全日本編

「呼び出された理由は分かってるだろう?」
松山に鋭い目を向けられ、翼はそれを正面から受け止めた。合宿に参加せず、直接ドイツで合流した翼に、チームのメンバーの批判は大きかった。中でも、日向に代わってキャプテンとなった松山は特に声高にそれを叫んでいた。そして、ついにチームの主な選手をまきこんで、翼を取り囲むことになったのだ。
「分かっているよ。でも、せめて応援だけは」
「10番をつけてか?」
世界の舞台にはばたきたい、日本を発った翼がそう思っていたことは確かだった。松山は10番のユニフォームの襟を掴み上げた。
「応援だと?ふざけるなよ」
チームプレイの力を信じる松山には、翼の態度は高慢と思えた。合宿に参加したものの、遠征に選ばれなかった者もいるのだ。しかし、自分が正しいと信じる翼はその松山を睨み返した。
「じゃあ、応援、してもらおうやないか。外国やし女も引っ掛けられへんから困ってんのや」
早田の言葉に、次藤が頷いた。
「そうだな。それが一番チームの為になるタイ」
「じゃあ、翼。応援、頼むぜ」
「な、何を言ってるんだよ、みんなっ!」
周囲の言葉の意味が分からず、翼はチームメイト達を見渡す。いないのは、負傷した若島津と日向、石崎に佐野、タケシ…翼を囲む面々はかっての敵ばかりだった。
「ちょうど、むしゃくしゃしてたからな」
にやり、と笑った松山の表情に、今まで見たことのない凄みを感じて、翼は一歩退いた。そして、壁際に立って、一連のやりとりを眺めている三杉に気付いた。
「三杉くん、きみなら俺の気持ちが分かるだろ?」
「ボクには分からないよ。どうせ翼くんのことだから、合流したら、歓迎してもらうつもりだったんだろうね」
冷たく言いなすと、三杉は翼の腕をおさえた早田と次藤のために道を譲った。立花兄弟、反町、新田の後ろに、南葛中の仲間を見出して、翼は叫んだ。
「みんな、仲間じゃないか!!」
「お前は俺達にしたことを忘れたのかよ」
「お前のことは仲間だと思ったことはない」
翼の叫びは空しく響く。
「あれは、皆のためを思って…」
「お前が勝つためだろ!」
誰も翼を助けようとする者はいなかった。それどころか、ロッカールームの隅に追い込まれた翼に、誰もが鋭い目を向けていた。
ドン
最初に翼を突いたのは、松山だった。思わず庇った肩を、受け止めた早田が掴む。そのまま、完全に治りきったわけではない肩を押さえつけられ、翼は呻いた。
「やめろよっ」
確かに自分は合宿に参加できなかったがケガのせいだし、全国大会でここに居並ぶ相手を破っての優勝だったのだ。まったく資格がないわけではないはずだ。睨み上げる翼だったが、早田はますますギリギリと締め上げた。
「おとなしくせえ言うてるやろ。応援に来たんやろ」
「いた、いっ」
更に反対の腕さえ高杉に押さえられ、身動きの取れない翼に、今度は次藤が腹を殴った。さすがに慣れているだけのことはあり、ねじり上げるような強烈なパンチは、鍛え上げられた翼の腹筋にも、効き目があった。
「ぐほっ」
「このままサンドバッグでも良さそうだな」
殴られた拍子に舌を噛んだらしく、苦しげに呻く翼だったが、それで終わる訳もない。痛みに腹を曲げて苦しむ翼のわき腹に、今度は反町が蹴りを入れた。
「うえっうえっ」
「本当だな、さすがに翼だな」
さほど体格の良い方でないとはいえ、FWの選手のキックはさすがに効く。それを横腹にくらい、むせる翼だったが、その次の蹴りは更に強烈だった。
「げえっ」
運動神経をいかして、とび蹴りを食らわせた新田は、そのまま身悶えする翼のゲーパンをずり下ろした。
「じゃあ、翼さん、悪いですけど、使わせてもらいますよ」
「な、何する気だっ」
痛む腹に呻きながらも、翼は毅然と顔を上げた。だが、新田の動作はそれよりも速く、翼のサポーターはあらわにされてしまった。
「翼、お前、勃ってんじゃねえか?」
「もっこりしてねえ?」
屈辱的な言葉に、翼は周囲を猛然と睨みつける。
「そうだよ、翼くん」
目の前に近付いてきた三杉は、いつも通りに静かだった。
「翼くんがせっかく応援に来てくれたんだから、その気持ちはありがたく頂くよ」
「三杉くんっ!」
三杉の言葉に賛同したのか、立花兄弟が翼の両足を掴もうとする。翼は暴れかけ、そして三杉に目をやった。
「ボクを蹴るつもりかい?」
心臓病の三杉にもし足が当たったら。凶器となりうる足の力に、翼が思わず躊躇する中、立花兄弟はさっさと翼の足を広げて持ち上げた。
「ふふ、翼くんも応援の意味が分かってくれたみたいだね」
三杉はそのまま翼のユニフォームを捲り上げた。身長の割りに完成された、見事な腹筋が姿を現す。
「さすがは、翼くん」
急に腹を撫でられ、翼は身体を固くした。周囲にいるのは、皆、一度は戦い、翼に敗れていった者ばかりだった。それが、今や全く得体の知れない男にしか思えない。
「離せっ」
暴れる翼のサポーターが脱がされる。ずるり、と引き出された翼の陽物は天に向かってそそり立っていた。
「何だ、翼、やっぱり勃ってんじゃねえか」
「まわされるって言われて立ててんじゃねえよ」
訳もわからぬままなじられる度に、翼の身体は痛いほど反応する。びんびんに屹立した証拠を指先で弾かれて、翼はうめいた。
「翼くんって、やっぱりエンドルフィンが出やすいんだね。苦しいことを快楽に変え易い、スポーツマンとしては稀有の素質だよね。もちろん、肉穴としてもね」
「ぅあっ!」
三杉の指はそのまま翼の後孔に伸びた。湿らされた指をずぶり、と差し込まれて翼はうめいた。こじ開けるように内壁を弄られて、ローションを塗りこめられていく。内部を強制的に湿らされる感覚に、翼は激しく抵抗する。
「わいが押さえてやるタイ」
バタバタと暴れる翼の足を次藤が押さえつける。下半身を持ち上げられた屈辱的な体勢で床に固定された翼の肛門を、まるで医者のような手つきで、三杉が指を差し入れしている。
「や、やめろ…」
「随分ほぐれてきたよ」
「へへっ、楽しみやなあ」
ひっくり返され、恥ずかしい格好で前後を一度に弄られるなど、翼には耐えられなかった。三年間日本の中学サッカー界に君臨し続けていたのはほかならぬ翼だった。それが、考えたこともないような屈辱にさらされて、我慢できるはずもない。
「ふざけるな、みんな、やめろよっ」
翼が髪を振り乱して叫んだ時、ドアが開いた。
「そうだ、ふざけるな…」
うなるように呟いたのは日向だった。若島津を従え、猛虎と呼ばれる迫力をみなぎらせて、ゆっくりと入ってくる。
「日向くん…」
翼が安心したのも束の間、三杉を押しのけるようにして日向が翼の足首を掴んだ。
「日本一の俺がもちろん一番だよな?」
「大事に使えよな、みんなで使う穴なんだぜ」
「な、何言ってるんだよ、みんな…」
日向と松山の会話に、翼が動揺する中、日向の太い指が翼の穴をえぐった。
「よし、よくほぐしてあるな」
「ぬ、抜いてぇええ」
ぐりぐりと内壁をこすられ、翼が声を上げる。慎重な三杉とは違い、日向の乱暴な指づかいは翼を苦悶させる。
「はあはあ…」
指が引き抜かれ、翼は息をつく。荒々しくまさぐられて、止めていた息をついた瞬間、それ以上の衝撃が襲った。
「うあああっ」
獣じみた声をあげて、翼は叫んだ。平均よりも小さい翼に対し、日向はその体格に恥じない代物の持ち主だった。いきり立ったものをいきなり挿入されて、翼はうめく。
「いだ…いい」
「おら、もっと声出せ」
床に貼り付けられたまま、体の奥底に食い込んだ肉杭には、日向の体重までがかかる。強い圧迫に息も絶え絶えの翼に構うことなく、日向は無遠慮に腰を使う。めちゃくちゃに突かれて、その度に翼の体が揺れる。もう誰も押さえる者などいないのに、抵抗することもできずに、翼は無様に犯されていた。圧迫感と痛みで、死んでしまうのではないかという恐怖が胸をよぎる。殺される、そう思った時に、翼の身体は動かなくなった。生まれて初めて感じる恐怖に萎縮し、抵抗できなくなった肉体は、衆人環視の中、無残に破壊され、犯されていた。女よりも更に腰を割られる姿勢で、翼が陵辱される様を、皆が見ていた。
「やめてえええ」
「おい、中に出すなよ。まだ先は長いんだぜ」
