが漏れて、トレーニングパンツの前にシミを作った。それでも、集団
痴漢行為は留まることを知らない。
「だ、駄目、です」
トレーニングパンツを無理に引っ張り上げられ、尻に食い込まされて翼は呻い
た。刺激を与えられたせいで、ちんこも完全に勃ってしまっている。
「じゃあ、大声で助けてって言ってみろ」
ぱんぱんにテントを張ったちんこを蹴られ、翼は涙目になった。そんなことをす
れば、男のクセに痴漢行為をされる自分が恥ずかしいし、何よりこの無防備な格
好をしている理由を説明しなければならない。
「やっぱり喜んでんだろ」
「いっひゃあっ」
ずぷっと尻に指を差し入れられ、翼は声を上げた。翼の周囲を取り囲む人壁で、
他の者からは見えないと思っていても、いつ人に見られてしまうかと思えば、翼
の心は落ち着かなかった。ユニフォームを着たまま痴漢されているのも、恥ずか
しい原因の一つだった。

 だが、身体中いじくられても、それ以上のことはできないだろう、と翼は高を
くくっていた。実際に、トレーニングパンツの裾をめくり上げられるまでは。
 つり革にぶら下げられたまま、トレーニングパンツの裾から侵入した肉棒に、
翼は突き上げられた。
「いっ、ぬ、抜いて!」
公共の場である電車で、つり革に腕ごと嵌めるようにしてぶら下げられ、学校名
も名前も分かるユニフォーム姿で、尻穴を犯される。想像もつかないことに、翼
は焦った。翼が困れば困るほど、嫌がれば嫌がるほど、踏みつけたくなる人間ば
かりだということを、翼は分かっていなかった。
「気持ち良いぜ、翼」
「ぬああっ」
ぶら下げられて不安定な身体を、無理やりにこじ開けられて、翼が悲鳴を上げ
る。公衆の面前での恥辱的な姿勢もさることながら、電車の振動がいつもと違
う快感をもたらしていた。
「なんだ、翼は電車好きか?」
「ち、ちが…んぐぐっ」
急に深く挿入され、翼は苦しげに鳴いた。
「おっうっ」
「んっ、中はやめ…あうっ」
のしかかる三年の息が荒くなったことに気付き、翼は精一杯抗うものの、ずっ
ぽりとくわえ込まされたチンコから逃れることは不可能だった。
「い、ああっ」
指の跡が残る程強く掴まれ、翼はまた汚された。力を緩めれば、簡単に飲み込
まされたザーメンが出てきそうで、翼は吊り下げられたまま、必死で耐えた。
「あぐっ」
次の二年は翼の尻が開いて間もなく、トレーニングパンツをひき下ろした。子
供らしい可愛らしい尻とちんこがぷるんと揺れる。
「誰かに見つかっちゃう…」
怯える翼に覆いかぶさった二年は、すぐにチンコを侵入させた。そのまま、右
の太ももを柔らかい膝裏の感触を楽しむように持ち上げて折り曲げる。腰に角
度をつけられた翼はあまりの恥ずかしさに息を詰まらせた。電車の中で下半身
をあらわにされた上、その格好では席に座っている上級生達に恥ずかしいとこ
ろが丸見えになってしまう。
「あううっ」
開かれて、男根を根元までくわえ込まされた肛門に、ぷりぷりした尻肉に、ふ
りふり揺れるちんこを上級生達は面白がってつつきまわった。更に突かれる度
に、最初に注ぎ込まれたザーメンがかき出され、翼の尻はべたべたになってきた。
「いやぁ、やだあ」
電車の中で与えられる、信じられない虐待に、翼はじたばたするが、それでも、
翼のちんこは爆発寸前になっている。「お前が出せないようにしてやるよ」
二年は言うが早いか、自分の長めの髪を束ねていたゴムで翼のちんこの根元を
縛った。思わぬ痛みに翼は身悶えするが、その動きは相手を喜ばせた。
「昨日は六発だったが、今日はどんだけ腹に入るかな」
昨日、六発も直腸に発射され、我慢させられたことを思い出して、翼は青ざめた。
ここであんなことになったら、と思うと背筋に悪寒が走った。我慢させられたの
も地獄のようだったが、その後そのザーメンを強制的に出さされたのも、辛かっ
た。ユニフォームに、腹を踏みつけられて、排出させられた翼を、部員達は侮蔑
の眼差しで取り囲んでいた。その上、ユニフォームからこぼれて、床を汚した
ザーメンを、翼は舌で舐め取らされたのである。土足で歩く床にシミを作ってい
るのは、尻穴から出されたばかりで、湯気の出そうなザーメン。床を這いはした
ものの、舐めることを躊躇する翼に、三年補欠がスパイクのまま蹴りを入れた。
尻の割れ目にぐいぐいとスパイクの底を押し付けられて、翼は落とす涙でかえっ
て床を汚しながら、床を舐めた。
「く、口でしますから、中は許してください」
少し前までは、天才サッカー少年として、栄光に満ち溢れていたとは思えない言
葉で、翼は哀願した。
「よし、その代わり全部飲めよ」
翼は青ざめたまま、頷いた。
 ドアのすぐ横で、翼は立ったまま犯されていた。ドアの側に立つ部員の股間に顔
を埋め、チャックだけ開けた状態のチンコを口いっぱいに頬張り、二つ折れになっ
た姿勢で、後ろから両手をつかまれて後庭を激しく突かれていた。ユニフォーム
のシャツを着てはいるが、幼い下半身むきだしの状態で、人に見せられる姿では
ない。翼はその状態で、電車に乗ってから既に、十人の相手をさせられていた。
十人分の精子を飲まされて、翼の口周りも白く汚れ、ざらついた口の中は気持ち
悪くてならない。腹の中もザーメンでいっぱいになっていた。それでも、拒んだ
が最後、どんな目に合わされるか、翼はよく分かっていた。
「んんっ」
口の中に発射されたザーメンを翼はいやいや飲み干した。精液臭いげっぷが出る
度に、嘔吐感も一緒に上がってくるのを、何とか堪えている状態だ。
「よし、翼、顔を上げろ」
口を塞いでいた先輩が離れるのと同時に、翼の尻の穴を使っていた中杉は翼のユ
ニフォームシャツをめくり上げた。そして、翼に突き刺したまま、軽い身体を抱
き上げ、ドアのガラスに押し付けてしまった。
「ひあっ」
冷たいガラスに、顔はおろか、シャツをめくり上げられた胸まで押し付けられて、
翼は嫌がった。中杉の巨大なもので変形した腹も、ガラスにくっつく。
「もうすぐ駅だからな」
いくら乗降の扉は反対側だとはいえ、急行の止まるような駅には複数のホームが
ある。ひしゃげた顔や裸の胸を押し付けられていたら、何をされているかすぐに
分かってしまう。青ざめる翼の身体を更にガラスに押し付けて、中杉は翼の中を
えぐる。
「や、やめてぇ」
ドアに押しつぶされながら、翼は弱々しく鳴いた。ガラスの冷たさに、どんどん
理性が戻っていく。恐怖に歪む翼の鳴き声に、中杉はにやにやしながら、壊さん
ばかりに、腰を打ちつけた。射精が出来ない翼であるが、ちんこの付け根に結わ
えられたゴムをはちきれんばかりにして、翼はあえいだ。
「~やまぁ駅~、お降りの際は…」
はっきり聞き取れないアナウンスの後、電車はゆるやかにスピードを落とし始めた。
「!」
通り過ぎる乗客の驚きに満ちた顔を、翼は確かに見たと思った。電車がホームに
着く寸前、中杉は押さえ込んでいた手で、翼を扉の下側に押し込んだ。
「はあ…」
安堵の息を漏らす翼だったが、中杉は抜いたチンコをその顔に押し付け、汚濁を
ぶちまけた。
 学校に帰り着き、他の一年部員達が帰宅しても、翼には自由も安静もなかった。
部室に連れて行かれるとすぐに、今日の日課を要求された。

