うちに着くまでが合宿だ編

電車の中で、翼は顔を赤くしていた。
他の部員達が制服姿なのに対して、翼だけはそれを許されず、ユニフォーム姿である。しかし、その肝心のユニフォームシャツは昨日、汚された状態で、トレーニングパンツを直ばきなのはいつもの通りである。
「うっうん…」
しかも、つり革に掴まっている翼の両脇や後ろからは、そのトレーニングパンツの中に手が差し入れられていた。半勃ちのちんこの先をくちゅくちゅと音を出させる手に、尻の穴をほじくり返す手、尻を執拗に揉む手に、乳首をつねり、先をこりこりくじる手。太ももを這い回る手に、口の中を蹂躙する手。複数の手に加えて、時々、目の前の座席に座った三年補欠に、ちんこに蹴りを入れられる。これまでとは違い、人目についてしまう大胆な行為に、翼は必死で声を押し殺した。
「翼、こんな状態で感じてるのか?」
「乳首立ってきたな」
「翼、ケツが濡れてきてっぞ」
卑猥な言葉で更に責められて、翼は恥ずかしさでいてもたってもいられなくなる。最近流行し始めたハーフパンツとは違い、南葛中のトレーニングパンツは短くて、薄い。スポーツをしているせいで、高校生にも見える体格の上級生達に囲まれ、小学生のような翼がもてあそばれている光景は淫靡だった。
「あっうっ」
カウパーが漏れて、トレーニングパンツの前にシミを作った。それでも、集団痴漢行為は留まることを知らない。
「だ、駄目、です」
トレーニングパンツを無理に引っ張り上げられ、尻に食い込まされて翼は呻いた。刺激を与えられたせいで、ちんこも完全に勃ってしまっている。薄いパンツを通して、形すらはっきり分かるほどだ。
「じゃあ、大声で助けてって言ってみろ」
ぱんぱんにテントを張ったちんこを蹴られ、翼は涙目になった。そんなことをすれば、男のクセに痴漢行為をされる自分が恥ずかしいし、何よりこの無防備な格好をしている理由を説明しなければならない。
「やっぱり喜んでんだろ」
「いっひゃあっ」
ずぷっと尻に指を差し入れられ、翼は声を上げた。翼の周囲を取り囲む人壁で、他の者からは見えないと思っていても、いつ人に見られてしまうかと思えば、翼の心は落ち着かなかった。ユニフォームを着たまま痴漢されているのも、恥ずかしい原因の一つだった。
だが、身体中いじくられても、それ以上のことはできないだろう、と翼は高をくくっていた。実際に、トレーニングパンツの裾をめくり上げられるまでは。
つり革にぶら下げられたまま、トレーニングパンツの裾から侵入した肉棒に、翼は突き上げられた。
「いっ、ぬ、抜いて!」
公共の場である電車で、つり革に腕ごと嵌めるようにしてぶら下げられ、学校名も名前も分かるユニフォーム姿で、尻穴を犯される。想像もつかないことに、翼は焦った。翼が困れば困るほど、嫌がれば嫌がるほど、踏みつけたくなる人間ばかりだということを、翼は分かっていなかった。
「気持ち良いぜ、翼」
「ぬああっ」
ぶら下げられて不安定な身体を、無理やりにこじ開けられて、翼が悲鳴を上げる。公衆の面前での恥辱的な姿勢もさることながら、電車の振動がいつもと違う快感をもたらしていた。
「なんだ、翼は電車好きか?」
「ち、ちが…んぐぐっ」
急に深く挿入され、翼は苦しげに鳴いた。
「おっうっ」
「んっ、中はやめ…あうっ
のしかかる三年の息が荒くなったことに気付き、翼は精一杯抗うものの、ずっぽりとくわえ込まされたチンコから逃れることは不可能だった。
「い、ああっ」
指の跡が残る程強く掴まれ、翼はまた汚された。力を緩めれば、簡単に飲み込まされたザーメンが出てきそうで、翼は吊り下げられたまま、必死で耐えた。
「あぐっ」
次の二年は翼の尻が開いて間もなく、トレーニングパンツをひき下ろした。子供らしい可愛らしい尻とちんこがぷるんと揺れる。
「誰かに見つかっちゃう…」
怯える翼に覆いかぶさった二年は、すぐにチンコを侵入させた。そのまま、右の太ももを柔らかい膝裏の感触を楽しむように持ち上げて折り曲げる。腰に角度をつけられた翼はあまりの恥ずかしさに息を詰まらせた。電車の中で下半身をあらわにされた上、その格好では席に座っている上級生達に恥ずかしいとこ
ろが丸見えになってしまう。
「あううっ」
開かれて、男根を根元までくわえ込まされた肛門に、ぷりぷりした尻肉に、ふりふり揺れるちんこを上級生達は面白がってつつきまわった。更に突かれる度に、最初に注ぎ込まれたザーメンがかき出され、翼の尻はべたべたになってきた。
「いやぁ、やだあ」
電車の中で与えられる、信じられない虐待に、翼はじたばたするが、それでも、翼のちんこは爆発寸前になっている。
「お前が出せないようにしてやるよ」
二年は言うが早いか、自分の長めの髪を束ねていたゴムで翼のちんこの根元を縛った。思わぬ痛みに翼は身悶えするが、その動きは相手を喜ばせた。
「昨日は六発だったが、今日はどんだけ腹に入るかな」
昨日、六発も直腸に発射され、我慢させられたことを思い出して、翼は青ざめた。ここであんなことになったら、と思うと背筋に悪寒が走った。