「うるせえな、分かってる」
日向は松山の言葉に頷くと、翼の血で染まったペニスをそのまま抜いた。
「おら、くらえっ」
出る寸前に引き抜いた日向は、翼の顔めがけて精を放った。頭から受けた翼の髪は白濁にまみれ、顔の半分までもが汚された。
「ざまあねえな、翼」
痛みのあまり動けない翼に馬乗りになって、日向は男根をなすりつけた。
「うえ…っ」
引っ張った舌の上に残り汁をかけられて、翼はうめく。だらしなく広げられた足を、次に掴んだのは若島津だった。
「おい、お前らが使ったら広がっちまうだろ」
井沢の苦言を黙殺して、若島津はさっさと自分の性器を挿し入れてしまう。血でぬるぬるになっただけでなく、日向に散々広げられたせいで、翼の肛門は若島津の巨棒をもするりと受け入れた。
「あううっ」
痛みに翼の体が跳ねる。力まかせに押してくる日向とは違い、巧みに深く突き入れる若島津に翼の手足が反る。
「何だ、翼、やられて喜んでるのかよ」
「ち、ちが…うっ」
ぐいぐい腰を突き入れられて、翼の息が上がる。神聖なグラウンドの横で、ユニフォームのままで犯される。何もかもが初めてのことで、翼は混乱せずにはいられなかった。しかも、翼に暴力をふるっているのは、かつてのライバル達…一度は戦い、そして認め合ったはずの相手だった。
「ひい…いっ」
容赦なく体内をなぶられ、翼の声はうわずってくる。だが、彼がつけている10番にかけても、暴力に屈することは許されない。
「やめろっ」
叫んで抗おうとした翼の腕が、再び押さえつけられる。そればかりではない。両側から伸びた手が、胸や腹を無遠慮にまさぐる。そして、若島津は翼の足を抱えて曲げると、角度をつけて突いてきた。
「ぐほっ」
「いいぞ、翼」
声を出す度に、口に入れられた精液が絡みつく。咳き込む翼であるが、その度に腰を動かされて、犯される。
「翼、とんじゃうってか?」
周囲の嘲笑の中、翼は苦悶の表情で咽ぶ。喉も尻も焼きつくように痛む。普段純粋な翼だけに、プライドごと肉体を犯されていく行為に、蝕まれつつあった。
「一回出しておくぜ。もう少し滑る方が良さそうだ」
「あ、ああっ」
自分の内側に熱さがあるのにも関わらず、全身が総毛立つような悪寒がよぎる。腸内を汚された上、荒々しく床に叩きつけられる翼の耳に突き刺さるのは周囲の罵声。
「翼、中に出されてんのかっ!」
「ざまあねえな、翼」
接合部から白い液体を吹き出しながら、若島津は引き抜いた。仰向けに転がされた翼の肛門からは濃い白濁が溢れ、血に汚れた部分を更に惨めに汚す。
「次は誰だ?」
「俺、だな」
いつもの好青年ぶりはどこへやら、にやりと笑った松山はパンツを脱いだ。前の二人ほど大きくはないが、軽く自らの手でしごくと、若島津が広げた後に突き入れる。動けない足を広げられ、醜態をさらされていた翼も、次の刺激に声を上げた。
「ぅぐうっ」
松山にのしかかられ、声を上げた翼の髪を、若島津は荒々しく掴んだ。すでに日向によって汚されている顔を見ながら、翼の髪を汚していく。
「やめろっ」
にらみつけた翼の頭を、若島津はぐりぐりと踏んだ。ドロドロに汚れた床に顔を擦り付けられて、翼は唇を噛んだ。松山に犯されている尻は、痛みのあまり動かすこともできない。激しく掴まれて、持ち上げられている足には、食い込んだ指の跡がついている。
「気持ちいいぜ、翼!」
腹にぶちまけられた時に、精液の飛沫がユニフォームを汚した。ひっくり返されたまま、はあはあと肩で息をして、翼は呟く。
「俺が何をしたんだよおっ」
翼に敵う中学生など日本にはいない。本来なら合宿の先頭を走っているはずだった。だが、怪我で遅刻をよぎなくされたとはいえ、ここまで手荒な歓迎を受けることはない。
「勝手に応援に来たのは、君だろう?」
「みんな喜んでるぜ。なあ」
「おう」
髪に固まっている精液のせいで、翼の目の前がぼんやりとにじむ。こんなことのために、いままでがんばってきたんじゃない。俺はサッカーを…!
「まだガンつける元気があるんはええことやな。まだ随分残ってるんやから」
そう言ってのしかかって来たのは早田だった。翼は後ずさりしようと腕をつくが、早田は素早く翼のちんぽをつかむ。
「こっちはほんまにお粗末やな」
絶え間なく精を吐き出したにも関わらず、既に回復している翼のちんぽは、確かに同学年では小さい上、皮を余している。
「安心し、俺はうまいで」
皮を強引に剥きながら、早田は翼を犯し始めた。
「やめてっ、痛いっ」
尻穴を犯されることに慣れてはいないが、耐えられるようになってきた翼も、皮を剥かれる痛みに思わず叫ぶ。痛みで体が緊張する度に、貫かれている部分には鋭い痛みが走った。
「大人にしたるわ」
「い、いたっ!」
露出したばかりで敏感な先端を爪でさされて、翼はもがいた。早田に高い位置から見下ろされ、打ち付けられる度に、粘膜がぴりぴりと痛む。早田の指にしごかれているちんぽも、大きく広げられて、男を飲み込んでいる肛門も見せ付けるように身体を折り曲げられて、犯される翼に、それでも手加減は与えられない。
「さすがだな、早田は」
「俺らも負けてられないぜ!」
立花兄弟は翼の手に自分のちんぽを握らせる。
「ほら、さっさとしごけよ」
「早くしろって」
両方の乳首を摘み上げられて、翼は動けないままうなる。
「早よしたり」
「ぐわああ」
まだ敏感な亀頭を皮でこすられて、翼の体が反る。更に深く突き入れられて、粘膜の捩れる痛みがまた襲ってくる。
「うう・・・」
翼は嫌々ながら、立花兄弟のちんぽを握った。ぎこちない手つきで触り始めた翼に、和夫が翼の乳首をひねる。
「うあ・・・」
「もっと、ちゃんとやれ。こうだろ」
腕を掴まれ、他人の自慰を手伝わされる。一度屈してしまったことで、自分の敗北が確定したことを翼はうすうす感じていた。手を使おうとする立花兄弟だけでなく、太ももに何かを擦り付けられる感触に、翼は悪寒を感じた。
「へへ、黄金の足がザーメンまみれだぜ」
早田の後ろ側で自分のちんぽをしごいていたのは森崎だった。白い飛沫を翼の太ももに散らし、汚していく。
「あ・・・あ・・・」
黄金の足、と言われても翼自身がそう思ったことはなかった。ただ、フィールドを駆ける大事な足だと思っていた。だが、こうして汚されるのは、まるで踏みつけられたかのような気がした。たっぷり塗された液体が、つつっと滴り落ちる感触に、翼は唇を噛み締める。
「ええで、締まってきたで」
早田が耳元で囁く。その言葉は自らが犯されていることを翼に思い出させた。体の隅々まで汚され、排泄穴で男を受け入れさせられているのを、両手で男をしごかされているのを、翼は改めて自覚した。
「うあああっ」
翼は声を上げて、射精した。
「何や、感じてたんかいな。次は誰や」
「じゃあ、今度こそ南葛でやらせてもらう」
名乗りを挙げたのは井沢だった。
「そうだな。お前達も優勝チームだからな」
「翼、チームメイトを歓待しろよ」
周囲が囃し立てる中、南葛チームは自分達の主将を見据える。
「みんな、やめろよ」
井沢、滝、来生、森崎、高杉。長く同じチームとして戦った仲間だ。他の者よりは話が通じるはず、そう信じて顔を上げた翼は、後ろから小突かれた。
「うるさい。口、塞いどけよ」
「任せろ」
まるで練習中のようなやり取りの後、来生は翼の口に自分のちんぽを押し付けた。練習の後の汗の臭いが混じって、あまりの生臭さに、翼は顔を背ける。
「何するんだっ!」
「くわえろよ」
あごを押さえつけられ、強引に口を開かされる。それでも閉じた唇をこじ開けられて、ちんぽを押し込められた。
「んんっ!」
口の中に生臭い塊を入れられて、翼は顔をしかめる。口の中に嘔吐感が広がるが、吐き出すことは許されない。
「むぐうう、むうう」
もがく翼を面白がるように、井沢が翼の足を広げる。普段は触れることもできない翼の黄金の足は、この世代のMFにとって、憧れの的だ。それを特に身近で感じてきた井沢にとっては、憧憬と憎しみの入り混じった足を、撫で上げ、ほぼ直角に割り開いた。
「わざわざ日本から応援に来てくれて、嬉しいぜ」
「うぐっ」
口をふさがれたままの翼の体が跳ねた。