 臭いがこびりつき、汚れの落ちきっていないユニフォームのパンツを脱いで、
翼は机の上に座らされた。周囲を取り囲まれたまま、皮の剥け切っていないちん
こを無理やり覚えこまされた手つきでこすりつけ、剥く。
「はあっはあっ」
自分で涜したこともない幼いちんこを人前で擦り上げるよう強いられてはいるも
のの、優しくしごく気持ちよさに、翼の手は止まらなくなる。上級生達の強引な
手に快感を強いられるのは気持ちは良いが、最初は痛い。それに比べて、自分の
手は気持ちよかった。思わぬ快感に、翼の息は激しくなり、唇が開いていく。
「ンンっ」
あさましい姿を見られることに、翼のちんこはすぐに膨れ上がっていく。いけな
いと分かっていても、恥ずかしいと思っていても、翼の手は止まってくれない。
手が止まらないよぉっ!心の中で叫びながら、翼はちんこを擦った。
「人前でマスかいて恥ずかしくねえのか?」
「このエロガキが」
罵倒はかえって、翼の頭を行為に没頭させる。だんだんと激しくなったグリップ
に、翼のちんこはまもなく爆発した。
「はぁあああ」
息とともに、残り汁を擦り出す翼だが、それ以上息をつくことは許されなかった。
 今日の翼の相手は三人だった。
「じゃあ、俺はケツを使うぜ。今日の当番を楽しみに、昨日から溜めてたからな」
「俺は口な。へへ、頭からぶっかけてやる」
顔前で相談を始める二人に、翼は不安になった。二人とも、性格が荒く、性欲も
強い。そして、最初から翼の陵辱に参加していたメンバーだった。初めて貫通さ
れ、まだ不慣れの翼を、逆立ちさせたまま上から犯したのも、このうちの一人だっ
た。跨がれた状態の翼は必死に足にしがみつきながら、そのひどすぎる性交に耐
えたのだった。
 そして、もう一人は顧問の教師だった。サッカーの経験がない分、口出しはし
ないが練習をいつも見守っている顧問が、昨日の裸練習の時に限って不在だった
ことの理由を、翼は初めて知った。ユニフォームをずらし、オナニーをしながら、
いつもの台詞を言わされた翼を見ながら、顧問はにやにやと笑っていた。
 座った二年の上に乗るように言われて、翼はほぐした尻の穴を自分の指で押し
広げた。ほんの数週間前まで、ピンク色で小さく慎ましやかに窄まっていた翼
の尻の穴はいまや黒ずみ、更に赤くただれていた。油断すればすぐにまた血の
出てくる傷を気遣って、翼はそろそろと腰を下ろそうとした。しかし、二年補
欠は翼の腕を掴むと、強引に自分の方へ引き下ろした。腕をとられた翼が足で
踏ん張ろうとした瞬間、足元にいた顧問が、翼の足を引っ張った。
「いぎぃっ」
翼の口からは、言葉にならない悲鳴がほとばしる。自分の体重で身体をめりこ
まされる痛みに、翼はもがいた。開いてしまった傷からは、血が出ているに違
いない。
「ぐはっ」
それでも、無理やりにこの行為に慣らされてきた翼の尻穴は、二年のチンコを根
元まで受け入れた。苦痛と、前立腺からもたらされる快楽に、翼の顔が歪む。
「あ…うっ」
声を上げていた翼の声が不意にくぐもる。もう一人の二年が翼の口に醜いチンコ
を銜えさせたのだった。顎が疲れても、何回も奉仕を続けられたせいで、翼はこ
の行為についても従順になっていた。
「う…ううっ」
苦しい程痛気持ちいい肛門からの刺激に突き動かされながらも、翼はじゅぷじゅ
ぷと音を立てて、フェラチオをした。鈴口に舌を絡め、口いっぱいに頬張った怒
張を吸い上げていく。
「そろそろ、わしも仲間に入れてもらおうかな」
年配の顧問は、さっきから掴んだ翼の足を嬉しそうに撫でている。
「翼の足は臭いなあ」
先程足を引っ張った顧問は、サッカーストッキングを履いたままの翼の足の裏に
顔をくっつけんばかりにして、臭いを嗅いでいた。
「うわ~、変態ですね、先生」
翼の口や尻を犯す二年達が呆れたように言う。スパイクを履いて、何時間も経っ
ている足の裏が臭くない筈ないのだ。しかし、二人の見る間に、顧問のチンコは
むくむくと大きくなった。
「翼、足の裏でしごいてくれ」
気味の悪い命令に、上下から串刺しにされ、思考能力の薄れた翼は意味も分から
ぬまま、従った。足の裏を擦り合わせるように、両足の裏に挟まれたチンコを
撫でると、引き締まった足首やふくらはぎを撫でられる。
「むむぅ」
二年のチンコを銜えたまま、翼が呻いた。シンガードも外され、無防備な足を
撫で回されて、恥ずかしさは限界に近かった。
「じゃあ、出してやるぞ」
「うぐぅ」
一番先に達したのは、翼の尻を掘っていた二年だった。尻肉をつかまれ、容赦な
く直腸内に注ぎ込まれた精液に、翼の気分が悪くなるのも束の間、続いて口で奉
仕をさせていた二年が達し、望み通り、翼の顔をめがけて射精した。髪から顔中
を白いスペルマまみれにされた翼は、むせ返るような臭いと、鼻に入ってきた精
液に辛そうに顔を歪めた。
最後に残ったのは、自分の逸物を翼に足裏でしごかせている顧問だった。しかし、
その息は既に荒く、絶頂が近付いているのは間違いなかった。
「じっとしていろよ」
顧問はそう言うと、翼の右足のサッカーストッキングに手をかけた。無理やり手
を入れて広げるようにしてから、自分のチンコを中に入れた。
「先生、やめてくださいっ」
中でふくらはぎにチンコを擦り付ける顧問に、翼は恐くなった。顧問が引っ張る分、確かにゴムは伸びたが、窮屈であることは変わりない。贅肉のついていないふくらはぎは、そのあおりを食らって、一部が痛い程食い込んでいる。
「翼っ翼」
太く枯れた声で翼の名前を連呼して、顧問は果てた。白いサッカーストッキング
の中に大量の精子を吐き出され、翼は不快感に襲われた。
「いやあっ、気持ち悪いよぉ」
連日のように犯され、性的な玩具として扱われていても、泣き叫ぶ翼の声は幼い。
「じゃあ先生、俺も失礼します」
先日翼を素股で犯した三年がたまらなそうに駆け寄る。翼の左のサッカーストッ
キングをずらすと、足首近くで、細くなっているところまで下げた。そして、そ
のたわんだ布地の中に自分の勃起したチンコを入れたかと思うと、素早く中に
放った。タイトな部分とは違い、たるませたことで、精液はサッカーストッキン
グの中の方にたまってしまった。
「い、やだぁっ」
翼は首を振って、泣き叫んだ。