我慢させられたのも地獄のようだったが、その後そのザーメンを強制的に出さされたのも、辛かった。ユニフォームに、腹を踏みつけられて、排出させられた翼を、部員達は侮蔑の眼差しで取り囲んでいた。その上、ユニフォームからこぼれて、床を汚したザーメンを、翼は舌で舐め取らされたのである。

土足で歩く床にシミを作っているのは、尻穴から出されたばかりで、湯気の出そうなザーメン。

床を這いはしたものの、舐めることを躊躇する翼に、三年補欠がスパイクのまま蹴りを入れた。尻の割れ目にぐいぐいとスパイクの底を押し付けられて、白い尻が泥にまみれる。翼は落とす涙でかえって床を汚しながら、床を舐めた。
「く、口でしますから、中は許してください」
少し前までは、天才サッカー少年として、栄光に満ち溢れていたとは思えない言葉で、翼は哀願した。
「よし、その代わり全部飲めよ」
翼は青ざめたまま、頷いた。

ドアのすぐ横で、翼は立ったまま犯されていた。ドアの側に立つ部員の股間に顔を埋め、チャックだけ開けた状態のチンコを口いっぱいに頬張り、二つ折れになった姿勢で、後ろから両手をつかまれて後庭を激しく突かれていた。ユニフォームのシャツを着てはいるが、幼い下半身むきだしの状態で、人に見せられる姿ではない。翼はその状態で、電車に乗ってから既に、十人の相手をさせられていた。
十人分の精子を飲まされて、翼の口周りも白く汚れ、ざらついた口の中は気持ち悪くてならない。腹の中もザーメンでいっぱいになっていた。それでも、拒んだが最後、どんな目に合わされるか、翼はよく分かっていた。
「んんっ」
口の中に発射されたザーメンを翼はいやいや飲み干した。精液臭いげっぷが出る度に、嘔吐感も一緒に上がってくるのを、何とか堪えている状態だ。
「よし、翼、顔を上げろ」
口を塞いでいた先輩が離れるのと同時に、翼の尻の穴を使っていた中杉は翼のユニフォームシャツをめくり上げた。そして、翼に突き刺したまま、軽い身体を抱き上げ、ドアのガラスに押し付けてしまった。
「ひあっ」
冷たいガラスに、顔はおろか、シャツをめくり上げられた胸まで押し付けられて、翼は嫌がった。中杉の巨大なもので変形した腹も、ガラスにくっつく。
「もうすぐ駅だからな」
いくら乗降の扉は反対側だとはいえ、急行の止まるような駅には複数のホームがある。ひしゃげた顔や裸の胸を押し付けられていたら、何をされているかすぐに分かってしまう。青ざめる翼の身体を更にガラスに押し付けて、中杉は翼の中をえぐる。
「や、やめてぇ」
ドアに押しつぶされながら、翼は弱々しく鳴いた。ガラスの冷たさに、どんどん理性が戻っていく。恐怖に歪む翼の鳴き声に、中杉はにやにやしながら、壊さんばかりに、腰を打ちつけた。射精が出来ない翼であるが、ちんこの付け根に結わえられたゴムをはちきれんばかりにして、翼はあえいだ。
「~やまぁ駅~、お降りの際は…」
はっきり聞き取れないアナウンスの後、電車はゆるやかにスピードを落とし始めた。
「!」
通り過ぎる乗客の驚きに満ちた顔を、翼は確かに見たと思った。電車がホームに着く寸前、中杉は押さえ込んでいた手で、翼を扉の下側に押し込んだ。
「はあ…」
安堵の息を漏らす翼だったが、中杉は抜いたチンコをその顔に押し付け、汚濁をぶちまけた。髪に白い汚濁をつけたまま、翼は駅のトイレに駆け込み、泣いた。