「じゃあ、次は俺にやらせろよ」
高杉は井沢と滝の精液を肛門から垂れ流し、口元を来生と森崎の精液に汚されたまま、ぐったりしている翼を抱き上げた。肩の上に丸い尻を高く掲げられ、さすがに手足をばたつかせた翼に、高杉は太い指でまだ湿り気を帯びている尻穴をえぐった。ぐちゅっと音を立てて飲み込まれた指は、締まりきらない中から、どろりとした液をかき出す。
「こんなに出されやがって」
「う・・・あ・・・やめろ・・・」
かき回される度に、翼の穴はぐじゅぐじゅと醜い音を立てる。大きく広げられた穴から、濁った液体が排出されるのを笑われて、翼はもがいた。だが、もう既にその抵抗は弱々しくなっている。
「ほらよ」
「あがっ!」
高杉は、翼を自分の腰の上に下ろした。座ったまま抱き合う形で突き入れられて、翼は悲鳴を上げた。自分の体重でめり込んでいくのが分かるだけに、痛みと恐怖がよみがえる。我知らず、高杉の肩に掴まった翼は、高杉の視線に気付いた。
「これはちが・・・」
「ようやく翼もその気になったか」
翼の内臓の肉を食い破るように、下から激しく突き上げられる。他の者の比ではない大きさに、翼は息もできなくなる。
「いた・・いいい、ぬいてえええ!」
凶器を深く刺される度に、声が揺らぐ。乳首を口にふくまれ、更に噛まれる痛みさえ、内部を侵食される痛みにかき消されてしまっている。
「これだとよく見えるだろ」
「ああ、すげえぜ、高杉」
体を交えているため、結合している部分が周囲からもよく分かる。人並み外れた巨根に、翼の肛門は大きく広げられていた。皺まで見えるように尻を広げられた有様に、既に抜いた者でさえ、もう一度股間を膨らませつつある。
「翼は肉便器だな」
「ああ、もっと犯してやろうぜ」
翼は背中に異様な感触を覚えた。誰かが、背中に馬乗りになって、ぐりぐりと腰を動かしている。高杉の極太に苦しみながらも、翼は後ろを振り返った。ユニフォームにちんぽをこすりつけていたのは森崎だった。
「もう、出そうだぜ」
ちんぽをこすりつけた森崎は、翼の襟を掴んだ。後ろから引っ張るようにして、首の後ろにちんぽを当て、ユニフォームの中に放つ。
「うあああっ」
唯一無事だった背中に、精液が流れていく。その生暖かい感触にかえって寒気がするようだった。

既に、10人に犯されて、翼は声も立てられないでいた。だが、気を失うこともなく、動けない体で拳だけを握り締め、翼は目を光らせていた。こんなことで潰されてたまるか。そう心に誓う翼。だが、神ならぬ身の翼は次に降りかかることを予測できなかったのである。
「まだ頑張る気のようだね、翼くん」
倒れ伏す翼に声をかけたのは三杉だった。10人に立て続けに犯され、起き上がる元気もない翼に、三杉はロッカーから出して来た物を突き付ける。
「とりあえず、口封じをさせてもらうよ」
「やめろっ!」
複数で押さえ付けられた翼は猿ぐつわを噛まされた。ユニフォームシャツだけの姿で、パイプ椅子に包帯で縛られ、自由を奪われた姿勢で、ポラロイドカメラを向けられる。
「そうそう、顔と背番号が入るようにね」
「んむ~」
足を広げた卑猥な姿で、フラッシュを浴びせられ、翼はレンズを睨みつける。剥き出しの尻も、皮を剥かれたばかりのちんぽもさらけ出された姿勢で、シャッターが押された。翼はもがき、呻くが恥ずかしい写真はその間も量産されていく。
「まだしばらく色が出てこないから、それまでこれで遊ぼうね」
三杉が取り出したのは、マッサージ機だった。それを翼のちんぽに宛がうと、スイッチを入れる。強い刺激で翼の腰はビクンビクンと震えた。
「翼くん、嫌がるフリしても、もうこんなにたってるね」
「む~、う~」
翼はもがくが、マッサージ機の振動に、翼の意志を裏切って、ちんぽは屹立していく。猿ぐつわの中はヨダレだらけになる。すぐに勃起したちんぽが、早くも爆発した瞬間、閉じていた肛門から、白い残り汁が滴り落ちた。
「いやらしいね、翼くんは」
「んむ~むぐ~」
否定するように、大きく首を振る翼だったが、前と後ろからの汁が太ももを伝う様は、いやらしいという言葉そのものだった。翼の頬を、うっすらと浮かび上がったポラロイド写真で叩きながら、三杉は笑顔を向ける。
「今回は記者も同行しているからね。こんないやらしい写真が出回ったらどうなるだろうね」
静かな三杉の言葉は、翼の胸に突き刺さった。全日本のユニフォーム姿での淫猥な写真は、被写体である翼だけでなく、このチーム、ひいてはサッカー協会自体の問題になる。それは、サッカーを愛し、日本を優勝させたいと願う翼の意に反する。
力無く頭を垂れた翼に、見守るの声がかけられる。
「君の応援を、ぼくは心から感激しているんだよ」

その夜、うなだれたまま宿舎に入った翼は、案内された部屋で早速押さえ付けられた。三杉にベッドに突き飛ばされたところを、腰に跨がった新田に、ズボンを脱がされ、ブリーフを剥がれた。剥き出しにされた筋肉質の尻を割り開かれ、傷付いた肛門をえぐられる。
「うああっ!」
無理矢理指をねじ込まれ、翼は背を反らせる。
「い、いたっ」
のけ反る翼に、腰に跨がっていた新田は耳打ちする。
「翼サンよ、あんたは選手なんかじゃない、奴隷なんだってな」
胸や腹をまさぐられる感触に、翼は必死で堪える。確かに、三杉に逆らいはしなかったが、ここまでされることはない。背を起こして、新田を振り落とそうとした翼だったが、三杉は見かけ以上の力で、腰を押さえ付けて離さない。
「ぼくたちはまだだったからね」
何かを塗り込められて、内壁をこすられる。
「あううっ!」
年の割に細いちんぽを持ち手のように捻られ、排泄穴を探られる。他の者より、欲望を吐き出す為というよりは、屈辱を与えるようにほじられて、翼は呻く。
「まだすんなり入らないね。いつでも好きな時に使えるようにしないと」
「ぬ、ぬいて…っ」
深くめり込まされた指を掻き回され、翼が声をあげる。
「とりあえず、オレ使いますよ」
新田の言葉に、三杉は深く頷くと翼を押さえ付けた。新田は翼の頭をベッドに押し付けながら、ちんぽを挿入した。
「ぐぐぅ…」
体格に似合わず立派な代物を深く突き入れられ、翼は悲鳴をあげるが、その声はベッドのマットに圧殺される。激しく腰を動かされる度に、翼の粘膜が引っ張られる。
「あうっ!」
髪を掴まれ、持ち上げられた翼の口からは高い声が上がった。傷付いた局部を更に傷付けられて、激しい痛みが走る。
「なんだ、翼サン、随分カワイイ声出すんですね」
「年下に犯されて、随分嬉しそうだね」
「いたいィっあああ」
無軌道に体内を掻き回され、翼の悲鳴は大きくなる。ベッドが軋む程激しい抜き差しに、自分の身に起こったことさえぼやけてしまいそうだった。
あの写真を公表しないことと練習への参加を認める代わりに、チームの性欲処理係になること、それが三杉から提示された条件だった。
「いつでもどこでも、使ってもらえるようにする約束だったろう?」
新田が放った精を、口から垂れ流し、口元をどろどろに汚した翼を、三杉は更に責め立てる。
「口は練習するとして、お尻を少し広げないとね」
「な、何を言って…」
三杉が取り出したのは、応援用のメガホンだった。口に当てる部分を切り取り、細くしたメガホンをまだぬめる尻にめり込ませた。
「あぐっ!ぬ、ぬいてええ!」
引き締まった尻に不釣り合いな大きさのメガホンが、翼の肛門に突き刺さった。
「中までよく見えるよ」
ぐりぐりと回転させて深く嵌められていくメガホンに、翼が苦しそうにシーツを掴む。強靭な上、痛みにも強い翼であるが、それでも耐え難い痛みである。
「大丈夫、すぐ慣れるよ」
三杉は接着力の強いテープで、翼の股間を包む。簡単には外せないメガホンのせいで、翼は身動きもままならない。
「明日の朝には抜いてあげるよ」