「おい、翼」
三年補欠に呼ばれた翼は、痛む全身を気遣いながら、そろそろと動いた。更に数
人に精をかけられ、身体中から生臭さをまきちらす翼に、三年補欠は残酷な台詞
を言い放つ。
「先生がせっかく下さったんだ。お前そのまま帰れよ」
黒い髪のあちこちに、精液の塊が付着していた。尻の部分だけをずらしたに過ぎ
ないユニフォームはそこらじゅうザーメンがまき散らされている。その上、サッ
カーストッキングまでザーメン漬けでは、どんな鈍感な人でも、翼の正気を疑う
だろう。
「そんな…」
だが、制服の入っているロッカーは上級生達の後ろである。下手に逆らっては、
どんな目に遭わされるか分からない。翼は諦めて、家に帰ることにした。

 南葛中からの帰り道には暗い場所が何箇所もある。いつもクラブの終わった
後に、居残りをさせられている翼であるが、いつもはそう暗い道は通らない。しかし、ザーメンに頭からつま先まで汚された翼は、今日だけは裏道を通ることにした。
「じゃあ先生、俺も失礼します」
先日翼を素股で犯した三年がたまらなそうに駆け寄る。翼の左のサッカーストッ
キングをずらすと、足首近くで、細くなっているところまで下げた。そして、そ
のたわんだ布地の中に自分の勃起したチンコを入れたかと思うと、素早く中に
放った。タイトな部分とは違い、たるませたことで、精液はサッカーストッキン
グの中の方にたまってしまった。
「い、やだぁっ」
翼は首を振って、泣き叫んだ。

「おい、翼」
三年補欠に呼ばれた翼は、痛む全身を気遣いながら、そろそろと動いた。更に数
人に精をかけられ、身体中から生臭さをまきちらす翼に、三年補欠は残酷な台詞
を言い放つ。
「先生がせっかく下さったんだ。お前そのまま帰れよ」
黒い髪のあちこちに、精液の塊が付着していた。尻の部分だけをずらしたに過ぎ
ないユニフォームはそこらじゅうザーメンがまき散らされている。その上、サッ
カーストッキングまでザーメン漬けでは、どんな鈍感な人でも、翼の正気を疑う
だろう。
「そんな…」
だが、制服の入っているロッカーは上級生達の後ろである。下手に逆らっては、
どんな目に遭わされるか分からない。翼は諦めて、家に帰ることにした。

 南葛中からの帰り道には暗い場所が何箇所もある。いつもクラブの終わった
後に、居残りをさせられている翼であるが、いつもはそう暗い道は通らない。しかし、ザーメンに頭からつま先まで汚された翼は、今日だけは裏道を通ることにした。
 翼が目を覚ましたのは、見覚えのない部屋だった。ベッドの上に寝かされてい
るものの、身動きが取れない。ふと手を見て、翼は驚いた。両方の手首足首には
手錠が掛けられ、ベッドの柱から伸びたロープで結ばれていた。しかも、翼が着
ているのは南葛SCのユニフォームだった。
「驚いたかね」
入ってきたのは見知らぬ男性だった。長い髪にサングラスという姿は、どこかで
見た覚えはあるが、知らない相手だと翼は思った。
「ここはどこですか」
毅然と尋ねる翼に、男は相好を崩した。
「私は片桐、君の事はずっと応援していたよ、大空翼くん」
サングラスの為に表情は見えないものの、口元は笑っている。しかし、どうやら
誘拐されたらしいと気付いた今は、男の笑顔がかえって恐くなって、翼は片桐を
にらみつけた。
「何をする気ですか」
見慣れぬ物ばかり置かれている部屋で、小学生時代のユニフォームを着せられ、
手足の自由を奪われた翼は声を荒げたが、その声は少し震えていた。部屋を飾る
物が性具とは知らないものの、何をされるか、今の翼には分かるような気がした。