学校に帰り着き、他の一年部員達が帰宅しても、翼には自由も安静もなかった。部室に連れて行かれるとすぐに、今日の日課を要求された。

臭いがこびりつき、汚れの落ちきっていないユニフォームのパンツを脱いで、翼は机の上に座らされた。周囲を取り囲まれたまま、皮の剥け切っていないちんこを無理やり覚えこまされた手つきでこすりつけ、剥く。
「はあっはあっ」
自分で涜したこともない幼いちんこを人前で擦り上げるよう強いられてはいるものの、優しくしごく気持ちよさに、翼の手は止まらなくなる。上級生達の強引な手に快感を強いられるのは気持ちは良いが、最初は痛い。それに比べて、自分の手は気持ちよかった。思わぬ快感に、翼の息は激しくなり、唇が開いていく。
「ンンっ」
あさましい姿を見られることに、翼のちんこはすぐに膨れ上がっていく。いけないと分かっていても、恥ずかしいと思っていても、翼の手は止まってくれない。
手が止まらないよぉっ!心の中で叫びながら、翼はちんこを擦った。
「人前でマスかいて恥ずかしくねえのか?」
「このエロガキが」
罵倒はかえって、翼の頭を行為に没頭させる。だんだんと激しくなったグリップに、翼のちんこはまもなく爆発した。
「はぁあああ」
息とともに、残り汁を擦り出す翼だが、それ以上息をつくことは許されなかった。