翌日の練習から、翼が参加することは決まっていた。だが、輪姦された上に、痛む尻に一晩中メガホンを入れられた翼の消耗は著しかった。
翼は結局一睡もできないまま、朝を迎えた。朝一番に部屋に来た三杉はその拘束を解いてはくれたものの、同室の者達が見守る中、粘着テープを一気に剥がされるのは、あまり気分のよいものではない。その上ビリビリという音と共に、テープがめくられた瞬間、飛び上がりそうな激痛が走り、翼の目には涙がにじんだ。薄目に生えていた陰毛を抜かれただけでなく、昨日の刺激で痛みの残るちんぽも無事では済まない。
「あがああっ!いたたたた」
翼は股間を押さえてうずくまった。立っていることもできずにいる翼の両脇を抱え、三杉が立ち上がらせる。
「翼くん、ぐずぐずしている暇はないよ。朝食の時間だよ」

ロッカールームで着替えようとした翼だったが、低い声が呟く。翼が振り向くまでもなく、黒く日焼けした腕が翼の肩を掴んだ。
「翼、良いところで会ったな。やらせろよ」
「いたっ」
立ったまま冷たいロッカーに肩を押し付けられ、翼は小さく声を上げた。そんなささやかな抗議に取り合うこともなく、日向は翼の左足を持ち上げた。
「あうっ!!」
まだ痛む穴を広げる行為に、翼の声が高くなる。だが、少年らしさを残す翼の悲鳴は相手の執心を駆り立てる効果しか持たない。
せわしくトレパンをずらし、指で探られる。
「おっ、随分広がってんな」
そのまま、怒張を押し込まれる。チームの中でも際立って乱暴な日向に、翼の声は悲痛を増す。
「ああああっ」
「昨日はキツキツだったが、これならそのまま使えるな」
「うはあっうああっ」
眠ることもできないまま、責められる翼の精神力は摩耗していた。何故自分が連日犯されなければならないのか、翼には理解出来なかった。
「もっと腰使え」
「いたいいいっ!」
日向が腰を揺する度に、ガシガシと体ごとロッカーに打ち付けられる。
「いいぜ、翼ぁ」
「あああっ」
ユニフォームのまま、理不尽な目に合わされているというのに、翼のちんぽは過敏な反応を示している。
「よしっ出すぞっ」
勢いのある噴射を腹にかけられ、翼は顔を背けた。これから練習に出るというのに。日向が体を離した途端、翼の体は床に崩れ落ちていく。
「大丈夫タイ?」
その翼を抱き起こしたのは次藤だった。次藤はそのまま翼を抱き上げ、自分の剛直をめり込ませる。
「うぎゃああっ」
翼が悲痛な声をあげるのも無理はない。次藤の超巨根は翼の足くらいの太さを誇る。一晩かけて拡張されたとはいえ、昨日初めて犯された翼が受け入れるには、大き過ぎる。
「やっと先っぽが入ったタイ」
「ぬ…ぬい…」
肛門が破壊される激痛に、翼は声を出すことすら叶わない。内臓の肉をえぐられ、自分自身を真っ二つに裂かれる恐怖に怯える翼を、次藤は更に持ち上げた。貫いたまま持ち上げられ、体ごと上下動させられる。その度に脳天まで響くような痛みが、尻に当たる。
「わいのは太過ぎて、ここまで出来るのは初めてタイ」
深々と挿入された翼の腹は膨れ上がり、ユニフォーム越しにも、次藤の異形を浮かばせる。
「気持ち良かタイ」
「ひぎゃああっ」
嬉々と腰を動かす次藤とは逆に、翼は既に顔色すらない。痛みのあまり血の気すら引いた状態で、翼は解放された。大量の精液をかけられたサポーターもパンツも、それを拭いたシャツさえどろどろで、とてもグラウンドに立てる状態ではない。
「さあ、立ちたまえ」
ビシャっとバケツの水をかけられ、翼は意識を取り戻した。まだよく分からないまま、グラウンドに出される。

「翼、待っていたぜ。…どうしたんだ、翼?」
石崎が尋ねるのも無理はない。水をかけられたユニフォームはすっかり透け、使い物にならないサポーターを脱がされた分、全身がすっかり透けてしまっている。まだ興奮の醒めないちんぽも、筋肉で抜群の張りの尻もうっすらと姿を見せていた。
「翼、便所について来てくれへんか」
強要の色を隠しもしない早田に、翼は仕方なく従った。普段ならば連れションをからかうであろう者達の制止もない。
「そんなすけすけで出て来られたらなあ」
トイレに入るなり、まだ湿っているユニフォームの上からちんぽを握られ、翼は悶絶した。
「責任とってもらおか」
すぐに、尻の方に手をかけようとする早田に、翼は必死で抵抗した。次藤に痛めつけられた尻穴はまだ激しい痛みで疼いている。
「じゃあ、口と手ェでしてもらおか」
苛酷な要求だが、従うしかない。翼は導かれるまま、個室に入り、洋式トイレの便座に座った。
「早よせえや」
黒ずんだ物で頬を叩かれ、翼は嫌々触れた。
「もっと強くや」
まだ幼さを残した手が、遠慮がちに触れているのを、無理に引っ張って、早田は翼に自身を握らせた。
「何や、翼また勃ってるで」
「うぐうっ」
ぐりぐりと拳でちんぽを擦られ、翼は低く唸った。確かに、他人のものを手淫させられているだけなのに、翼のちんぽは徐々に大きさを増している。
「何や、こんなんが好きなんか?」
便座に座る為に開いている足を、更に開かれる。
「自分の手ぇ、全然やな。ほら、早よ口開け」
開けた口に、ちんぽをくわえさせられる。放尿する時のように、洋式便所に腰を突き出す早田の前に、口を開け見上げている自分の滑稽さに、翼は顔をしかめた。その間も、早田のちんぽは口の中に入って来る。言われる通り、しょっぱい先走りを啜っても、まだ解放されない。
「もっと舌使うて舐めろや」
ぐいぐいと深く侵略される。吐き気と戦い、咳込みそうになりながら、翼は義務的に舌を動かした。
「ええで。おら、出すしな」
「うえっっ」
喉奥に逆流してくる濃い苦液に、翼が噎せる。口の中を汚しただけでなく、呼吸をも困難にする勢いに、翼の目には涙がにじんだ。そのドアの向こうには更なる人数が待ち構えていることを、翼は知らずにいた 練習前に、何本もの肉棒を処理した翼は、更にドボドボに濡らされてトイレから出た。動く度に水滴が落ちる程水をかけられたのは、日本の期待を背負う天才大空翼を汚濁まみれにするという楽しみに皆が抗えなかった結果である。
「翼はどうかしたのかね?」
「いえ、問題ないと思いますよ」
監督の見上が案じるのも無理はない。翼は全身ずぶ濡れな上、足元がふらついている。
「まだこちらに来たばかりですからね」
三杉は言葉巧みに見上の疑念をそらし、翼を観察した。あれだけ酷く犯されながら、まだ動ける余裕があるらしい。
「さすがは翼くんだね」
三杉は整った顔を笑みの形に歪める。それでも、容赦するつもりなどなかった。