「これを見たまえ」
片桐がリモコンのスイッチを入れると、部屋のテレビに鮮明な映像が映った。そ
こには、翼の記憶に残っている光景が映し出されていた。
「や…やめてぇ」
生まれたままの姿の小さな身体を、二つ折りにされ、さかさまに転がされた翼
がちんこをこすられている。大写しにされたふにゃふにゃのちんこが少しずつ
大きくなっていくのを、カメラはずっととらえていた。その真上では、尻を上
に突き出さされた翼の尻肉が開かれ、まだピンク色の淡い蕾を、太い指に周囲
のひだからもみほぐされていく。
「ふ…ふう…んっ」
甘い声を出して、唇をよだれに濡らした翼の顔を大きく映しながら、カメラは
翼の秘密の部分を逃がさない。潤滑油を使われたのか、ぬめぬめ光る肛門の粘
膜に太い指を受け入れた翼は、息を荒くしながら、ちんこから透明なカウパー
を垂らしている。
「あううっん」
「嫌がってた割りに、もう受け入れ体勢ばっちりじゃねえか」
「翼のケツの穴、ばっちり見えてんぜ」
穴の中をこねられて、ほぐれてきた肛門を、二本の指がこじ開けた。内臓まで
見えるほど開かれたピンク色の器官を映され、翼が恥ずかしそうに身をよじる。
「こっちは童貞でーす」
「まだ半分かぶってます」
「でも、びんびんです」
「は…うん」
可愛らしいちんこは勃った状態で、カメラの前に引き出された。見事な体位が
効を奏して、まだ純情なちんこを卑猥な手つきでこすられて、翼が声を上げる
度に、指を三本も出し入れされている尻穴がひくひくと揺れ、翼の目がとろん
としてくるのまでが捉えられている。
 それから、場面は変わり、翼は顔の前に出されたチンコを舐め始めた。嫌そ
うに顔をしかめ、目に涙を浮かべながら、ちろちろと赤い舌を動かす。時々辛
そうにするのは、ちんこをこすられながら、舐めさせられているからだ。
「おい、くわえろ」
髪をわし掴みにされた翼は、最初はいやいやと首を振ったが、口を無理やりこ
じ開けられ、苦悶の表情で大きなチンコを口にくわえた。口いっぱいに喉奥の
方まで達するチンコをくわえさせられた翼の顔は、今にも泣きそうに見える。
 その次の場面で、持ち上げられた翼は、椅子に座った上級生のチンコを入れ
させられている。
「ひぐうう」
悲鳴を上げ、涙を振りまく翼に、ちんこを握りながら、上級生が腰を振る。小
さな翼の身体は上級生が動く度に、より大きく揺らされ、深くめりこまされる。
「はあっんあぐうう」
翼はその度に声を上げ、涙をこぼした。尻ごと持ち上げられ、結合部がはっき
り見える状態にされた翼は、勃起させられたちんこも痛々しく、開きっぱなし
の唇からは嬌声しか出てこない。
「やめてぇ、あううっ」
泣いてぐちゃぐちゃの顔を、他の上級生達がザーメンで汚す。管の中に残った
分まで搾り出すように手を動かしてかけられた時、翼のちんこからも大量の
ザーメンが流れ出た。
 それは、初めて犯された一週間後に撮られた映像だった。人に見られたくな
い部分や恥ずかしい姿を記録されることに、翼は抵抗したが、無駄に終わった
。かえって、ちんこやアナルを大写しにされ、よがっている顔にライトを当て
られるだけだった。
 そしてその日から、部室で犯される時には必ずビデオカメラがまわされ、翼
が姦される姿だけでなく、着替えや自慰、毎日の強制排泄に至るまで、常に撮
影されていた。そして、先日の合宿に至っては、グラウンドでの公開輪姦まで
もが録画された。

「どうして…」
顔面を蒼白にして問う翼に、片桐は笑った。
「君の事は調べさせてもらった」
片桐はそう言うと、ビデオを見ている間、吸っていたタバコの火を消した。
「随分開発されてしまったようだね」
「ぃ、やああ」
片桐の手は翼の股間に手を当てると、ぐりぐり押した。
「あががっ」
高い悲鳴を上げ、翼は身悶えするが、拘束された手足は動かず、ロープがぴんと
張っただけだった。その声と共鳴するように、ビデオの翼も貫かれて、声を上
げ続けている。
「失礼するよ」
片桐は翼のユニフォームシャツをめくり上げた。平板な胸にポツリと赤く腫れ
た乳首をゆっくりと舐める。
「翼の乳首の先はピンク色か」
「ひゃあっ」
昨日、洗濯バサミで摘み続けられ、腫れて敏感な乳首をじわじわと責め立てる
舌に、翼が反応する。
「翼は敏感だな」
ぴんと屹立した乳首に、片桐は奇妙なクリップを付けた。挟んだ後に、片桐が
触れると、クリップは小刻みに振動を始めた。
「あうっんっ」
思わぬ刺激に、甘えるような声を出した翼に、片桐は嬉しそうにそのままベッ
ドの足元の柱に掛けていたロープの端を、頭の方の柱に移した。足を上にして、
腰を上げた姿勢の翼の尻を片桐が撫でた。

「翼のお尻は可愛いなあ」
大きな掌で包むようにして、尻をいやらしく撫で回され、翼は恥ずかしくなる。
性的に追い詰められながら、恐怖を感じるのは初めてで、翼は怯えて震え始めた。
「翼はどこもかしこもつるつるだなあ」
涙ぐんでいる翼の頬を撫で、涙を舐め取ると、片桐は柔らかい唇を吸った。
ファーストキスの少年相手としては悪質な位に深く口付けて、たばこ臭い舌を
奥深くまで侵入させる片桐に、翼は嫌そうに首を振る。だが、片桐はそのまま
翼の顔中をなめまわした。ぺちゃぺちゃと音を立てられて、翼は気持ち悪くなる。
「唇もぷるぷるのほっぺたも可愛いけど、やっぱり翼の足は素晴らしいな。さ
すがに黄金の右足だ」
尻だけでなく太ももまでが揉まれる。太ももの感触を楽しむように顔をすり寄
せる片桐に、翼の恐怖心は更に大きくなってくる。膝の裏側から、太ももの裏
側を撫で降りてきた手は、ゆっくりと翼のトレーニングパンツに忍び込んだ。
ちんこを指で挟み、こすりながら片桐はトレーニングパンツを引っ張った。
「これじゃあ、翼の可愛いおちんちんが見えないね」
片桐は、手にしたはさみで翼のトレーニングパンツの中心を丸く切り取った。
開けられた穴から翼のちんこを引っ張り出して、片桐は舌なめずりをする。
「まだちょっと皮をかむってるんだね」
乳首やお尻に与えられる刺激で、少し張っているちんこを指先で軽く握ると、
片桐はそれを口に含んだ。じゅるじゅると音を立てて美味しそうに味わう片桐
に、翼の背筋に冷たい汗が流れる。
「翼のおちんちんはおいしいなあ」
「や、めてえ」
泣き叫んでも、片桐の舌による愛撫は止まらない。指で挟めるちんこだけでな
く、玉袋まで舐められて力が抜けた。