今日の翼の相手は三人だった。
「じゃあ、俺はケツを使うぜ。今日の当番を楽しみに、昨日から溜めてたからな」
「俺は口な。へへ、頭からぶっかけてやる」
顔前で相談を始める二人に、翼は不安になった。二人とも、性格が荒く、性欲も強い。そして、最初から翼の陵辱に参加していたメンバーだった。初めて貫通され、まだ不慣れの翼を、逆立ちさせたまま上から犯したのも、このうちの一人だった。跨がれた状態の翼は必死に足にしがみつきながら、そのひどすぎる性交に耐えたのだった。
そして、もう一人は顧問の教師だった。サッカーの経験がない分、口出しはしないが練習をいつも見守っている顧問が、昨日の裸練習の時に限って不在だったことの理由を、翼は初めて知った。ユニフォームをずらし、オナニーをしながら、いつもの台詞を言わされた翼を見ながら、顧問はにやにやと笑っていた。
座った二年の上に乗るように言われて、翼はほぐした尻の穴を自分の指で押し広げた。ほんの数週間前まで、ピンク色で小さく慎ましやかに窄まっていた翼の尻の穴はいまや黒ずみ、更に赤くただれていた。油断すればすぐにまた血の出てくる傷を気遣って、翼はそろそろと腰を下ろそうとした。しかし、二年補欠は翼の腕を掴むと、強引に自分の方へ引き下ろした。腕をとられた翼が足で踏ん張ろうとした瞬間、足元にいた顧問が、翼の足を引っ張った。
「いぎぃっ」
翼の口からは、言葉にならない悲鳴がほとばしる。自分の体重で身体をめりこまされる痛みに、翼はもがいた。開いてしまった傷からは、血が出ているに違いない。
「ぐはっ」
それでも、無理やりにこの行為に慣らされてきた翼の尻穴は、二年のチンコを根元まで受け入れた。苦痛と、前立腺からもたらされる快楽に、翼の顔が歪む。
「あ…うっ」
声を上げていた翼の声が不意にくぐもる。もう一人の二年が翼の口に醜いチンコを銜えさせたのだった。顎が疲れても、何回も奉仕を続けられたせいで、翼はこの行為についても従順になっていた。
「う…ううっ」
苦しい程痛気持ちいい肛門からの刺激に突き動かされながらも、翼はじゅぷじゅぷと音を立てて、フェラチオをした。鈴口に舌を絡め、口いっぱいに頬張った怒張を吸い上げていく。
「そろそろ、わしも仲間に入れてもらおうかな」
年配の顧問は、さっきから掴んだ翼の足を嬉しそうに撫でている。
「翼の足は臭いなあ」
先程足を引っ張った顧問は、サッカーストッキングを履いたままの翼の足の裏に顔をくっつけんばかりにして、臭いを嗅いでいた。
「うわ~、変態ですね、先生」
翼の口や尻を犯す二年達が呆れたように言う。スパイクを履いて、何時間も経っている足の裏が臭くない筈ないのだ。しかし、二人の見る間に、顧問のチンコはむくむくと大きくなった。
「翼、足の裏でしごいてくれ」
気味の悪い命令に、上下から串刺しにされ、思考能力の薄れた翼は意味も分からぬまま、従った。足の裏を擦り合わせるように、両足の裏に挟まれたチンコを
撫でると、引き締まった足首やふくらはぎを撫でられる。
「むむぅ」
二年のチンコを銜えたまま、翼が呻いた。シンガードも外され、無防備な足を撫で回されて、恥ずかしさは限界に近かった。
「じゃあ、出してやるぞ」
「うぐぅ」
一番先に達したのは、翼の尻を掘っていた二年だった。尻肉をつかまれ、容赦なく直腸内に注ぎ込まれた精液に、翼の気分が悪くなるのも束の間、続いて口で奉仕をさせていた二年が達し、望み通り、翼の顔をめがけて射精した。髪から顔中を白いスペルマまみれにされた翼は、むせ返るような臭いと、鼻に入ってきた精液に辛そうに顔を歪めた。
最後に残ったのは、自分の逸物を翼に足裏でしごかせている顧問だった。しかし、その息は既に荒く、絶頂が近付いているのは間違いなかった。
「じっとしていろよ」
顧問はそう言うと、翼の右足のサッカーストッキングに手をかけた。無理やり手を入れて広げるようにしてから、自分のチンコを中に入れた。
「先生、やめてくださいっ」
中でふくらはぎにチンコを擦り付ける顧問に、翼は恐くなった。顧問が引っ張る分、確かにゴムは伸びたが、窮屈であることは変わりない。贅肉のついていないふくらはぎは、そのあおりを食らって、一部が痛い程食い込んでいる。
「翼っ翼」
太く枯れた声で翼の名前を連呼して、顧問は果てた。白いサッカーストッキングの中に大量の精子を吐き出され、翼は不快感に襲われた。
「いやあっ、気持ち悪いよぉ」
連日のように犯され、性的な玩具として扱われていても、泣き叫ぶ翼の声は幼い。

「じゃあ先生、俺も失礼します」
先日翼を素股で犯した三年がたまらなそうに駆け寄る。翼の左のサッカーストッキングをずらすと、足首近くで、細くなっているところまで下げた。そして、そのたわんだ布地の中に自分の勃起したチンコを入れたかと思うと、素早く中に放った。タイトな部分とは違い、たるませたことで、精液はサッカーストッキングの中の方にたまってしまった。
「い、やだぁっ」
翼は首を振って、泣き叫んだ。

「おい、翼」
三年補欠に呼ばれた翼は、痛む全身を気遣いながら、そろそろと動いた。更に数人に精をかけられ、身体中から生臭さをまきちらす翼に、三年補欠は残酷な台詞を言い放つ。
「先生がせっかく下さったんだ。お前そのまま帰れよ」
黒い髪のあちこちに、精液の塊が付着していた。尻の部分だけをずらしたに過ぎないユニフォームはそこらじゅうザーメンがまき散らされている。その上、サッカーストッキングまでザーメン漬けでは、どんな鈍感な人でも、翼の正気を疑うだろう。
「そんな…」
だが、制服の入っているロッカーは上級生達の後ろである。下手に逆らっては、どんな目に遭わされるか分からない。翼は諦めて、家に帰ることにした。

南葛中からの帰り道には暗い場所が何箇所もある。いつもクラブの終わった後に、居残りをさせられ、犯されている翼であるが、いつもはそう暗い道は通らない。しかし、ザーメンに頭からつま先まで汚された翼は、今日だけは裏道を通ることにした。
「大空翼くんだね」
「はい、そうですが…うっ」
公園の前で声を掛けられ、思わず返事をしてしまった。おかしい、と思ったときには遅かった。スタンガンを当てられた翼は車の中に運び込まれていった。