練習が終わった後も、翼には息をつく暇すら与えられなかった。ようやく乾いたユニフォームを脱ぎ、シャワールームに入った途端、それを奪われる。
「あれ?俺のユニフォーム……」
タオルも見当たらず、翼は仕方なく一糸まとわぬ姿で出て来た。
「あっ」
左右から腕を掴まれ、引っ張られる。股間すら隠すこともできずに、翼はその場に引き出された。
「まだ皮をかぶってやがる」
「これでも毎回剥いてるんやで」
粗末なちんぽを弄られ、翼は歯を食いしばる。反応してはいけない。詰る言葉に、翼は顔を赤くした。羞恥よりも怒りに近い感情が胸に渦巻いていく。
「こんなことをして、何が楽しいんだ!」
堪らず口をついて出た反発だったが、相手を怒らせる効果しかない。
「楽しいぜ。お前俺達を見下してだろう?」
「そ、そんなことない!!」
「俺達のことは呼び捨てにしてるよな?若林さんにはそうでないのに」
普段温和な高杉と井沢の気迫に、翼の反駁の言葉は飲み込まれる。
「勝負あったね、翼くん。君がおとなしく性処理をやってくれたら、戦意高揚になるのが分かったろう?」
涼しい顔で恐ろしいことを言い放つと、三杉は翼のちんぽを指で弾いた。詰られる度に、屈辱を味わう度に、鼓動が高まり、反応を示す自己の肉体が、翼には不思議でならない。
「それに、また二人増えたからね」
三杉の言葉とともに、沢田タケシと佐野が前に出た。敵キャプテンとしての雄々しい翼しか見たことのない二人は、全裸で放り出された翼の姿に衝撃を受けた。
「ほら、グズグズしている暇はないよ」
三杉は唾液で湿らせた指を、翼の肛門に差し込んだ。
「うぐうっ!」
二人がかりで押さえられた翼には、逃げ場もない。第一関節までを入れた三杉は、指を折り曲げて、中を探る。
「いやだああ、やめろおお」
衆人環視の中、肛門をえぐられ、掻き回される恥辱に、翼の背筋が震える。
「ここかな」
翼の反応を見ていた三杉が、指を強めた。
「はあううっ」
前立腺を刺激されて、翼の体が大きく揺れた。ぐりぐりと動かされ、翼のちんこは勢いを増す。
「みんなの前でいけよ」
押さえている高杉が耳元で囁く。井沢は既に翼の首筋を舐め始めていた。
「ほら、気持ち良いんだろう?」
「ああああああ」
サッカーだけではない三杉のテクニックに翻弄されて、翼は激しく精液を吹き出した。
「翼はケツだけでいっちまう変態だったんだな」
「ち、違う…」
翼の反論は聞き入れられそうにはない。
「じゃあ早速翼を喜ばせてやるぜ」
「あうっ」
そのまま、井沢に貫かれて、翼は呻いた。覗き込んでいたタケシと佐野は、精液がかかった瞬間、はっきりと軽蔑の表情を浮かべていた。好きで犯されているのではない。同輩に体を自由にされるのが翼の意志のはずはない。だが、二人の目に映った、男に嬲られて喘ぐ自分の姿に、翼は絶望せずにはいられなかった。
二人に見られながら、翼は来生と滝のチンコを舐め始めた。広げた舌に、二人の先端を押し付けられ、擦られる。
「むぐぅ……」 苦しさを訴えた途端、更に奥に押し入れられて、翼は2人のちんこを頬ばる。口を閉じるのが精一杯な程、頬まで膨らませた翼は、嘔吐感に耐えながら、2本を擦る。その間も翼の尻は自由ではない。初日に比べて緩んだ穴を、好き放題に犯されている。
「入れる時はだいぶ楽になったぜ。中はキツキツだけどよ」
翼の腰を掴み、慌ただしく揺すりながら、松山が三杉に使い勝手を語る。
「そうだろうね。さすがは翼くんの活約筋だよ」
冷静に品定めをされる度、翼の自尊心は傷ついた。それなのに、一度絶頂を覚えた体は、すぐに上りつめようとする。
「翼、また感じてるみたいだな」
揺すられながらも、張り詰めた翼のちんこは硬さを保ち、ぴんと勃っている。
「こうされるのが好きなんだぜ、翼は」
違う、複数のチンコに口を塞がれ、頬にまで押し当てられたまま、翼は首を振る。その姿はあまりに惨めで、最初は翼に対する畏怖のあった後輩達も、それを忘れた。
「じゃあ、今度は俺にもやらせてください」
佐野の申し出に、先輩達は快く肉穴を譲った。
「翼さん、ブリッジしてください」
佐野の言葉に、翼はしばらく抵抗を示したが、仕方なく両腕を立て、ブリッジをする。体を立てた途端に、筋肉質の尻肉の間から、白い精液が流れ落ち、屹立したちんこが頭の上で揺れる感覚に、翼はまた恥ずかしさを覚える。
「先輩達の後じゃ、これくらいしないと」
ブリッジしている翼の下に膝を潜り込ませ、佐野は翼の穴を犯した。ブリッジで一段と引き締まった翼に、佐野は満足そうに息を漏らすが、ブリッジのまま犯されている翼の苦痛は尋常ではない。
「良いですよ、翼先輩」
「うがあああ」
腰や足に力が入っているだけ、押し込まれた時の衝撃が脳にまで達する気がする。
「何だ、後輩に犯られてよがってんのかよ」
年下に、惨めな姿態で犯されるという屈辱の中、悲鳴とも叫びともつかぬ声を上げ、翼は果てた。ブリッジの腹を白く汚しながら、佐野は口元に笑みをはいた。

風呂でも当然のように犯された翼は、疲れ切った体を部屋のベッドに横たえた。
しかし、翼に休息が許されるはずはない。泥のように眠りかけたところを押さえ込まれ、腕を拘束された翼はパジャマのズボンを剥ぎ取られた。
「な…に?」 寝ぼけ眼で振り返った翼に、三杉はまがまがしい物を取り出してみせた。
「翼くんの為にわざわざ調達したんだよ」
大きな黒い塊は男根の形をしていた。カリの部分をも備え、不気味に光る黒を目の前に突き付けられて、翼は息を呑んだ。何をされるのかは明らかだった。
「い、いやだぁ」
今日の練習では、動く度に切れた肛門がピリピリと痛んだ。サッカーに集中できないことほど、翼にとって辛いことはない。
「まだまだ拡げないとね」
三杉は翼の肛門を押し広げた。連日犯された肛門は、随分広がりやすくなっていた。そして、ゆっくりとディルドーを押し込む。
「ぬ、ぬいてええ」
ひだが引き攣る痛みは強いのに、それが収まる瞬間、ぴくっと肛門がひくつく感覚が走る。まるで、喜びを味わっているかのように。
「あああああああっっ」
手を封じられ、抜き取ることのできない翼が悲鳴を上げる。しかし、三杉は更に容赦なかった。
「これもどうぞ」
三杉は翼の顔にゴルフボール様の器具をつけた。柔らかい頬に、ボールギャグの紐が食い込む。
「じゃあ、おやすみ、翼くん」
「むむーっ」
同室の者は誰も起きる様子もない。必死の叫びも呻きにしかならず、翼はよだれを垂れ流したまま、横になったが、腹の中に内臓を圧迫するように横たわる巨大な敵を抱えたままでは、眠れそうになかった。
巨大ディルドーを付けたまま、眠れぬ一夜を過ごした翼であったが、朝になっても、その悲劇が終わることはなかった。
「昼の内はこっちにしておこうね」
アナルプラグをしっかりと仕込まれ、常に異物感が抜けない。その上、チームメイト達は朝食の間でさえ、容赦がない。
「今日もやったるさかいな」
「今日の夜にな」
朝食中や移動中でさえ、監督やコーチの目を盗んで、体中を触られる。着替え中など、後ろからゲーパンをずらして、当然のように犯される。
「練習前だと思うと、気が立ってな」
荒々しく腰を使って、日向は言う。今では石崎以外の全員が、このやり取りを当たり前のことと受け止めていた。
「日向くん、それくらいにしておきたまえ。今日は…」
「ああ、そうだな」
しかし、日向は三杉の言葉におとなしく従った。今日何が一体…。思いながらも、翼はグラウンドに出た。満足に動くことすら叶わなくとも、サッカーだけが翼の友達だった。