恥ずかしくて嫌なはずなのに、快感に抗い切れず、翼は悔しそうな顔をしなが
ら、白い液を吐き出した。
「翼のミルクもおいしいぞ」
「うっう、も、やだぁ」
決して虐げられている訳ではないのに、翼の涙は止まらない。あの夏の熱い戦
いを思い出させる南葛SCのユニフォームのまま、恥ずかしい格好をさせられ、
射精させられたことに、翼は動揺していた。嗚咽して震える翼に、片桐は翼の
足を更に開かせた。
「こっちも切り取ってあげようね」
尻を触り、探った片桐はトレーニングパンツの後ろ側も丸く切り取った。
「やめてよっ」
腰を持って、持ち上げた片桐は、翼の尻に顔を埋めるようにして、お尻の穴を
舐めた。
「そんなとこ…汚いよう」
今まで散々翼を犯したチームメイト達もさすがにそれはしなかった。汚い排泄
穴を舐められて、翼は辛そうに泣く。
「汚くないぞ。おいしいぞ」
「ひぃいん」
か細い声を上げる翼に、片桐はぴちゃぴちゃと音を立てて舐め続けた。ほぐし
た穴の中に、舌を差し入れられ、翼は更に鳴き声を上げる。なまあたたかさと
異物感は今まで知らなかったものだった。
「臭いもいい感じだな」
「や、やめてっ」
ふんふんと臭いを嗅がれる度に、息がかかった。
「ぅやっやぁ」
自分の中から聞こえる水音も、翼は恥ずかしくてならない。その間にも、再び
弄られ始めたちんこまでが熱を帯び始める。
「可愛いなあ、翼は」
「あっぐぐぅ」
長い指を少しずつ差し込まれて、翼は身体をびくびくさせた。ぐちゅぐちゅと
かきまわす指を中で折り曲げられて、翼は切ない声を出した。
「ああうう」
「もう、こんなに飲み込んで。いやらしいな、翼」
そのまま何度も指を出し入れして、翼をひいひいと鳴かせた片桐は、なにやら
鎖状の物を取り出した。丸い球を連ねた形はまるでネックレスのように見えた。
「さあ、翼の大好きなボールだよ」
片桐は先端のボールをゆっくりと翼の肛門に押し付けると、めりこませた。
「うごぅっ」
一つを飲み込んだ後には、また一つ。次々と押し込まれるボールに、翼の息があがる。
「11個あるんだよ。チームみたいだね」
息も絶え絶えの翼に、片桐は今度は別のものを取り出した。卵形の先端に、
コードがついていて、その先には何か機械がついている。
「さあ、気持ちよくしてあげようね」
片桐は振動させたローターを翼の乳首に当てた。既に電動クリップで刺激され
ている翼だが、急に異なる刺激を与えられ、その身体が跳ねる。
「今度はこっちだよ」
片桐はそのまま手を滑らせていった。太ももの付け根を何度かさまよった手は、
やがてその中心に及んだ。
「うはうっ」
前立腺を刺激され、敏感になっているちんこにローターを当てられて、翼は腰をくねらせた。
ぐりぐりと動かされるローターに、翼はびくびくと身体を揺らし、甲高い声で泣き叫ぶ。
「あぐぐぅうわあっ」
感じ続けている翼に、片桐はお尻を撫でると、ゆっくりとアナルビーズに手を
かけた。そして、そのままそれを引っ張った。一個ずつ排出される度に、翼の腰が動く。
「はうっあうっ」
アナルビーズの抜ける感触に、翼のちんこも反応する。そして、最後のビーズ
が抜かれた瞬間、翼は激しく身体を痙攣させて、果てた。
「可愛いなあ、翼は」
「あっぐぐぅ」
長い指を少しずつ差し込まれて、翼は身体をびくびくさせた。ぐちゅぐちゅと
かきまわす指を中で折り曲げられて、翼は切ない声を出した。
「ああうう」
「もう、こんなに飲み込んで。いやらしいな、翼」
そのまま何度も指を出し入れして、翼をひいひいと鳴かせた片桐は、なにやら
鎖状の物を取り出した。丸い球を連ねた形はまるでネックレスのように見えた。
「さあ、翼の大好きなボールだよ」
片桐は先端のボールをゆっくりと翼の肛門に押し付けると、めりこませた。
「うごぅっ」
一つを飲み込んだ後には、また一つ。次々と押し込まれるボールに、翼の息があがる。
「11個あるんだよ。チームみたいだね」
息も絶え絶えの翼に、片桐は今度は別のものを取り出した。卵形の先端に、
コードがついていて、その先には何か機械がついている。
「さあ、気持ちよくしてあげようね」
片桐は振動させたローターを翼の乳首に当てた。既に電動クリップで刺激され
ている翼だが、急に異なる刺激を与えられ、その身体が跳ねる。
「今度はこっちだよ」
片桐はそのまま手を滑らせていった。太ももの付け根を何度かさまよった手は、
やがてその中心に及んだ。
「うはうっ」
前立腺を刺激され、敏感になっているちんこにローターを当てられて、翼は腰をくねらせた。
ぐりぐりと動かされるローターに、翼はびくびくと身体を揺らし、甲高い声で泣き叫ぶ。
「あぐぐぅうわあっ」
感じ続けている翼に、片桐はお尻を撫でると、ゆっくりとアナルビーズに手を
かけた。そして、そのままそれを引っ張った。一個ずつ排出される度に、翼の腰が動く。
「はうっあうっ」
アナルビーズの抜ける感触に、翼のちんこも反応する。そして、最後のビーズ
が抜かれた瞬間、翼は激しく身体を痙攣させて、果てた。

「ひぃいぃ」
目を開けるたびに、天才大空翼は絶望に突き落とされていた。開かれた自分の
足。ユニフォームのパンツからはみ出したバイブが目に映る。栄光を目指し、
心の通じ合う仲間とボールを追った、あの頃に帰りたいと何度も思った時代の
ユニフォームで、無残に壊される、とは。中から破壊的に動く物体に、心とは
裏腹に強制的に快感が引き出される。