練習が終わり、夕食も終えて、部屋にいた翼は数人がかりで押さえ付けられた。腕と足をガムテープでグルグル巻きにされる。
「やめろっ」
かなりきつく縛られ、身動き一つ許されない翼だったが、鋭い眼光で周囲を見渡す。
「まだまだ反抗的みたいだね」
しかし、翼の反抗は許されることではなかった。ガムテープで次に封じられたのは、翼の目だった。
「いやだあっ」
何重にもガムテープを巻かれ、周囲の気配しか分からない。そのまま、翼の私服はめくりあげられ、胸も臍も尻もちんこも無防備な姿にされる。翼だけが視界を奪われて、醜態を晒されていた。
「んんっ」
練習で汗まみれの脇を嗅がれる。汚れたちんこをこねられる。アナルプラグを引き抜かれる。頬が押され、口に他人のものをくわえ込まされる。足の裏にちんこを挟まされ、こすらされる。乳首を引っ張られる。立ってきた乳首を揉みしだかれる。耳を舐められる。髪を引っ張られる。へそを舐められる。太腿に熱いものをこすりつけられる。アナルを犯される。
何人いて、誰がどこを犯しているのかは分からない。ただ確かなのは、翼の全身が玩具にされていることだけだった。全身が犯され、汚されていくのを翼は感じた。
「目隠しだとやりやすいな」
「口も塞いどけよ」
「おう」
その言葉通り、翼の口淫を楽しんでいた誰かが大量の精液を放った後、今度は翼の口にガムテープが貼られた。
「うぐぐっ…」
口の中に残る苦さを拭うことすら出来ず、うなる翼の髪にも精液は放たれる。
「翼くん、明日テレビの取材があるそうだよ。…君は期待されているから」
目を塞がれ、自由を奪われたまま、全身犯されている惨めな姿の自分に言うことはないだろう、と翼は憤る。直腸にはもう何発放たれたか分からない。腹が張り、収まりきらなかった分がこぼれ落ちて、肛門を汚しているのを感じていた。
「みんなも粗相がないように頼むよ」
ミーティングや雑談中の雰囲気なのに、翼は一人だけ辱めを受けている。意気揚々と乗り込んで来たのが嘘のように、人とも思えないような扱いだといえる。翼の意志など関係なしに、いつでも自由を奪われ、全身のすみずみまでを蹂躙される。その上、練習中は無視をされるという徹底振りだった。
「あんまり遅くならないようにね」
同室の者達は次々就寝したらしい。人数が減った分、全員が翼の尻ばかりを使う。翼が卑猥なポーズをとらされ、屈辱的に犯される度に、周囲は笑い声を上げた。
「ン…ンッ」
終わらない悪夢に、翼は黙って耐えるしかなかった。
前の晩に、目隠しのまま犯された翼は、数時間で解放された。精液を入れたままだった口のまわりは白くベタつき、顔にはガムテープの跡、ガムテープを付けられた髪の毛もひどい有様だった。
それでも、朝三杉から翼にもたらされたのは朗報だった。
「今日の紅白戦でハットトリックしたら、翼くんが試合に出られるよう、みんなを説得するよ」
選手の和を重んじる監督が、翼の試合出場に二の足を踏んでいることは、翼も察していた。それだけにコーチを務める三杉の言葉は渡りに船といえた。
「君は赤組のキャプテンだ」
三杉の笑顔に、翼の憂鬱は一瞬にして消え去った。サッカーが出来る。それだけで心が弾むようだった。他のコーチ達の後ろ姿を見送った翼に、三杉は含みのある笑顔を向けた。
「下を脱いで、お尻を突き出してくれるかい」
「ここで!?」
こんなところでは、すぐに誰かが通りかねない。不安に震える翼に、三杉は語調を強めた。
「さっきボクの言ったことをもう忘れた?」
翼は嫌々ダラダラとゲームパンツを脱ぎ始めた。机に手を突き出し、日に焼けていないお尻を突き出す。
「うん、随分緩んでるね。それに、昨日は随分感じていたようだね」
翼は否定しようとしたが、ちんこの周りにこびりついた残滓を見ている三杉には抗えない。それに、一昨日の前立腺開発をされたせいで、翼の体が敏感になっているのは確かだった。
三杉は翼の尻の穴を指で探った。丁寧だが、いやらしく執拗に触る三杉に、翼は顔を赤らめずにはいられなかった。
「うっうう」
長い指で奥まで掻き回され、翼は恥ずかしさで声を失う。三杉はジェル状の薬品で湿り気を与えた翼の穴に、何やら押し付ける。
「痛いィ」
翼が声を漏らしてしまうのも無理はない。先日のディルドーとサイズの変わらない器具をぐいぐいと入れられて、翼は苦しくて息もできない。
「これも」
三杉はキャプテンマークを机に置いた。そして、予備の一本で翼のちんこの根元を縛る。既に勃起しかかっていた部分を押さえられ、翼は苦しげに呻く。
「昨日も言った通り、今日はテレビ局も取材に来てるから、頑張ってくれたまえ」
尻肉の間から、収まりきらなかった塊をのぞかせる翼に、三杉は声をかけて立ち去った。

翼の赤組は最初から苦戦していた。動く度に、押し込まれた人工物が内臓に突き刺さるような痛みを覚え、翼は動けずにいた。それなのに、そのことを知ってか知らずか、チームメイトは翼にボールを集めた。疼痛の走る体をおして、翼はなおハットトリックを目指そうとする。そこを次藤が押してくる。
「あああアアッ」
後ろから、擬似男根を食いこまされた尻に体当たりをされて、翼は倒れ込んだ。三杉の言う通り、撮影クルーが周囲をまわっている。サポーターを着けることさえ許されていない翼は、前を隠すようにして立ち上がるが、そこを早田のカミソリタックルが急襲する。
「うぐぅっ」
今度は仰向けに転倒した翼は、尻を強かに打ち付けた。奥に強い痛みを感じた途端、体に電撃のようなものが走った。
「ぐわああっ」
強烈な刺激に、翼は白目を剥いて倒れた。
「大丈夫かい?」
すかさず走り寄って来た三杉に助け起こされ、翼は立ち上がる。肩を借りて、やっと立ったところで、急に衝撃が走った。
「ううっ…」
唇を噛んで、声を押し殺すのがやっとだった。翼の中に埋め込まれた器具は振動し、翼を苛む。
「あう…っ」
苦悶の声が漏れる。敏感な粘膜を刺激するように震え、蠢くバイブに、翼にできるのはただ耐えることだけだった。
「は…あっ…はあ」
翼の息遣いはもはやサッカーの試合中のものではなくなっている。我慢しようとしても、快感に流されそうになる。翼の都合など無視して、容赦なく犯す機械に、翼は翻弄された。
「んんっ…」
内からの刺激に、ちんこが反応する。きつく縛られ、解放できない痛みに、ズキズキするような尻からの突き上げが襲う。
「翼、立っているぞ」
「あっ」
フォローに入ったはずのチームメイトに、乳首をひねり上げられて、翼は思わず声を上げた。鍛えた体からは想像できないような、変声期前の声は高く響く。
「翼、ゲーム中に感じてるなよ」
「いやらしい奴だな、翼」
「うう……」
強弱緩急をつけたバイブに苦しめられ、十分に動けずにいる翼は何度も足をかけられ、転ばされた。その度に、助け起こすふりで、ちんこを押される。縛られているとはいえ、敏感なちんこに順番に触られ、揉まれるのは屈辱だった。
「はあっはあっうあああっ」
動く度に、大人数での連日の暴行で無残に荒らされた肛門から、全身を割られるような痛みが走る。体内に残された太すぎるバイブは、その激痛をかき消すほどの痺れをもたらしていた。
だが、既に臨戦状態の先端から雫一つ漏らすわけにはいかなかった。
翼自身の根元には、予備とはいえ、本来肩に華々しく飾られているはずのキャプテンマークが食い込みそうなほどに巻きつけられているのだ。
「翼、パスだっ」
しかし、キャプテンである翼に休息は許されない。
敵の狙い済ましたかのような下半身集中攻撃に耐えながら、翼は若い雄をどんどん大きくさせていくのだった。
「はあ…あ…」
倒れた翼の上に、立花兄弟がつまずいたふりで、倒れ込んで来た。双子のコンビネーションで、翼の足をそれぞれ逆の方向に引く。翼のゲーパンは実はワンサイズ小さく、そうでなくてもピチピチだったのが、左右からタイミングよく引っ張られ、ビリッと破れた。
「ああっ!」
翼が顔を隠す。だが、尻穴を拡張され、バイブに尻肉ごと揺らされている翼の恥部は余すところなくカメラに収められた。
翼は下半身を隠しながら、必死に立ち上がろうとする。だが、その瞬間三杉は手元のスイッチを押した。
「あうっっ」
最強モードにされたバイブは、情け容赦なく翼の肛門を掘り返す。口からよだれを流し、翼はその場に倒「翼くん」
声をかけられ、揺り動かされて、翼は目を開けた。だが、激しく痛めつけられた下半身が辛くて、 なかなか起き上がれそうにない。
「あ…あ」
上半身を起こした翼は愕然とした。下半身むきだしのまま、翼はベッドのパイプに足をかけられ、高く持ち上げられた姿勢で、縛りつけられていた。バイブは引き抜かれており、キャプテンマークも外されてはいた。だが、翼のちんこは自身の放った白濁液に塗れ、尻の穴には知らぬ痛みがあった。
「翼くんのお尻を映しているんだよ。さっきはテレビのカメラに映されちゃったけどね」
ベッドの足元ではビデオカメラがまわされていた。
「ほら、穴まで拡張しておいたよ」
クスコを押し込まれた翼の肛門はピンク色の粘膜をも覗かせている。
「精液のせいでお腹の調子が良くないみたいだね」
「・・・うう・・・」
内臓まで露出させられるという被虐に加え、開かれた穴に懐中電灯を当てられ、中を照らされる。翼は既に声を出す気力すら失っていた。
「・・・何でこんなことを」
肉体を蹂躙するだけでなく、翼の人間としての尊厳をも奪おうとする意志がそこにはあった。自分がひどい虐待を受けている事実がテレビカメラに撮られたことに、翼はショックを受けていた。
自分で自分を苦しめるような特訓も、辞さない性格の翼である。自分に与えられる痛みや苦しみも、ある程度までは受け入れる能力をその肉体は有していた。だが、自分がよく知る相手に凌辱されているという事実を客観的に認識しては、平然とはしていられない。
混乱する中、必死で言葉をしぼり出した翼に、三杉は静かに笑った。
「まだそんなことが言えるなんてね」
三杉は、事務的な手つきで、翼の穴をこじ開けていた器具を引き抜いた。
「敗者は勝者に従うものだよ。残念ながら」
三杉が取り出したのは、コーラの瓶だった。栓を開け、指で蓋をして、何度も振る。
「まさか…」
「察しがよくなったね、翼くん。…そのまさかだよ」
コーラの口をまだ閉じ切っていない肛門に捩込まれる。その直後、すさまじい奔流が翼の直腸を襲った。
「ああああああっ」
翼がのたうちまわる度に、ベッドごと揺れた。冷たい筈のコーラが熱く感じる程の勢いに、強烈な違和感の後、猛烈に襲ってきた排泄感に、翼は顔を歪めた。
「トイレ、行かせてっ…」
尻をさらけ出されたままの姿勢では、どうしようもない。懇願する翼に、三杉は首を振る。
「それも撮影させてもらうよ」
「!」
翼は人一倍忍耐強い。しかし、その我慢も10分が限界だった。
「肛門がヒクヒク震えてるよ」
「あ…う…」
息を殺し、耐える翼の体には鳥肌が立ち、脂汗がにじみ出ている。その翼の意志を嘲笑うかのように、翼のペニスは超然と屹立していた。
「トイレ…」
「ここでどうぞ」
にべもない三杉の言葉に、翼の目には涙が浮かんだ。どんなことをされても耐えようと、いつしか思っていた翼だったが、人間としての尊厳を失うのには耐えられなかった。
「あ…ああっ」
翼の我慢が限界に達した。ベッドを汚し、人間としての誇りを失う様を撮影されながら、翼はなぜかほっとしている自分に気付いた。
次の日も翼への凌辱は続いた。ただ一つ違っていたことは、翼が泣くようになったことだった。炭酸浣腸をされ、泣いて哀願して以来、今まで辛抱していた涙が零れるようになった。

そして、それは翼を更に苦しめることになった。
「もう許してよおっ」
翼が泣き叫ぶのが楽しい、とばかりに更にひどい扱いがなされるようになった。
「ほら、出せ」
「イクまでこすってやるぜ」
「皮でこすれって」
翼はチームメイトに取り囲まれて、ユニフォーム姿のまま自慰をさせられていた。パンツをずらし、露出させたちんこを皮かむりと罵られながら、マスターベーションを強要される。尻からはコードが延びており、電動式の何かが仕込まれているのは明らかだった。
翼は既に五発出さされていた。人よりも量が多く、濃い精液を連続して放ち、目に見えて消耗している。それを、乳首をこすったり、アナルバイブを入れたりして、搾り出していたのだった。
「近所の牛だってそんなに出さないぞ」
からかう松山を睨む元気さえ、翼には残っていない。義務的に動かしている手を除いては、虚ろな目も表情も変えることはない。
「ぐはあっ」
精も根も尽きた様子だった翼が叫ぶ。ぐったりしているところを、後ろから無理矢理突き入れられ、息もできない。
「は…ああああ」
「協力してやってんだから、感謝しろ」
翼を背後から犯しているのは森崎だった。弱い所を知り尽くしたようなピストンに、翼は悲鳴を上げる。
「ぐあああ」
「良い反応だな、翼。お前のそういう顔が見たかったんだ」
「うあっ」
身をよじる翼のちんこを握り、森崎はしごき上げる。
「本当は悦んでるんだろ」
「ち、ちがううう」
翼の抵抗を嘲笑うように、しごかれる度に翼のちんこは硬さを増し、しなっていく。
「ほら、出せよ」
中から攻められ、外から揺すられる刺激に、長く抵抗は出来なかった。突き上げられる度に、ちんこは震え、先端を濡らした。
「あ、ああっ」
翼の意志に反して、精液が漏れる。無理に搾り出された分、量は少なかったが、それを今までと同じく大皿に受けて、三杉はそれを皿ごと翼に突き出す。
「翼くん、疲れただろう。思う存分味わってくれ」
翼は嫌がって顔を背けようとするが、三人がかりで押さえ付けられる。自分の出した臭気を放つザーメンを飲まされる屈辱に、嘔吐感がこみあげる。
「仕方ない奴だな」
鼻をおさえ、口をこじ開けて、流し込まれる大量の精液に、翼は顔をしかめた。
「うえええっ」
涙が濃い精液だまりに落ちる。絡み付き喉を焼く苦さに翼はむせるが、かえってその顔を皿に押し付けられる。平皿に顔を浸けられ、翼は泣きながら皿の中身を飲み干す。
「ゲホッゴホッ」
うつ伏せのまま、咳込む翼だったが、「仕事」が終わった訳ではなかった。