 一方、片桐は痛みと快楽に引き裂かれそうになりながら、じっと耐える翼を
見つめていた。
「翼」
片桐は更に太いバイブにも一時間近く耐え続け、気の遠くなっている翼のバイ
ブを引き抜いた。翼は何度達したか分からず、いきすぎて、泣く力さえなくし
ている。それでも、身体を犯し続けたバイブを抜かれたことに、少し安堵の息
が漏れる。股間もユニフォームも青臭いザーメンでぬるぬるにした翼の身体を
撫で回すと、片桐はゆっくりと自分の性器をあてがう。
 片桐コンツェルンの御曹司で、元日本代表のエースストライカーであった彼
には、右眼を潰してしまい選手生命を絶たれたという過去があった。それ以来、
性的機能まで失ったと思われた彼の身体は、去年の全国大会で小学生の翼を発
見した途端、微かな反応を示した。そこで、彼はサッカー協会のコネを使い、
翼の周囲で利害の一致する中沢早苗を使って、翼を陵辱させ、たくさんのビデ
オを撮らせた。それを見ているうちにたまらなくなった片桐は、ついに翼を拉
致して、直接に触れることにした。印象深い小学校時代のユニフォームを使っ
ただけの効果はあった。至近距離で翼を見ている間に、片桐のチンコは勃ちつ
つあった。
 
片桐は鍛えられた身体に相応しく、滅多にない程の巨根を軽くしごくと、バ
イブで十分に拡張されたアナルに少しずつ差し入れていった。少し安心したば
かりだっただけに、翼の背中を冷や汗が流れ、鳥肌が立っていた。
「ひぐぐぐっ」
バイブにはない体重による圧迫を受けて、翼の喉が音を立てる。食いしばった
口の端からとめどなくよだれを垂れ流し、翼は未知の大人チンコに耐えた。サッ
カー部員のチンコが普通の大人並とすれば、片桐のは馬並と称される類いである。
「いいぞ、翼」
「うぐぐっ」
日々の調教でゆるめられていたこともあり、翼の肛門は片桐のチンコを受け入
れた。最初は先端しか入らなかったのが、動かすうちに、だんだんと深く入り、
ついには根元までめり込んでいく。翼の腹は内側からいびつな形に変形させら
れている。
「いだっ、もう、やべでっあああああっ」
縛られている分、衝撃を逃がすことができず、痛みのあまり、意識の戻って来
た翼は首を振って喚いた。もがいても、ユニフォームに縄がくいこみ、翼は更
に呻く。
「いぎぃっうごっ」
それでも、太すぎる杭に未熟な翼の身体は悲鳴をあげる。身体自体が引き裂かれ
るような痛みに、息もできない翼は喉から変な音を発するだけだった。激しすぎ
るピストンに、乾きかけた翼の頬を再び涙が流れ落ちる。
「おっおっ、気持ちいいぞ。翼、お前は何て素晴らしいんだ!」
「ひぎィっうぎぎぎ」
あの日、サッカーの申し子というべき翼を見つけなければ、こうして生きる喜び
を取り戻すことも無かっただろう。片桐は遠慮なく翼の肉穴を味わっていた。縛
られた小柄な肉体ごと揺すって、片桐は翼を貪った。
「俺はこれからお前を全力でバックアップするぞ」
生涯の誓いを立てる片桐に対し、翼は泡を吹いて、白目を剥いているのだった。

(「黒幕登場完結編」おわり)

「はあっはあっ」
息も絶え絶えの翼に、片桐はもう一度その身体を押さえつけようとした。だが、翼は片桐の手が離れた隙を見逃さなかった。足をばたつかせ、暴れようとする。
「さすがは翼。これだけやられてもまだ屈服しないとは」
翼は今までも周囲に逆らいはしなかったが、心の中までは屈服しまいと思っていた。心さえ保てば、負けなければ、いつかは、という思いがあった。そのにごらない瞳が、強い心が、陵辱を呼ぶのだということを翼は知らない。
「ほうら、逃げられないようにしような」
それでも、一度可能性を見出した翼は、自由になろうとあがく。しかし、片桐は翼の身体を更に強く戒めてしまった。手と足を体の横につけたような形に縄で固定され、身動きもできなくなった翼の尻に、片桐が手をかけた。その手に握られていたのは、バイブだった。
「こんな大きいの無理うぶぶっうげぇ」
言った翼の口にバイブが押し当てられた。もちろん、その後の作業のためだ。
「うがががっ」
片桐はビーズで拡張されたアナルに唾液で濡れたバイブを挿入した。翼の身体が反り返る。まだ小学生そのもの身体には太すぎる棒に、翼は苦しげに呻く。
「ぬ、ぬいて…」
苦しそうな翼をうっとりと眺めながら、片桐は手元のスイッチを入れた。バイブの振動がオンになり、中から響く振動に、翼は息もできなくなる。機械は翼の苦痛も知らず、容赦なく振動を繰り返す。
「ぐっううっはあっ」
息すらあえぎに変わり、呻くしかできない翼に、片桐は更にスイッチを押す。
「強だよ」
「おっ…あっ」
大きく見開かれた目から涙がボロボロこぼれていなければ、人形だと見えるに違いない。口をいっぱいに開いたまま、身体の中から動かされ、腰を揺らす翼は、壊れた玩具のようだった。

「ひぃいぃ」
目を開けるたびに、天才大空翼は絶望に突き落とされていた。開かれた自分の
足。ユニフォームのパンツからはみ出したバイブが目に映る。栄光を目指し、
心の通じ合う仲間とボールを追った、あの頃に帰りたいと何度も思った時代の
ユニフォームで、無残に壊される、とは。中から破壊的に動く物体に、心とは
裏腹に強制的に快感が引き出される。

 一方、片桐は痛みと快楽に引き裂かれそうになりながら、じっと耐える翼を
見つめていた。
「翼」
片桐は更に太いバイブにも一時間近く耐え続け、気の遠くなっている翼のバイ
ブを引き抜いた。翼は何度達したか分からず、いきすぎて、泣く力さえなくし
ている。それでも、身体を犯し続けたバイブを抜かれたことに、少し安堵の息
が漏れる。股間もユニフォームも青臭いザーメンでぬるぬるにした翼の身体を
撫で回すと、片桐はゆっくりと自分の性器をあてがう。
 片桐コンツェルンの御曹司で、元日本代表のエースストライカーであった彼
には、右眼を潰してしまい選手生命を絶たれたという過去があった。それ以来、
性的機能まで失ったと思われた彼の身体は、去年の全国大会で小学生の翼を発
見した途端、微かな反応を示した。そこで、彼はサッカー協会のコネを使い、
翼の周囲で利害の一致する中沢早苗を使って、翼を陵辱させ、たくさんのビデ
オを撮らせた。それを見ているうちにたまらなくなった片桐は、ついに翼を拉
致して、直接に触れることにした。印象深い小学校時代のユニフォームを使っ
ただけの効果はあった。至近距離で翼を見ている間に、片桐のチンコは勃ちつ
つあった。

片桐は鍛えられた身体に相応しく、滅多にない程の巨根を軽くしごくと、バ
イブで十分に拡張されたアナルに少しずつ差し入れていった。少し安心したば
かりだっただけに、翼の背中を冷や汗が流れ、鳥肌が立っていた。
「ひぐぐぐっ」
バイブにはない体重による圧迫を受けて、翼の喉が音を立てる。食いしばった
口の端からとめどなくよだれを垂れ流し、翼は未知の大人チンコに耐えた。サッ
カー部員のチンコが普通の大人並とすれば、片桐のは馬並と称される類いである。
「いいぞ、翼」
「うぐぐっ」
日々の調教でゆるめられていたこともあり、翼の肛門は片桐のチンコを受け入
れた。最初は先端しか入らなかったのが、動かすうちに、だんだんと深く入り、
ついには根元までめり込んでいく。翼の腹は内側からいびつな形に変形させら
れている。
「いだっ、もう、やべでっあああああっ」
縛られている分、衝撃を逃がすことができず、痛みのあまり、意識の戻って来
た翼は首を振って喚いた。もがいても、ユニフォームに縄がくいこみ、翼は更
に呻く。

「いぎぃっうごっ」
それでも、太すぎる杭に未熟な翼の身体は悲鳴をあげる。身体自体が引き裂かれ
るような痛みに、息もできない翼は喉から変な音を発するだけだった。激しすぎ
るピストンに、乾きかけた翼の頬を再び涙が流れ落ちる。
「おっおっ、気持ちいいぞ。翼、お前は何て素晴らしいんだ!」
「ひぎィっうぎぎぎ」
あの日、サッカーの申し子というべき翼を見つけなければ、こうして生きる喜び
を取り戻すことも無かっただろう。片桐は遠慮なく翼の肉穴を味わっていた。縛
られた小柄な肉体ごと揺すって、片桐は翼を貪った。
「俺はこれからお前を全力でバックアップするぞ」
生涯の誓いを立てる片桐に対し、翼は泡を吹いて、白目を剥いているのだった。
番台に小銭を置いた。
「げっ、早苗ちゃん!」
 小銭を受け取りにんまり笑う顔は、いつもの石崎の母ではなく、翼はその場に立ち
すくんだ。
「な、なんで……」
「翼君が来るからに決まっているでしょ」
 あねごが手を挙げると、女湯からあねごの子分が3人やって来て翼を取り囲み、玄
関に押し出した。
「そんな泥だらけの体で上がったら、ほかのお客さんに迷惑だから」
 あねごたちは、下足場で翼の汚れたユニホームを次々に剥ぎ取っていく。
「や、やめてよぅ」
 表の通りとはのれん一枚で隔てられただけだ。しかも、チビの翼は下半身がのれん
の下からまる見えになってしまう。
「お風呂に入る前に、せめて泥だけでも落としておかなきゃね」
 翼はもみくちゃにされるように、バケツに浸したタオルで全身をごしごし拭かれた。
表を誰かが通り、いつ客が入ってくるか、わかったものではない。
「早苗ちゃん、冷たいよぅ」
 股間から尻の間も強く擦られ、翼は勃起した……。
「おや、翼君」
 石崎の母の声で、翼は白昼夢から覚めた。漫画なら鼻提灯が割れる場面だ。
「こ、こんにちは」
 背徳的な妄想でも、勃起は現実で現在進行形だった。翼は石崎の母に悟られぬよう、
洗面器を臍の下に当てた。そして、番台に背を向けたまま、慎重に着衣を脱いだ。
 早い時間のせいか、風呂場には客がふたりしかいなかった。しかも、うちひとりの
でっぷりと太った中年男性は翼と入れ違いに出て行った。あとは禿げた頭をシャンプ
ーする老人のみ。翼はかかり湯もそこそこに、いそいそと泡風呂に入った。小さなち
んこがそそり立つのが難点だが、以前、股間にジェット噴射を当てたとき、殊のほか
気持ちよかったからだ。それに、きょうはどうしても試してみたいことがあった。
 性器に刺激を堪能させた後、翼はおもむろに前を向き、自分の両手で尻を割った。
幸い、じいさんは緩慢な動作で体を洗い始めている。ジェット噴射が肛門に当たる。
強い水流が腸の中に侵入しないよう、微妙に噴射孔との距離を調整する。目も口も半
開きにして、翼は快感に身を委ねた。フェイントの美技のような刺激に、皮が剥けき
らない未成熟な性器の先の感覚だけが、ことさら鋭敏になっていた。時折、翼を散々
酷い目に遭わせたあねごの顔が脳裏をよぎる。翼は白昼夢の続きを夢想した。
「おう、翼、来てたのか!」
「わっ!」
 いきなり石崎に声を掛けられ、翼は湯船の底に足を滑らし、湯の中でひっくり返っ
た。ガラス戸が開く音にも気づかぬほど、翼は没入していたのだ。
「今日のロード、きつかったもんな。太腿の裏が張るって聞いてたから……」
 そう言った石崎の目が点になった。転倒のショックで、翼は無防備にも石崎の前に
目いっぱい勃起した性器を晒していたのだ。
「張ってるのは太腿の裏だけじゃなかったようだな……」
 石崎にしたり顔で言われ、翼は慌てて前を隠した。そして、石崎の肩越しには鏡に
映るじじいの顔が見えた。翼と目が合った時、じじいは微かに口角を上げた。「ばか!」
班長のヒデに真顔で言われ、翼はむっとした。
5年生の三学期、家庭科の実習で肉じゃがを作ることになった。
当時の翼は南葛市へ転校後にリスペクトされる天才サッカー少年としての面影はまる
でなく、運動神経が並より優れた変人サッカー小僧で、クラスでは浮いた存在だった。
だから、翼の担当は超マイナーな具材であるしらたきを用意してくることだった。
なのに、ひとりでスーパーへ買い出しに翼はしらたき売り場で目を輝かせ、白、黒、
赤、緑と4袋も買ってしまったのだ。
「すごいでしょ、クラッカーのリボンみたい」
翼がザルに空けた4袋分のしらたきを鍋にぶちこんだから、調理台の周りが騒然となった。
「肉が見えねー!」
「主役のじゃがいもはどこだ~?」
鍋の中は色とりどりのしらたきに占領され、肉じゃがというより魑魅魍魎のおぞまし
さすら呈していた。
給食の時間になった。パンと牛乳、それにおかずはもちろん実習で作った肉じゃがだ。
「うめぇ!」
「これ、砂糖入れすぎ~」
あちこちのテーブルで自分たちの料理の出来に沸いていた。でも、翼の班は暗い。
「おまえ、責任とれよな」
ヒデは翼の容器にしらたきをごっそり入れた。と言うより、しらたきしか入れなかった。
「かてぇ!」
ニンジンをかじったカズが声を上げた。
「切ったの、翼だろ」
「時間が限られてるのに、こんなに大きく切ったら、火が通るわけないじゃない!」
口々に責められ翼は頬を膨らませた。反論はあった。翼の家ではカレーでもシチュー
でも、専業主婦である母がたっぷりと時間をかけて煮るため具を大きく切る。蹴った
ボールの飛ぶ方向には思いを巡らせても、家庭科実習の短時間では野菜は柔らかく煮えないとは考えつかないのが、子供の浅はかなところだ。
「食べるよ、食べりゃいいんだろ!」
翼は焼きそばをかきこむようにてんこもりのしらたきを口に入れ、固いニンジンを乱
暴に噛み砕いた。翌朝、7時すぎにヒデが翼を迎えに来た。
「きょう、早朝マラソンだろ」
「わすれてた。ちょっと待ってて」
さっき起きたばかりの翼は、牛乳を冷たいまま勢いよくコップに注いで一気に飲み干
し、バターロールをふたつ口に押しこむと、ランドセルを掴んで家を飛び出した。
学校まで千六百メートル。翼は半袖短パンの体操着でボールを蹴りながら歩く。途中、
同じクラスのマサミやカヨコ、カズにノブも合流した。
家と学校のちょうど中間にある公園で、翼の足が止まった。
「おなか、痛い……。ちょっと待ってて」
寒い朝の冷たい牛乳がよくなかったようだ。それに、慌てて家を飛び出してきたから、
翼はまだ用便をすませていない。翼は公園の片隅あるトイレへドリブルしながら走っ
て行った。
ところがトイレは地元の不良の狼藉で壊され,使用不能になっていた。
「どうする……」
みんなが駆け寄った。
「家まで戻るか?」
「無理!」
翼は内股で膝を曲げ、ワイパーのように手を振った。
「学校までもつか?」
「だめぇ」
むき出しの太腿を震わせながら、翼は首をぶんぶん横に振った。
「じゃあ、あそこでするしかしょうがないじゃない」
マサミが意地悪く口角を上げ、公園の奥の木立を指差した。