翼は上半身はユニフォームのまま、ロッカー室のドアに縛りつけられた。オーバーヘッドをする時のように、片足を高く上げたまま固定されている。違うのは逆立ちかそうでないかだけだった。
「ィヒイイ」
その屈辱的な体勢のまま、翼は日向に貫かれていた。
「いいぜ、翼!もっと泣けよ」
腰をつき上げ、むやみに腰を動かす日向に、翼は耐え切れず声をあげる。
「ぬいてえええ、イタイイ!!」
蜘蛛の巣に捕まった虫のように、翼は手足をばたつかせて暴れる。
「翼ァ、お前も気持ちイイんだろ?!!」
予備のネットで絡めるように縛られていることも、翼には辛い。まるで、ゴールに磔けにされているかのように思えて、翼はもがく。
「そう言ってても締め付けて来てんぞ」
「あ…ううっ」
全国大会で、同時優勝になった時に、固い友情で結ばれたはずだった。サッカーと勝利に対する執念は強いが、それだけにある意味では誰よりも近い存在とまで翼は思っていたのだ。
「う…あっあっ」
引き攣る粘膜をこするように、ピストンは続く。翼の中に痛みを打ち込む日向は、もはや恐怖以外の何者でもなかった。
「いくぞ、翼ァ!」
大量に放たれた日向の精液は、翼の太ももをつたい、白く汚していく。どろっとした濃い液が流れる間に、翼の柔らかい頬を透明な涙が濡らした。
だが、日向が離れても翼が解放された訳ではない。好きなだけ犯せるよう、翼はこのまま吊られ、放置されるのだ。
既に、コーチの一部もこの性欲処理場を利用するようになっていた。日本では、全サッカー少年の憧れとなっている大空翼を思うがままに犯し、泣かせること
に、興奮は収まらない。
「いや・・・だああっ」
ネットに吊されたままの肉体は複数に貪られ、叫び声すらかき消された。
翼はピンクのエプロンを着けさせられて、椅子に座る相手の股間に顔を埋めていた。他の同い年に比べて童顔の翼には、フリルのついたエプロンもさほど違和 感がない。
「もっとしっかり舐めるタイ」
頭を押さえつけられて、強引にくわえさせられる。次藤の巨大すぎるチンポに、顎がガクガクして、外れそうな翼だが、許されない。
「ほら、しっかり飲み干せ」
「もう…お腹がいっぱいで」
ひざまずいたまま、上がってくるゲップを堪える。
「うええっ」
喉まで上がってくる吐き気に耐えて、翼は舌を動かす。後ろに突き出さされた筋肉質の尻には、何かのコネクトが付けられ、白い尻尾が伸びている。時折切なそうに腰をくねらす動きは、ギャラリーを楽しませていた。
「犬、もっと舌使え」
翼の頭は押さえ付けられ、辛さで体をよじるたびに、尻尾は揺れた。
「こっちだけ見てたら、女の子みたいだな」
グラウンド上ではチームの中心の翼だが、グラウンドを一歩出れば、玩具扱いだった。顔や髪に精液をまき散らして汚され、青臭い臭いにまみれたまま、翼は奉仕を強いられていた。
「あの翼がこんなことしてるなんて知ったら、大騒ぎになるんじゃないか?」
三連覇を成し遂げた翼は、押しも押されぬ中学サッカーのスターである。その翼が、こんな恥ずかしい姿で奉仕していることに、翼に敗れた者や翼に無能扱いを受けた者の自尊心は満足を覚えていた。
「ほら、早くしないと、また入れるぞ」
「い、いやだ…」
巨根に連日痛められた翼は、肛門裂傷を起こしていた。歩くだけでピリッと痛む状態で、サッカーをするのは無理がある。手加減してくれるように頼んだ結果がこれであった。
「じゃあしっかり抜いてくれ」
頭ごと股間に押し付けられて、翼は完成された肉体からは想像できないような柔らかい舌を使う。疲れて、唾液も出にくい状態で、精液に焼けた喉もひりひり痛む。
「手でもまだいけるだろ」
空いた手にそれぞれちんこの重みがかかる。
「ぶばっ…」
咳込みながら、翼は奉仕を続けた。

辛い奉仕の甲斐あって、翼は次の試合のベンチに入れることになった。
ベンチに入った翼は、仲間達の練習試合を一心に応援した。だが、応援虚しく全日本は負けた。観衆が地元チームの勝利に喜び勇んでいる中を、翼は駆け、たった一人でゴールを決めた。
「お願いだ」
石崎は土下座をして、翼を試合に出してくれるように頼み、チームのメンバーは
それを許した、かに見えた。

「じゃあ、翼くんに一つ課題を出すよ」
三杉の言葉に、翼は体を固くする。今まで、何度も大変な目に合わされてきた。
全身くまなく汚濁にまみれ、けがされたことが胸に蘇り、翼は息を飲む。
「この道をドリブルして三周してくれたまえ」
翼に手渡されたのは、この街の地図だった。確かに距離は長いが、翼にはそれほどの負担ではない。
「やるよ、俺!」
もう既に日は陰り始めていた。

翼に与えられたのは、全日本のユニフォームだったが、袖はひきちぎられ、上着の丈は短くなっていた。鍛えられた腹筋をあらわにし、ヘソまるだしの翼に、更なる過酷な仕打ちが待っていた。
「こんなのイヤだっ」
翼のゲーパンはお尻に食いこまされ、Tバック状にされた。ブリーフも許されていない為、筋肉質の割にムッチリした尻肉は隠されてもいない。
「でも試合に出たいんだろう?」
「さあ、お前のドリブルを見せてみろ」
大きく蹴り出されたボールを追って、翼は走り出した。

「なあ、あれ昼間の奴じゃねえか?」
「本当だな。あのドリブルは忘れねえ」
「おい、こんな時間に一人だぜ」
「…しかもこんな道を。知らないぜ」
それほど経たない内に、近隣で噂が立った。地元チームに恥をかかせた日本の子供が、一人きりで走っている、と。
いつの間にか集まった群集の一人が、足をかけたのはその時だった。

普段の翼なら、簡単に回避できたに違いない。だが、むきだしの尻や腹を気にしていた分、少し反応が遅れた。
「あっ!」
転んだ翼はそのまま路地裏に引きずり込まれた。運動したてで、血色の良い肌は汗ばんでいる。何より、ユニフォームと呼ぶにはあまりにも露出の激しい服装に、一人きりでいる翼は無防備だった。
「何だ、こいつ…」
「イカレてるのか?」
男達が目を疑ったのも無理はない。だが、それはあくまで一瞬だった。
「助けてえええっ!」
翼が悲鳴を上げる。翼の顔は恐怖に引きつっていた。羽交い締めにされ、地元チームを抜き去った黄金の足を持ち上げられたかと思うと、ゲーパンをずらされた。翼の尻に慣れた、それ以上の痛みが走る。焼かれるような激痛に、翼がたまらず叫ぶ。
「ぎぃああああ」
目からは涙が噴き出す。それでも、腰に当たる痛みはいっそう荒々しくなる。
「日本のエースの割にざまぁねえな」
「いだ…イイイ」
声にならない声で翼は呻く。全身を破壊するような鋭い痛みに、翼は白目をむいている。
「何だ、慣れてるみたいだな」
外国人の大人に囲まれながらも、翼のちんこは縮んではいない。むしろ、びんび
んに反応して、先走りを垂れ流している。
「でも、さすがによく締まるぜ」
「じゃあ次の順番を決めないとな」
「ひ、ひぐうう」
分からない言語が頭の上でまくし立てられる。翼はその恐怖に戸惑いながらも、必死でもがく。
「チームの仇だ、くらえっ」
「あううううっ」
強く腰を打ち付けられ、翼は呻いた。容赦のない責めで痛みは増し、翼はあえなく倒れ臥した。
力のない翼の体は地面に押さえ付けられ、ゲーパンが裂かれた。肉棒の引き抜かれた肉穴は血がにじみ、収まり切らない精液がドロドロと太腿を汚した。鍛え上げられてはいるものの、小柄で童顔の翼はこの地では年よりも随分幼く見え、その少年をどろどろにけがすことに、一同は興奮を覚えた。
「次は俺だ」
ガチャガチャ、とファスナーの音を立てながら、一人が出て来る。既に血まみれ
の肛門に白い巨根が強引にねじ込まれ、意識を失いかけていた翼が呻く。
「あがががああ」
グチュっと前の男の精液が、音を立てる。激しい責めに痛みが増し、翼は身をよじるが、その自由すら奪われる。両手にペニスを握らされ、口を塞がれてしまう
。言葉も分からない異国で、知らない人間に輪姦される恐怖に、翼は震えるしかない。
「もっとやってやれ」
精液と涙と汗に汚れた顔が、地面に這わされて、泥にまみれる。日本を出発した時の誇りも自信も、その顔からは失われていた。

数日後、全日本Jrユースでキャプテンまで務めた大空翼という少年が、行方不明になった事件について調査が行われた。彼が深夜、一人でランニングをしていた姿は目撃されていたものの、その後の足取りは杳として知れない。