「私たちが壁になって、見えないようにしてあげる」
「まだ早いしこんなに寒いんだ。だれも通らねえよ」
カヨコやヒデも翼を促す。体格のいいカズとノブが、翼の両側から腕を抱え木立に連
行した。
「ゲリピーで体操服が汚れたら困るだろ。脱がしてやるよ」
ヒデが残忍な目で翼を見下ろした。
「いやぁ、やめて」
翼は抵抗を試みたが下半身から力が抜け、あっという間に裸にされてしまった。
「ほら、しゃがめよ。ティッシュは貸してやる」
限界が迫り全身に鳥肌を立てながら地面にしゃがむ翼の頭に、ヒデはポケットティッ
シュを叩きつけるように投げた。乾いた音を立ててティッシュが地面に落ちるのと同
時に、ブバッ!と破裂音を伴って翼の肛門から便が飛び出した。茶色い汚物に、にゅ
るにゅるした半透明のひも状のものが交じっている。昨日のしらたきだった。白、薄紅、薄緑、灰色と口に入れたときとほぼ同じ形状で糞便の間を縫うように排泄された
しらたきは、さながら地面に産み落とされた回虫が蠢く様に見えた。ところどころ、
しらたきに散りばめられた朱色の欠片は未消化のニンジンだった。普段、翼は牛乳な
どでは腹を下さない。下痢の原因は消化しない物を大量に腸に溜めこんだからだった。
「なに、これ?」
「気持ちわりぃ」
「見ないでよぅ……」
ヒデたちが、すぼめた口のような翼の肛門を凝視した。排便を続けながら、翼はマサ
ミたちの嘲笑に力なく応戦した。
「あ、ミノル、こっちこっち」
翼の前で仁王立ちしたリエが手を挙げた。翼は顔をあげて人垣の隙間から向こう側を
見てぎょっとしたあと、絶望を感じた。

リエの弟で三年生のミノルが、同級生五人とともにぞろぞろやってきたのだ。
「ほら、こいつ、変態だぜ」
カズが翼の肩を小突く。
「あっ、いつもひとりでサッカーボールを蹴っているお兄ちゃんだ」
ミノルたちが裸でしゃがむ翼を取り囲んだ。
「にゅるにゅるうんちだ」
下級生が嬌声をあげ、ゲタゲタ笑った。翼は恥辱で顔を赤くして唇をかんだ。肛門が
ひりつき便意はまだ収まらないから、立ち上がることができなかった。
「こいつ、エイリアンだから、いま怪物を産み落としているんだ」
翼はしゃくりあげながら大量のしらたきを排泄し終えた。縮こまった性器が膨らみ、
地面に小便がほとばしる。ヒデが落としたティッシュは、翼の尿でずぶ濡れになった。
「ばかっ! ケツが拭けなくなったじゃないか」
「水道のところで洗えばいいわ」
マサミが翼の体操服とパンツを抱えた。ノブがサッカーボールを蹴りながら翼のラン
ドセルを持っていった。みんながぞろぞろ移動する。
「待ってよう」
翼は性器を手で隠しながら水道のところへ走った。蛇口を上に向けて両足を開き、冷
たい水でのろのろと肛門の周りを洗った。ふいにカズが手を伸ばし、栓を捻って全開
にした。勢いよく放たれた水流が、翼の肛門を直撃した。
「いぎっ」
腸に水が入り、翼はその場にしゃがんだ。翼の尻から茶色く濁った水がピュッと飛び
出した。水道の水は噴水のように空に向き、放物線を描いて翼の頭を叩いた。
「もう、いやだ……」
泣きじゃくる翼を置いて、みんなは公園を後にした。
「あいつ、あんな小さいハンカチでせっせと体を拭いてるぞ」
カズが振り向いて、翼を見て言った。みんなが足を止めた。
「いま、ちんこ拭いた」
ミノルが指差した。
「きょうの持ち物検査で、どんな顔してあのハンカチを出すのかしら」
マサミの指摘に、みんなは笑いながら学校に向かった。